こだわり派の登山愛好家に人気のブランド、マムート(MAMMUT)。
登山靴の種類も豊富で、どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。
そこで、マムートのおすすめ登山靴を一挙ご紹介!
選び方のポイントやメリット・デメリット、口コミまで解説します。
登山靴の購入の検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね!
マムートの靴ってどうしてこんなに高いんだろう
マムートはもともとは信頼性が非常に重視されるロープメーカーなんだ。
ちょっとの品質低下が命にかかわるから、高品質にとことんこだわったメーカーだよ。
価格は少し高いけど、それ以上に品質が高いから長く使っていて満足できる靴さ
有名な登山家やYoutuberでもマムートを愛用している人も多いね。
おすすめはざっくりこんな感じ!
・軽いハイキングやウォーキング用なら「Ultimate III Low GTX」
・富士登山を目指すなら「Ducan Mid GTX」
・テント泊用なら「Kento Guide High GTX」モデル
・雪山登山用なら「Nordwand Knit High GTX」モデル
大分類 | 中分類 | 商品名 | タイプ |
---|---|---|---|
トレッキング | マウンテンニアリング | Kento Pro High GTX | ハイカット |
トレッキング | マウンテンニアリング | Taiss Light Mid GTX | ミッドカット |
トレッキング | マウンテンニアリング | Kento Guide High GTX | ハイカット |
ハイキング | ハイキング | Ultimate III Low GTX | ローカット |
ハイキング | ハイキング | Ultimate III Mid GTX | ミッドカット |
ハイキング | ハイキング | Aegility Pro Mid DT | ミッドカット |
ハイキング | ハイキング | MAMMUT × hobo Sapuen Low GTX | ローカット |
ハイキング | ハイキング | Ducan Mid GTX | ミッドカット |
ハイキング | ハイキング | Sapuen Low GTX | ローカット |
ハイキング | ハイキング | Ducan Low GTX | ローカット |
ハイキング | ハイキング | Yatna II Advanced High GTX | ハイカット |
ハイキング | ハイキング | Ducan High GTX | ハイカット |
ハイキング | ハイキング | Yatna II High GTX | ハイカット |
ハイキング | ハイキング | Alvra II Mid WP | ミッドカット |
ハイキング | ハイキング | Sapuen High GTX | ハイカット |
ハイキング | ハイキング | Ultimate Pro Low GTX | ローカット |
ハイキング | ハイキング | Mercury Tour II High GTX | ハイカット |
ハイキング | ハイキング | Saentis Pro WP | ハイカット |
ウィンター | Eiger Extreme | Nordwand Knit High GTX | ハイカット |
ウィンター | Eiger Extreme | Nordwand 6000 High | ハイカット |
ウィンター | Eiger Extreme | Taiss Pro High GTX( | ハイカット |
アプローチシューズ | アプローチシューズ | Alnasca II Low GTX | ローカット |
マムートの登山靴の特徴
マンモスのマークが特徴的なマムートはスイスの登山メーカーで、登山靴は見た目にもスリムでスタイリッシュなデザインです。
一般的にヨーロッパのメーカーの足型は細めで、幅広な日本人の足には合わないと言われていますが、マムートの登山靴はその中でも幅広なサイズ感だと言われます。
ゴアテックス採用で防水性が高いのも魅力です。
マムートの登山靴の靴底(ソール)
マムートの登山靴のソールは、ほとんどが世界的なソールメーカー・ビブラム社製です。
中でもマムートの人気モデル・デュカンシリーズのソールには「フレクストロンテクノロジー」という新技術が採用されています。
これはソールの中に内蔵された金属プレートが靴裏からの圧力を足裏へ均等に分散し、グリップ力を向上してくれるというもの。
またねじれも抑える効果があり、不安定な岩場での歩行を助けます。
マムートの登山靴を選ぶメリット・デメリット
では、マムートの登山靴のメリット・デメリットを見ていきましょう。
マムートの登山靴を選ぶデメリット
他のメーカーに比べて、マムートは高いイメージかな
スタイリッシュだから、昔ながらの登山靴のフォルムが好きな人は選びにくいかも・・・
「履いて育てる靴なので一見さんには不向き」って意見もあるので、長い目で見て育てられる人にはいい靴だと思うな〜。
マムートの登山靴を選ぶメリット
マンモスのロゴがかわいいですよね!
