ノースフェイスのレインウェアは通気性が高く、おしゃれなデザインで登山で使うウェアとして人気を集めています。
今回はそんなノースフェイスのレインウェア「FLスーパーヘイズジャケット」、「FLドリズルジャケット」に注目してみました。
レインウェアの必要性
レインウェアは登山の三種の神器(登山靴・ザック・レインウェア)の1つとされ、日帰り登山でも必ず持つべき道具とされています。
登山用レインウェアはゴアテックス素材がいい?
登山用レインウェアはゴアテックスが凄いと聞いたことがないでしょうか?
ゴアテックスは、防水性・透湿性・防風性を持つ軽量な画期的素材だからです。
ノースフェイスのレインウェアは、さらに登山に優れたウェアのために、独自開発した「フューチャーライト(FUTURELIGHT)」という防水透湿素材で作られています。
ゴアテックスのような高い防水性を持った上に高い通気性能を持ち蒸れないといった特徴があります。
防水性はゴアテックスの方が優秀なものの、通気性はフューチャーライトが優れていると言われています。
ノースフェイスのおすすめレインウェア
今回は主要レインウェア2つ「FLスーパーヘイズ」と「FLドリズルジャケット」を比較してみました。
FLスーパーヘイズ | FLドリズル | |
価格 | △4万円前後 | ◎3万円前後 |
重さ | 〇390g(Lサイズ) | △450g(Lサイズ) |
ストレッチ性 | ◎ | △ |
耐水性 | ◎ | ◎ |
通気性 | ◎ ポケットがベンチレーション代わり |
〇 ベンチレーションはなし |
耐久性 | 〇 | ◎ |
メーカー小売希望価格の価格差はありますが、amazonや楽天などの価格は時期によりますが大きく開いていないので、自身の登山スタイルと合わせて検討すると良いです。
どちらも袖口のベルクロでフィット感は調整できます。
両者を比較すると、FLスーパーヘイズジャケットが全体的に性能が高いです。一方で生地が薄い分、FLドリズルジャケットの方が耐久性は高めになります。
価格はFLドリズルジャケットの方が安いですが、私の意見としては、ハイシーズンの登山は蒸れを感じる場面が多く、通気性の高いFLスーパーヘイズジャケットの方が魅力的に感じます。
他メーカーのレインウェアとの比較
やはり魅力的なのは圧倒的な通気性能の高さです。
逆に言うとここに魅力を感じないのであれば、ノースフェイスのレインウェアである必要がないと考えています。
もちろん、ノースフェイスのレインウェアはおしゃれで街着としても使いやすいので、デザインが気に入ったのならモチベーションを上げることができるので、選ぶべきです。
ノースフェイスのレインウェアで防水性を重視した場合は、オールマウンテンジャケットが1年通して使えるので人気です。
他に候補になるものは、コスパの高さを求めるなら、ミレーのティフォンストレッチジャケットになりますし、防水性の高さを求めるなら、ファイントラックのエバーブレスフォトンあたりが候補になります。
合わせて検討したいですね。
フューチャーライト素材のレインウェアの失敗例
本記事で紹介しているノースフェイスのフューチャーライト素材のレインウェアは、防水透湿性能が魅力のレインウェアです。
よくある失敗として、防風性も欲しいのに、このレインウェアを選んでしまうことです。
蒸れが気になる夏季にはこの上ない性能を発揮します。
風の強い稜線歩きや冬季の使用を視野に入れるなら、重ね着が前提となります。
蒸れないのは良いけど、風が強いときには防寒着と合わせて使うレインウェアなのね
行動時に下に着るには、ダウンジャケットは暑すぎるのでNG、フリースや化繊ジャケットから検討すると良いです。
予算がつかないなら、ワークマンの格安フリースでも大丈夫です。
但し、冬季も使う想定なら防寒着は防風性・保温性の高いものを選ぶ必要があります。
防寒着については以下の記事が参考になります。
ノースフェイス:FLスーパーヘイズジャケット
FLスーパーヘイズジャケットは、軽く通気性がとても高いジャケットです。
選ぶメリットはとにかく蒸れがない快適な登山ができること
デメリットは、高い通気性を活かすには、防寒着やレイヤリングの知識が要ることです。
価格:39000+税
重さ:390g(Lサイズ)
汗をかきやすいトレランや軽量ハイク(ULハイク)で使いたい人におすすめです。
ハーネスを装着してもずり上がらないように、長めの裾丈であることから、クライミングにも向いています。
クライミングで使う場合はビレイ時は肌寒く感じることもあると思いますので、防寒着は合わせて用意したいです。
気になるところとしては、やはり通気性が高すぎるところを上手く扱えるかどうかです。性能がとんがっているので、初心者には向かないレインウェアと言えます。
初心者にはFLドリズルジャケットの方が価格も安く、扱いやすいです。
また、これはどのジャケットにも共通しますが、ジッパーにも防水性がある止水ジッパーが使われているので、ジッパーが硬くて開閉しづらいといった点があることは認識しておきましょう。
ポケットがベンチレーション代わりになりますが、ベンチレーションとして使った場合は中にものが入れられない点も注意。
サイズ感目安
身長170cm,60kgでMサイズ(Sサイズもありだが中に着るには余裕なし)
身長180cm、バスト98cm、ウェスト85cmでXL ミドルウェアを着る余裕あり
ノースフェイス:FLドリズルジャケット
選ぶメリットは、耐久性が高く性能のバランスがとれており、扱いやすいことです。
選ぶデメリットは、飛びぬけた性能がないことです。
ベンチレーションはないですが、他メーカーと比べると通気性は高めで快適登山が楽しめます。
サイズ感目安
身長170cm,70kgでMサイズ
まとめ
FLスーパーヘイズジャケットは、ハイシーズンの快適登山に
FLスーパーヘイズジャケットは、快適登山を追い求める人におすすめで、デザインもおしゃれなので、登山以外でも使いやすいレインウェアになります。
FLドリズルジャケット
FLドリズルジャケットは、とびぬけた性能はないものの、価格が安く、バランスもとれた使い易いレインウェアです。
通年で使用できるオールマウンテンジャケット
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