最近の登山道具は、ザックや調理道具はもちろん、登山靴やウェアなども重量が軽いことを推しているものが多くなっていますよね。
あまり意識していない人は、なんでこんなに軽さを重視しているんだろう、と思う方もいるかもしれません。
ですが、1度で良いので何も背負わずに登山道を少し歩いてみてください。
あまりの楽さにびっくりするはずです。また、日常でも買い物袋を両手にたくさん持って歩くととても疲れますよね。
それくらい重さは疲れや体の負担になります。負担が少なくなれば、いつも登るのに躊躇していた山などにも挑戦できるかもしれません。
また、荷物が軽くなれば小屋泊やテント泊も行いやすくなり、登山の幅が広がるはずです。
今回は、そんな軽量化によって楽に登山を楽しむためのコツについて記載していくので、参考にしてくださいね。
軽量化は間違うと逆につらくなってしまうので、しっかりと知識を身につけて慎重に行いましょう。
タイトル | トレッキングポール | ヘッドライト | ザック | 登山靴 | レインウェア | テント | 寝袋 |
変更前 | カリマー カーボントレッキングポール 420g | ブラックダイヤモンド ストーム400 120g | ミレー サースフェー30+5 1500g | モンベル ツオロミー ブーツ 1190g | ワークマン INAREM AIRレインジャケット 250g | ファイントラック カミナドーム2 1,460g | ナンガ イブキバッグ800 1,120g |
変更後 | グリップウェル カーボンスーパーライト 332g | ブラックダイヤモンド スポット400 78g | サロモン トレイルブレイザー 30 570g | スポルティバ トラバース X4 GTX 820g | モンベル トレントフライヤー 194g | ファイントラック ツェルト2ロング 340g | ナンガ オーロラライト450DX 865g |
軽量化できた重さ | -88g | -42g | -930g | -370g | -56g | -1,120g | -255g |
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心配性な30代男性の方から、登山中の荷物が多くなりすぎてしまうことに悩んでいると相談があった。山仲間から『そんなに荷物はいらない』と言われるとのこと。
私は、荷物が多くてもそれが『必要なもの』であれば、いいんじゃないかと答えた。ただ荷物が重くて登頂できないなら、 軽い道具への買い替えや1つで複数の役割をこなす道具を取り入れれば良い。
簡単に買い替えできるものをまとめてみた それぞれの詳細リンクはリプ欄へ。みんなはもっと詳しいと思うのでぜひ教えてね。
【25g】BRSの軽量バーナー+マッチ
こんなに小さいのに以外にもハードに使っても壊れていない。 着火装置がないのでマッチの携行が必要ですが、着火装置があっても着かない時が怖くて持っていく人が多いから良いと思う。
心配ならマッチにマニキュア塗って防水加工するか、ウォータープルーフマッチを使うと良い
レインウェアの軽量化
レインウェアは毎回持つものだからこそ、 軽量化が効いて来る。複数持って降水確率によって使いわけると満足感があがるのでおすすめ。 雨0%で短いコースなら134gのモンベル:バーサライトジャケットでも十分だろう。パンツも110gと軽い。ただし軽いほどポケットがなかったり、パーツが省略されていて、いざ雨の時着ると不快になりがち。
ザックの軽量化
優先度としては一番最後。 他を軽量化していないのに先に軽くすると、肩が痛くなる。 いや、痛くなるなんてもんじゃない。痣になる。
水の軽量化 登る山域によっては浄水器を使って水の現地調達を取り入れられる。 ただし、水情報は最新情報を確認すること。いざ枯れていたでは後悔する。 人の出入りが少ない山域では避けた方がいい。 沢で水くむと虫が入るときがあるので、そのまま飲むのに使っている。
あたりまえだけど荷物の軽量化だけでなく、体の軽量化やトレーニングも大事。でもすぐに強くはなれないから、次の山行に間に合わない人は試してみよう。
なぜ登山で軽量化が重要なのか?
