パタゴニアのR2シリーズは、万能ミドルレイヤーのR1シリーズの保温力を高めたモデルで、雪山や残雪期の寒い時期の登山はもちろん、デザイン性の高さから街中でも使える最強のミドルレイヤーです。
今回はそんな、パタゴニアR2シリーズについて記載していくので、雪山での保温着を選ぶ時の参考にしてくださいね。
雪山で使うなら最強ミドルレイヤーのR2です
最強ミドルレイヤーとして評価が高いパタゴニアの「R2」シリーズ
ミドルレイヤーとして評価が高いパタゴニアR2シリーズ。
ここでは、最強の理由の1つである暖かさについて記載します。
どのくらい暖かいの?
R2シリーズの生地厚は中厚手で高い保温力が魅力の1つ。
理由は、R1シリーズで最も保温力の高いR1サーマルとほぼ同じ生地を、2枚重ねして使っているからです。
冬の登山など気温の低い場面での使用には、R2シリーズが向いていることがわかりますね。
人気の理由であるテクニカルフリース「R2」の3つの特徴
ここでは、R2シリーズの特徴について記載していきます。
夏場の高山での防寒着などオールシーズン使える
R2シリーズは、気温が一桁前半になることもある、夏場の高山での防寒着にもってこいです。
特に、テント泊や小屋泊などの朝晩は活躍する場面も多いです。行動中は薄着の場合も多くなるので、宿泊時や休憩時の防寒着としてR2が1枚あれば安心です。
R2シリーズはアウターとしても使いやすくなっています。
行動着で通気性が高いのに保温性もあるため、冬山で活躍
保温性の高いR2シリーズですが、行動着としても使いやすい特徴があります。
ストレッチ性はもちろん通気性も高いので、気温はマイナスでも汗をかきやすい冬山での行動着に向いています。
生地の表面に撥水加工がされているのも見逃せないポイントです。
コンパクトで着心地が良い
中厚手のR2ですが、コンパクトで着心地が良いのも特徴の1つです。
R1サーマルとほぼ同じ生地の2枚分の厚さはありますが、重さは480gとR1サーマル411gとさほど変わらない重さです。コンパクトなことがわかりますよね。
また、ストレッチ性も高いので、動きやすく着心地が良くなっています。
パタゴニアのR2シリーズのサイズ感
R2シリーズのサイズ感は、プルオーバーモデルを除いてスリムフィットとなっています。
スリムフィットなので、中間着としてとても使いやすいサイズ感です。
公式サイトを見ると、6割の人がサイズ通りと回答しています。
ゆったりと着まわしたい場合を除けば、サイズ通りに選ぶのがおすすめです。
パタゴニアR2シリーズの評判・口コミ
ここでは実際に購入した人のクチコミをまとめました。
実際に購入した人の意見は、購入する時の参考になりますよね。
悪い口コミ
悪いクチコミはほとんどありませんでした。
あったのは、暑すぎるというもので、使う場面によっては、保温力の高さが逆に良くない点になることも。
使うシーンによってはR1シリーズを検討するのもアリです。
良い口コミ
良いクチコミは多く、
・保温力の高さ
・着心地の良さ
・デザイン性の高さ
に満足している口コミが多かったです。
雪山はもちろん、街着としても冬の寒い時期にR2はもってこいですね。
パタゴニアR2シリーズの耐久性・劣化スピード
耐久性、劣化スピードについて口コミを見ると、12年も使っている方や、強度の強さについて良いクチコミが多くありました。
登山で使うなら耐久性の高さは大切。R2なら問題ないですね。
価格は高くても長く使えるならオトクね。
R2シリーズの種類とおすすめモデル
R2テックフェイス ジャケット | R2テックフェイス フーディ | R2テックフェイス プルオーバー | R2ユーレックス グローブ | |
サイズ展開 | XS~3XL | XS~2XL | XS~XL | XS~XL |
素材 | R2 テックフェイス | R2 テックフェイス | R2 テックフェイス | R2ユーレックス |
フィット | スリム フィット | スリム フィット | レギュラー フィット | ぴったり |
ポケット | 胸1つ、ハンドポケット2つ | 胸、ハンドポケット、内側に各2つ | 胸1つ、ハンドポケット2つ | ー |
サムホール | 無し | 無し | 無し | ー |
重さ | 480g | 520g | 480g | 68g |
女性向けモデル | クロスストラタ モデル | 無し | 無し | 無し |
原産国 | ベトナム | ベトナム | ベトナム | タイ |