シルエットも細身でオシャレだなーって思います!
ゴアテックスを積極的に取り入れていて高品質だよね
愛用者の意見ではグリップ力や疲れにくさを挙げる人もいて、技術力の高さもよくわかるね!
マムートの登山靴の使用感・評判・クチコミ
次に、マムート登山靴愛用者の口コミを見てみましょう。
悪い口コミは正直それほどみられませんでした。
マムートは登山靴の種類が豊富なので、自分の用途にあった靴が見つかると思います!
良い口コミは、ソールの剛性などの高い機能性を評価する声が多かったよ!
総評
マムートの登山靴は高性能で見た目もおしゃれ。
少し値は張りますが、軽いハイキングから岩稜帯を歩く日帰り登山までを1足で楽しむことができるので、コスパ的に悪くなくおすすめできます。
軽い登山靴を探している初心者の方にも、脱初心者の2足目としてもおすすめです。
マムートの登山靴の選び方
では、自分にとってどの登山靴がよいのか、選び方を考えてみましょう。
用途に合わせて選ぶ
やはり用途で選ぶのが一番大事です!
マムートの登山靴は
- ハイキング(低山登山や日帰り登山)
- トレッキング(テント泊や縦走などのハードな登山)
- アプローチシューズ(ハイキングや軽登山にも使用可能)
- ウィンター(本格的な雪山登山)
の大きく4つに分類されています。
自分の登山スタイルと照らし合わせて最適なモデルをチョイスしてくださいね。
マムートのおすすめ登山靴
ではここからは実際にマムートのおすすめ登山靴をご紹介します。
マムートの日帰り登山靴
まずは軽登山から日帰り登山まで使える「ハイキング」カテゴリーのモデルです。
マムート:デュカンシリーズ
今やマムートの登山靴の定番になったと言えるデュカンシリーズ。
愛用者の声を聞いてみましょう。
デュカンはどんな靴なの?
使ってみた感想が知りたいな
登山靴のソールと足裏の内部を支えるシャンク部分、一般的にここには樹脂が使用されることがほとんどですが、この商品はステンレス製の素材を使用しています。
これにより、抜群の安定性を誇る仕様となっているよ。
私はデュカンミッドを選んだけど、
ミドルカットでありながら、しっかりと足をホールドしてくれて、靴底も硬めなので岩稜を歩いても痛くならない。履き心地も快適だったよ。
なかなかマニアックなところを見ていますね。
これを選んだ理由は何でしょうか?
簡単に言うとこんなところですね。
・デザインがかっこいい
・シャンク部分にはステンレス製の素材を使用
・履き心地を重視したシングルタンを採用
・ゴアテックス素材による撥水性を確保
・カラー展開も豊富
何といってもシャンク部分の構造がステンレス製の素材を採用しているのが最大のポイントであり強味です。
これにより、着地時の安定感が高まり左右のブレを防止します。
さらに、ステンレスを波状にすることで、左右の安定性を確保しながら、前後の動きには柔軟性を持たせている。
日帰り登山の定番と言っても良い実力ですね
逆にダメなところも教えてください
気になるところはこんなところです。
・デザインが個性的
・価格が比較的高い
・タン構造がシングルタンが苦手な方は困る
・長期登山にはやや不向き
私が気になったのはこのあたり
・足に馴染むのに時間がかかる(2回目くらいまで、かかと付近がずっと靴に当たってて痛かった)
・靴紐がやや長い
・ゴムの部分が劣化する
・汚れが目立つ
・MAMMUTのロゴの一部が隠れている
以前西日本最大の石鎚山に登頂しました。その際にワークマンで買った登山靴を使用していたのですが、軽量性と機動力はあり、なんとかいけるかと思いましたが、下山の際の安定感に欠けており、大変苦労しました。
再度石鎚山へリベンジ登頂した際にはこの商品を使用させていただき、下山時のストレスが全く感じませんでした。
ワークマンの靴は固い岩場を歩くような靴ではないので、
がっつり登山をするならデュカンの方が良いのは良くわかりますね。
お二人とも共通して岩場歩きでも使えるということなので、
登れる山はかなり広そうです。