なぜ軽量化が重要なのかですが、先ほども記載しましたが、体に負担をかけずに楽に登山を行うことができるからです。
楽に登山ができれば、体力低下による注意力の低下や転倒が減り、安全に登山を楽しむことができます。
また、ペースも上がることが多いので、いつも登れなかった山などにも挑戦でき、登山できる山の幅が広がります。
荷物が軽くなれば、小屋泊やテント泊もできるかも
登山軽量化によるメリット
ここでは軽量化のメリットについて記載していきます。
荷物が軽くなることで登ることができる山が増える
荷物が軽くなると、体への負担が減りいつもよりも楽に登山を楽しむことができます。
体への負担が減るので、いつもよりも難しい山にも挑戦しやすくなります。
もちろん無理は禁物ですが、挑戦できるかも、といつもあきらめていた山も選択肢の1つになるかもしれません。
最近登る山がワンパターン化してきたな、という方は軽量化を検討してみましょう。
必須装備が軽くなることで楽しむための道具を増やすことができる
それ以外にも、いつも持っていく荷物が軽くなれば、あまり持っていかない道具を追加で持つことができます。
例えば山コーヒーを楽しむセットや、少し凝った食事を持っていく事ができます。
軽量化は、楽しむ山だけでなく、山の楽しみ方も変えることができます。
軽量化を図るうえで知っておきたいこと
ここでは、軽量化をするときの注意点や知っておくべきことについてまとめました。
安全のために持つべきものを持たないのは軽量化ではない
当たり前かもしれませんが、持つべき物を持たないことは軽量化ではないので注意が必要です。
軽量化はあくまでも、いつも持っていく物を軽いものに変更するということです。
以下にいくつか間違った軽量化について記載しますね。
- 雨具を持たない→予想外の雨で低体温症のリスク
- ファーストエイドキットを持たない→怪我の際に困ったことに
- ヘッドライトを持たない→日暮れ後に行動不能に
- 水を少なめに持つ→熱中症で行動不能に
道具は軽いほど高価になる
当然かもしれませんが、道具は軽いほど価格が高くなる傾向があります。
素材や作り方にこだわっている場合が多いからです。
ただ長年使っている道具があれば、それらは買い替えればあまりお金をかけずに軽くすることができる場合が多いです。
例えばザックや登山靴、雨具やクッカーです。これらはあまり買い替えることが無く3年から5年以上使っている、という方も多いのではないでしょうか。
そういう場合は、道具があまり消耗していなくても、最新の道具に触れてみることをおすすめします。軽く使いやすくなっている場合が多いからです。
登山道具は3年から5年に1回見直すことをおすすめします。軽量化や使いやすさが向上していて、より安全に登山を楽しむことができるよ。
軽さのために機能を削ったものが多いので、癖がある道具が多い
特にザックやテントに多いですが、軽量化を前面に押し出したものは、背負い心地や使い勝手などの機能を削ったものが多く、人によっては使いにくいと感じるモデルもあります。
ザックに限りませんが、選ぶ時は慎重になり、ネット上のクチコミやショップの店員さんとよく話して選ぶことをおすすめします。
冬季は軽量化にかかる費用が高額となるため、無雪期に限定した方が現実的
雪山登山を楽しんでる方は、雪山の装備も軽量化しようと思う方もいるかもしれません。
ですが、雪山登山道具の冬靴やアイゼン、スノーシューやウェアなどは高価なものが多く、軽いものとなるとさらに価格が高くなります。
なので、まずは3シーズン用の装備について軽量化を行う方が良いです。
まずは3シーズン用の装備について軽量化を行って経験を積むことをおすすめするよ。
軽量化の失敗談・成功例
ここでは軽量化の失敗談や成功例についてまとめました。
軽量化の失敗例、失敗談
まずは失敗例からです。
口コミとしては少なかったですが、ありがちな例についても記載しました。
- ザックをULタイプにしたらすぐに肩が痛くなってしまった
- テントを軽量な1本ポールタイプにしたら、設営が難しく強風や雨での快適性がいまいちだった
- 食料や水をギリギリしかもっていかなかったので、精神的に疲れてしまった
上記については、比較的ありがちな失敗談です。
以下はマットをショートタイプに変更した方のクチコミです。
マットをショートタイプに変更するのはよくある軽量化の手段の1つです。気にならない、という方もいますが、そうでない場合もあるので注意が必要ですね。