R2テックフェイス・ジャケット
R2テックフェイス・ジャケットは、フードの無いフルオープンのフロントジッパーを備えた、アウターとしてもミドルレイヤーとしても使いやすいモデルです。
表面は撥水加工され、ザックのウエストベルトと干渉しにくいハンドポケットと、アウターとして使いやすいだけでなく、スリムフィットで滑らかな表面はミドルレイヤーとしても着やすくなっています。
もちろん、保温力だけでなく通気性を備えているので冬山のどんな場面でも使いやすくなっています。
サイズ展開:XS~3XL
素材 :R2テックフェイス
フィット :スリムフィット
ポケット :胸に1つ、ハンドポケット2つ
サムホール:無し
重さ :480g
女性モデル:無し(クロスストラタモデルあり)
原産国 :ベトナム
R2テックフェイス・フーディ
R2テックフェイス・フーディは、テックフェイス・ジャケットのフード付きバージョンで、ミドルレイヤーとしてはもちろん、よりアウターで使いやすいモデルです。
フード付きなので、雪山などでバラクラバのように使うことができ、胸部のポケットが2つあるので、アウターとして使いやすくなっています。
内側にも2つポケットがあり利便性が高いので、R2シリーズの購入に迷ったら、このフーディモデルがおすすめです。
サイズ展開:XS~2XL
素材 :R2テックフェイス
フィット :スリムフィット
ポケット :胸に2つ、ハンドポケット2つ、内ポケット2つ
サムホール:無し
重さ :520g
女性モデル:無し
原産国 :ベトナム
R2 テックフェイス・プルオーバー
R2テックフェイス・プルオーバーは、フードの付いたかぶって着るタイプのモデルで、R2シリーズの中で唯一のレギュラーフィットです。
レギュラーフィットなのでややゆとりがあり、フードもバラクラバのように密着するわけではありません。また、フードは3枚構造でより暖かくなっています。
ザックのショルダーベルトの当たる方部分や、こすれやすい袖口部分に摩擦に強い素材を使っているので耐久性も高くなっています。
R2テックフェイス・プルオーバーはゆったり着たい人におすすめです。
サイズ展開:XS~XL
素材 :R2テックフェイス
フィット :レギュラーフィット
ポケット :胸に1つ、ハンドポケット2つ
サムホール:無し
重さ :480g
女性モデル:無し
原産国 :ベトナム
R2 ユーレックス・グローブ
R2ユーレックスグローブは、ウエットスーツに使われている素材で作られたグローブです。
ユーレックスという天然のゴムで作られていて、寒い状況でも使いやすい保温力を備えています。
外側の縫い目にはシール処理をしてあり、負荷がかかりやすい場所は内側にテープ処理がしてあります。
耐久性も高く、寒さも感じにくいだけでなく、手のひらの部分には滑り止め加工がされているので、鎖場などでも使いやすくなっています。
サイズ展開:XS~XL
素材 :R2ユーレックス
フィット :ぴったり
ポケット :胸に1つ、ハンドポケット2つ
サムホール:無し
重さ :68g
女性モデル:無し
原産国 :タイ
まとめ
R2シリーズは、保温力の高いモデルで、冬山で使うことに向いたモデルです。
R1サーマルに使われている生地を2枚重ねることで保温力を高めているだけでなく、しっかりと通気性も確保されているので、汗をかきやすい冬山の登山でとても使いやすくなっています。
みなさんも、保温性が高く通気性も有り、アウターとしても使えるパタゴニアの最強ミドルレイヤーR2シリーズを着て、冬の山に出かけましょう!
R2は昔はポーラテック素材だったが、現在はリサイクル素材になった
最新のR2シリーズの素材には、リサイクルポリエステルが使われています。
リサイクルポリエステルは、着古されたポリエステルを再利用して作られた素材で、石油などの原材料の削減に役立っています。
R2シリーズの素材は機能の高さだけでなく、環境にも優しい素材が使われています。
「R1」のフリースを持っていないなら、合わせて持っておくと便利
R2だけでなく、R1シリーズのフリースも持っているとより便利です。
真冬の寒い時期にはR2、秋や春など、冬ほど寒くなりにくい場面ではR1シリーズが使いやすいからです。
R2とR1のたったの2種のフリースで、通年防寒着に困ることはなくなります。
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