一方で履き慣らしに少し時間はかかる傾向があるので、購入したらしっかり慣らしましょう
・デュカン ロー ゴアテックス(Ducan Low GTX)
・デュカン ミッド ゴアテックス(Ducan Mid GTX)
・デュカン ハイ ゴアテックス(Ducan High GTX)
重さ:385g(27cm/片足)
カット:ローカット/ミッドカット/ハイカット
防水性:あり(防水構造:アウトドライ)
タイプ:ハイキング
マムート:アルティメイトシリーズ
アルティメイトシリーズは履きごこちが柔らかいのが特徴です。
ミシュラン製のソールで衝撃吸収力が高く、グリップ力も抜群。
足の負担も程よく軽減してくれるのでたくさん歩く旅行時などにも重宝します。
・アルティメイト スリー ロー ゴアテックス(Ultimate III Low GTX)
・アルティメイト スリー ミッド ゴアテックス(Ultimate III Mid GTX)
・アルティメイト プロ ロー ゴアテックス(Ultimate Pro Low GTX)
重さ:不明
カット:ローカット/ミッドカット
防水性:あり(防水構造:アウトドライ)
タイプ:ハイキング
マムート:サプエンシリーズ
かかとのタブが印象的なデザインのサプエンシリーズ。
このタブを引っ張ることで着脱がスムーズにできます。
靴紐の調整部分が広めなモデルなので、甲高な足にも合う一足です。
・サプエン ロー ゴアテックス(Sapuen Low GTX)
・サプエン ハイ ゴアテックス(Sapuen High GTX)
重さ:480 g(Sapuen Low GTX) / 530 g(Sapuen High GTX)
カット:ローカット/ミッドカット
防水性:あり(防水構造:アウトドライ)
タイプ:ハイキング
マムート:アジリティプロ(Aegility Pro Mid DT)
高い機能性と快適な履き心地で普段履きからハイキングにまで汎用性の高い一足です。
靴紐はスピードレースシステム仕様が採用されていて、着脱がとてもスピーディーにでき足もしっかりとホールドします。
重さ:748 g
カット:ミッドカット
防水性:あり
タイプ:ハイキング
マムート:ヤトナシリーズ
伝統的なトレッキングブーツを踏襲した最新モデルで、数日間のハイキングも大丈夫。
ヤトナ ツー アドバンスド ハイはフルグレインレザー製で見た目にも高級感があり、一方ヤトナ ツー ハイは床ベロア素材でカジュアルなデザインです。
・ヤトナ ツー アドバンスド ハイ ゴアテックス(Yatna II Advanced High GTX)
・ヤトナ ツー ハイ ゴアテックス(Yatna II High GTX)
重さ:680 g(Yatna II Advanced High GTX) / 630 g(Yatna II High GTX)
カット:ハイカット
防水性:あり
タイプ:ハイキング
マムート:アルヴラツーミッドウォータープルーフ(Alvra II Mid WP.T.)
アルヴラツーミッドウォータープルーフはレトロなデザインが目を引きます。ビブラム製のソールは再生ゴム最低30%配合のものが使用され、コルク製フットベッドはリサイクル可能と、履きごこちだけでなく環境にも配慮された一足です。
重さ:440 gカット:ミッドカット防水性:ありタイプ:ハイキング
マムート:マーキュリーツアー(Mercury Tour II High GTX)
マーキュリーツアーは、ハイキングにカテゴライズされている登山靴の中でも高機能なモデルで、日帰り登山から重い荷物を背負って歩くテント泊まで対応します。
足型が幅広なのもうれしいポイントです。
重さ:600 g
カット:ハイカット
防水性:あり
タイプ:ハイキング
マムートの3シーズン用登山靴
次に「トレッキング」に分類されている、3シーズン対応の登山靴をご紹介します。
トレッキング、と聞くとあまりハードなイメージじゃないけど、真冬の高山登山以外はOKのハイスペックな登山靴だよ!