軽量化は少し失敗をしながら経験を積むものなのかもしれませんね。対策としては、購入したら必ず近くの低山や里山で試してから、本番の登山に挑みましょう。
成功例
次に成功例です。
同じもので、材質を変更するというのがリスクが少なく成功への近道です。
- シュラフを化繊→ダウンに変更
- テントマットをウレタン→エアマットに変更
などです。
緊急用のビバーク用カバーを寝袋や防水袋にしている方もいるようですが、初心者の方がいきなりやるにはハードルが高そうですね。
ですが、知識としては知っておきましょう。
軽量化することで、年をとっても登山を楽しめるという意見もありました。軽量化には興味が無くても知識と知っておけば、いつか役に立つときが来るかもしれませんね。
装備の軽量化の進め方
ここでは、実際に軽量化の進め方について記載していきます。
持っている装備の重さを計測する
ここでは「登山開始時のバックパックの総重量」を基本として考えます。
まずは現状を知るために、自分がいつも持っていく登山道具やウェアの重さを片っ端から量ってみましょう。
もちろん、ザックや靴の重さも量りましょう。
重量の計測方法
パックウェイト:登山開始時のバックパックの総重量
ベースウェイト:水、食料、燃料等の消費アイテムを除外したバックパックの総重量
スキンアウト:登山開始時の身に着けているものの総重量
不要なものを減らす
いつも持っていく道具の重さがわかったら、不要なものを減らしましょう。
例を以下に記載します。
- 履かなくてもよいサンダル
- 必ず残る食料・行動食
- ほとんど使わないトレッキングポール
- 念のために持ち歩くサブザック・アタックザック
- 普段使いと同じ分厚い財布
重いものから買い替えを行う
買い替えは重いものから先に見直しましょう。買い替えで特に注意することはザックは一番最後に買い替えすることです。
軽量なザックに重い装備を入れると、サポート力の低い肩紐が食い込んでかなりツライからです。
また、登山靴も荷物が多いうちに軽いものに変えてしまうとソールの硬さが足りずに疲れやすくなります。
基本的には購入したのと逆の順番で見直すことになります。
登山靴の軽量化の考え方
登山靴を軽量化する場合は、少し注意が必要です。
なぜなら単純に軽い靴にしてしまうと、ソールの硬さが足りずに疲れやすくなるからです。
ですので、登山靴の軽量化は荷物の軽量化が進んでから行うようにしましょう。
そのうえで軽量化を行うときは、靴のグレードはそのままに、革からファブリックなど素材を変えることで軽量化を行うと良いです。
靴は少しでも軽くなれば、十分に効果を実感できます。
トレランシューズなどのローカットシューズで大幅に軽量化を行いたい場合は、近場の低山などで練習をしてから本格的な山に行くようにしましょう。
ザックの軽量化の考え方
ザックの軽量化も、ザック内の荷物を軽量化してから行いましょう。
ULザックなど軽量なザックはサポート力があまり高くなく、かえって疲れてしまうからです。
また、選ぶ時はULザック以外のザックを選ぶのも1つの選択肢です。
最新の登山用ザックは、多くのモデルが重さを意識して作られていて、数年前のモデルよりも軽くなっている場合がほとんどです。
中身の軽量化を行ったらワンサイズ小さいザックにするのもおすすめです。
レインウェアの軽量化の考え方
レインウエアは初めに軽量化を行ってよい道具の1つです。
最新の軽量モデルは小さくて軽い場合がほとんどです。
また、選ぶ時はやや快適性は劣りますが2レイヤーの物を選ぶのも1つの手です。
日帰りが多い方は、雨天時に使うことは少ないと思うので2レイヤーでも十分の場合がほとんどです。
食料・調理道具の軽量化
食料・行動食はできるだけカロリーの高いものを持っていきましょう。
グラムあたりのカロリーを意識して選ぶと軽量化をしやすくなります。
また、ナッツや羊羹など食物繊維やたんぱく質が多い食材は腹持ちが良く、効率よくカロリーを得ることができます。
調理道具については、バーナーや食器をチタン製に変更したり、ガスバーナーではなくアルコールストーブや固形燃料にすると軽量化しやすくなります。
そもそも調理の必要がほとんどないアルファ米やカップ麺などにすることで、調理器具を減らしたり、お湯だけで調理できるものなら、登山用の高保温水筒で代用するのも有りです。
【25g】BRSの軽量バーナー+マッチ
BRSの軽量バーナーは着火装置がないので多少不便ではありますが、25gと軽量なのでマッチと共に持つようにすれば大幅な軽量化が可能です。
大勢での鍋料理では火力が足りず時間がかかりますが、ソロの装備なら申し分ありません。
水の軽量化は補給ポイントを確認し、ソフトボトルと浄水器を兼用する
日帰り登山の場合、1日に必要な水を全て持っていく事が多いと思います。
ですが、水場を利用することで大幅な軽量化をすることができます。
水場を使う場合の注意点は、飲み水として使える水か不明な場合が多いことです。また、飲める場合も人によっては生水を飲むと体調を崩す原因になることがあります。
そんなときは、浄水器を使うことでリスクを大幅に減らすことができます。
夏場など水場が枯れている場合もあるので注意は必要ですが、軽量化を行う場合は水場を利用することを検討しましょう。
ソーヤミニに付属するソフトボトルや100円均一のボトルは利用してはいけません。
数回使用するだけで水漏れが発生し、大切な場面で後悔することになります。ソーヤミニの付属ボトルは100円均一よりはマシですが、数回の山行で破損しました。
プラティパスのソフトボトルは長いものは7年くらい使っていますが、いまだに漏れがありません。
服装の軽量化
そして大切なのがウェアの軽量化です。
ウェアは着ていると重さを感じにくいものの1つですが、靴下やズボン、シャツやアウターなど沢山身に着けているので、それぞれを少しずつ軽くすることで、大幅な軽量化をすることができます。
また、アウターなどは暑いときは脱いでザックにしまうこともあるので、重さはとても大切になります。
ウェアを選ぶ時は、機能の他に重量も意識して選んでみましょう。
テント泊装備の軽量化
ここからはテント泊装備の軽量化について記載していきます。
テントをはじめ、寝袋など重たく大きいものが多いので、軽量化を意識して選ぶのはとても大切です。
テント本体の選択が特に重要
テント泊装備の軽量化で1番大切なのはテント本体の軽量化です。
できるだけ軽いモデルを選びましょう。意識して選ばないと500g~1kg位は重たくなってしまいます。
気を付ける点は、ULテントなど1本ポールは設営にコツがいることと、居住性や耐風性など通常のテントより割り切ったものが多い所です。
重量の他に、設営のしやすさや居住性と耐風性など、自分の登山レベルに合ったものを選びましょう。
無理をして軽いモデルを選ぶと、ゆっくり休むことができず登山を楽しめなくなるので注意しよう。
>>【1kg以下】山岳用の超軽量ULテント!軽量さで選ぶおすすめテント
寝袋は高品質なダウン製のものを選ぶ
テント泊で軽量化を意識する場合は、ダウン製の寝袋を選びましょう。
特に800FPなど高品質のダウンは、かなり軽くてコンパクトになります。
やや価格は高くなりますが、軽量化への効果はとても高いものです。
最小限の寝心地となるマットを選ぶ
マットを選ぶ時は、エアマットがおすすめです。
他のマットよりも圧倒的に軽くてコンパクトです。
そのうえで自分に合った厚さと長さのモデルを選びましょう。
マット選びで注意が必要なのは「最小限の寝心地」は個人差が大きいことです。
例えば、Aさんが地面がごつごつする薄いマットでも平気で眠れても、Bさんはエアマットで厚みがないととても眠れなかったりします。
あなた自身の限界をしり、必要な性能の道具を選ぶことが何よりも重要なのです。
>>【使用感レビュー】ニーモのテントマット「テンサー ショート」は240gの超軽量マット
軽量化に役立つテクニックや方法
ここでは軽量化に役立つテクニックについて記載していきます。
体力や技術レベルに合わせた軽量化の取り組み方
軽量化で最も大切なのは、自分の登山レベルに合わせて行う必要があるところです。
初心者や初級者の方:素材を見直す
初心者や初級者の方は素材を見直してみましょう。バーナーや食器類をチタン製にしたり、雨具をゴアテックス製の軽量モデルにすると良いです。
素材を見直すだけで、かなり軽量化ができると思います。また、何か購入する時は機能の他に重さも意識して選びましょう。
中級者以上の方:持っていくものの量を減らす
例えば水など予備の量を減らし、途中の水場で補給することを検討しましょう。
また、休憩時のマットは持っていかないや、トレッキングポールを2本使っている場合は1本にするなどです。また、トレッキングポールであれば、そもそも持っていかないという選択肢もあります。