マムート:ケントガイドハイ ゴアテックス(Kento Guide High GTX)
ケントガイドハイは樹林帯から森林限界を超えた岩場まで対応する、高機能な登山靴です。
ビブラム社と共同開発された高機能なソールが使用されており、岩の上を歩く時も高い安定性を発揮します。
かかと部分にはアイゼンを装着するための溝もついています。
重さ:645 g
カット:ハイカット
防水性:あり
タイプ:トレッキング
マムート:ケントプロハイ ゴアテックス(Kento Pro High GTX)
上のケントガイドハイのハイグレード版がケントプロハイです。
ケントガイドハイと比べ、ヒールキャップが高めなので足首をがっちり守ってくれます。
重さ:630 g
カット:ハイカット
防水性:あり
タイプ:トレッキング
マムート:タイスライトミッド ゴアテックス(Taiss Light Mid GTX)
技術力を結集して開発されたタイスライトミッドはハイスペックかつ超軽量な登山靴です。
ビブラム社の高い技術力で軽量化に成功したソールは、広めの面積を確保することで岩場でのグリップ力が増し安定した岩稜歩きができます。
「ミッド」と名前に入っていますがほぼハイカットで足首のホールド抜群です。
重さ:510 g
カット:ミッドカット(ハイカットに近い)
防水性:あり
タイプ:トレッキング
マムートのアプローチシューズ
アプローチシューズは本来は登山やクライミングのスポットへ行くまでに履く靴でしたが、最近では機能性の高さから登山に使われることも多くなりました。
そこで、マムートの「アプローチシューズ」をご紹介します。
マムート:アルナスカ(Alnasca II Low GTX)
アプローチシューズならではの軽さが魅力で、透湿性にも優れていて履き心地は抜群です。
つま先部分のラバーキャップは落石から足を守ります。
重さ:420 g
カット:ローカット
防水性:あり
タイプ:アプローチシューズ
マムートの冬山登山靴
最後に、本格的な冬山登山に対応する、カテゴリー「ウィンター」の登山靴をご紹介します。
マムート:ノードワンドシリーズ
・ノードワンド ニット ハイ ゴアテックス(Nordwand Knit High GTX)
・ノードワンド 6000 ハイ (Nordwand 6000 High)
靴にハイソックスがくっついたような見た目が特徴的なノードワンドシリーズ。
最先端の3Dニット採用で厳しい環境の雪山で足を徹底的に守ります。
ニット ハイは氷点下30 °Cまで断熱性を発揮。
一方のノードワンド 6000 ハイは2-in-1ゲイターブーツで、インナーブーツの取り外しが可能なタイプです。
こちらは断熱性は氷点下35度です。
重さ:790 g(Nordwand Knit High GTX) / 990 g(Nordwand 6000 High)
カット:ハイカット
防水性:あり
タイプ:ウィンター(雪山登山用)
マムート:タイスプロ(Taiss Pro High GTX)
タイスプロはゲイター付きの雪山登山靴です。
雪山登山用のブーツの中でも軽量化素材が使われています
重さ:630 g
カット:ハイカット
防水性:あり
タイプ:ウィンター(雪山登山用)
まとめ
何を選べば良いか客観的に分かる理由と共に解説
まとめると次の通りです。
おすすめはざっくりこんな感じ!
・軽いハイキングやウォーキング用なら「ハイキング」のローカット
・富士登山を目指すなら「ハイキング」のミッドカット・ハイカット
・テント泊用なら「トレッキング」モデル
・雪山登山用なら「ウィンター」モデル
普段履きから軽いハイキングであれば「ハイキング」のローカットがおすすめです。
街中にも溶け込むデザインで高機能、たくさん歩いても疲れにくく、旅行にも重宝します。
日帰り登山や富士登山なら「ハイキング」のミッドカット・ハイカットをチョイス。
剛性のあるソールが足を守り、足首までしっかりとサポートしてくれるので安心です。
テント泊や縦走を目指すならワンランク上の「トレッキング」から選ぶことをおすすめします。
3シーズン対応ですが、厳冬期の雪山でない限り十分に対応できます。
本格的な雪山登山には「ウィンター」モデルを。
高機能な素材の靴が厳しい気象条件からしっかりと足元を守ってくれます。
自分の登山スタイルと合わせて、最適な一足を見つけてくださいね!
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【メーカ別】
・キャラバン / マムート / ノースフェイス / コロンビア / マインドル
【アクティビティ別】
・トレラン向け /沢登り向け
【目的/選び方別】
・ハイキング~富士登山
・縦走/岩場用の登山靴
・ローカット登山靴のおすすめ
・雪山登山靴の選び方
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