その他に、靴をトレランシューズなどのローカットシューズにするのもおすすめです。
まずは持っていくものの重さを軽いものに変更する、次に補助的なものは持っていかない、という順序で行いましょう。
中級者以上の方は、登山靴やザックの軽量化はも行ってみよう
おすすめの軽量化アイテム
ここでは、軽量化を行う上でおすすめのアイテムについて記載していきますね。
ウインドシェル
日帰りで雨リスクが低い場合は、レインウェアよりも軽量なウインドシェルの方が適している場合もあります。
レインウェアと、両方持っていれば状況に合わせて使い分けることもできます。
ウインドシェルは1つ持っているととても便利です。
超軽量1000g以下のULザック
徹底的に軽量化を目指すなら、ザックの軽量化は外せません。
日帰り用のデイパックだと1.0kg~1.5kg、テント泊用ザックだと1.5kg~2.5kgのザックが多い中、ULザックはテント泊用でも1kgを切る重さのザックもあります。
詳細は以下の記事にありますので参考にしてくださいね。
テントの代用にもなる「ツェルト」
徹底的に軽量化を目指してテント泊をする場合は、ツェルトを検討してみるのも1つの手です。
テントの場合、どんなに軽量なモデルでも1kg程度はありますが、ツェルトの場合は500gを切るモデルもあるほどです。
その代わりに快適性はテントにかないませんので、割り切って使うことが必要です。
登山者が実践する軽量化のアイデアやコツ
実際に登山者が行っている軽量化のアイデアやコツは色々ありますが、一例を示すと以下になります。
- 水はハイドレーションに入れる
- 夏用のシュラフはシュラフカバーやシーツを使う
- 複数人で登る場合は調理道具などを共用する
まず、水は水筒ではなくハイドレーションと呼ばれる歩きながらストローで飲むことができるシステムを使うことです。水筒が無い分軽量化できます。
夏限定ですが、テント泊をする場合はシュラフではなく、シュラフカバーやシーツで代用します。
複数人で登山をする場合は、調理道具や食料を共用することで大幅に軽量化することができます。例えば3人で登る場合はバーナーや調理器具を1つにして、食料もまとめて3人分用意するなどです。
軽量化は、お金をかけなくてもアイデア次第で色々と行うことができます。
軽量化の例
ここでは、軽量化について代表的な登山道具を記載していきますね。
タイトル | トレッキングポール | ヘッドライト | ザック | 登山靴 | レインウェア | テント | 寝袋 |
変更前 | カリマー カーボントレッキングポール 420g | ブラックダイヤモンド ストーム400 120g | ミレー サースフェー30+5 1500g | モンベル ツオロミー ブーツ 1190g | ワークマン INAREM AIRレインジャケット 250g | ファイントラック カミナドーム2 1,460g | ナンガ イブキバッグ800 1,120g |
変更後 | グリップウェル カーボンスーパーライト 332g | ブラックダイヤモンド スポット400 78g | サロモン トレイルブレイザー 30 570g | スポルティバ トラバース X4 GTX 820g | モンベル トレントフライヤー 194g | ファイントラック ツェルト2ロング 340g | ナンガ オーロラライト450DX 865g |
軽量化できた重さ | -88g | -42g | -930g | -370g | -56g | -1,120g | -255g |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
まとめ
軽量化は、意識しないとなかなか難しいものです。
ですが、ひとたび意識して行えば、多くのメリットがることがおわかりいただけたと思います。
なんといっても体にかかる負担が減り、これまで登ることを躊躇していた山に挑戦できるようになります。また、テント泊や小屋泊を行うハードルも下がり、登山を楽しむ幅を広げることができます。
それ以外にも疲れが少なくなるので、集中力低下による遭難などのリスクも低くなり、より安全に登山を楽しむことができます。
みなさんも軽量化を意識して、より安全に楽しい登山を行いましょう!
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