縦走やテント泊では荷物が重くなるので、日帰り用の登山靴では疲れやすくて不向きです。
快適なテント泊や縦走をするなら、ぜひ良い登山靴を活用しましょう!
・縦走用登山靴の特徴がわかる
・おすすめの縦走用登山靴がわかる
この記事で比較した登山靴
メーカー | 商品 | 重さ(1/2ペア)g |
---|---|---|
スポルティバ | トランゴアルプエボGTX | 725g |
ローバー | タホープロ ⅡGT | 870g(UK5) |
キャラバン | GK85 | 約705g(26.0㎝) |
マムート | ケントハイGTX | 620(UK8.5) |
スポルティバ | トランゴテックレザーGTX | 640 |
スポルティバ | トランゴタワーGTX | 739(UK9) |
・縦走用登山靴ってどんな登山靴?
縦走用の登山靴は、日帰り用登山靴に比べ靴底が固く、岩場歩きでも足が痛めずらいという特徴があります。その代わり整った平地が歩きにくく、疲れやすいという特徴があります。
おすすめの縦走用登山靴
画像 | メーカー | 商品 | 重さ(1/2ペア)g |
---|---|---|---|
スポルティバ | トランゴアルプエボGTX | 725g | |
スカルパ | ZGトレックGTX | 625g(EU42) | |
ローバー | メリーナⅡ GT WXL | 720g | |
スポルティバ | ウルトララプターⅡ ミッドGTX」 | 470g | |
ローバー | タホープロ ⅡGT | 870g(UK5) | |
スカルパ | シャルモプロGTX | 770(38サイズ) | |
マムート | ケントハイGTX | 620(UK8.5) | |
ノースフェイス | ヴェルヴェラ ライトパッカー | 643(UK8.5) | |
スポルティバ | トランゴテックレザーGTX | 640 | |
スカルパ | リベレライトHD | 660 | |
スポルティバ | トランゴタワーGTX | 739(UK9) | |
スカルパ | カイラッシュGTX | 650 |
登山靴の重さは重いほど足の保護が強いというメリットもあります。軽ければ軽いほど良いというわけではないので、注意しましょう。
特に注意すべきは種別です。ライトアルパインとアルパインにわかれています。
ライトアルパインというのは、夏期~厳冬期の低山までの使用が可能という目安になっています。
厳冬期の使用は快適に使用できるというほどではないので、まあ使えるくらいに捉えておきましょう。
アルパインはアイゼンの着用も容易で厳冬期も使用できます。
ただ私の個人的な意見としては、どちらも使える靴を選ぶより、夏に特化した縦走用の靴と冬に特化した断熱材入りの厳冬期用登山靴を選ぶ方がどちらも快適に登山ができるのでおすすめしています。
ただお値段的にはどちらも使えるもの1つの方がお得なので、その辺は予算と相談して決めましょう。
共通して言えることとして以下のことがあります。
・グリップ力、サポート力が高いほど重くなる
・軽いほど快適性も高くなる
・防水性はいずれも高い
真冬(厳冬期)は使用しないという前提なら、私が最もおすすめするのは、「スカルパ ZGトレックGTX」です。
縦走用の靴としてはかなり軽い上に価格も良心的で満足度が高いからです。
人気度で言えば「スポルティバ:トランゴアルプエボGTX 」の方が定番ではありますが、こちらは価格が倍くらいするので、やや敬遠してしまう人も入るでしょう。
価格が気にならないなら残雪期や冬の低山も安心できる「トランゴアルプエボGTX」はおすすめです。
ロングセラーの安心感で選ぶたいなら「ローバー メリーナⅡ GT WXL」で、こちらは日本人向けの型なので、足に合う人が多いでしょう。
縦走用の靴というのはどれも500gを切るものは、ほとんどありません。
どうしても軽い靴が良いのなら軽量ハイク向けの「スポルティバ:ウルトララプターⅡ ミッドGTX」が良いでしょう。
ただし軽いということはその分安全性は劣るので、初めての縦走用登山靴ではおすすめ度はやや下がります。
厳冬期にも汎用的に使いたいという前提であれば、スポルティバ LA トランゴタワーGTXになります。
スポルティパのトランゴタワーGTXはワンタッチアイゼンまで使えますので、冬山使用でもがっつり使えます。
スカルパ: ZGトレックGTX
重さ:625g(EU42)
ソフトなフィット感が最大のメリットで縦走用の重い登山靴に慣れていない人でも比較的抵抗感なく履けるのが特徴です。
700g以上が多い縦走用の登山靴に対して625gと軽いので、初めてで縦走用の靴を使ってみたいという方の入門用におすすめです。
靴のサイズ普段25〜25.5センチです。
amazonレビューより
厚めの靴下で丁度いい感じです。
スポーツ店で41と42を履き比べて41チョイスしました。
冬用の靴下だと42が良いと思いました。
スポルティバ: トランゴアルプエボGTX
重さ:760g (#42、1/2ペア)
トランゴ アルプ エボ gtxはスポルティバ社「トランゴ」シリーズ上、最もタフなモデルで、軽さと防水性に優れています。
高い防水性のレザーアッパーに加え、GORE-TEXパフォーマンスコンフォートを採用することで、防水耐久性と最適な透湿性を兼ね備えています。
透湿性があるということは蒸れにくいということです。
さらには「3Dフレックスシステム」という、足首をきっちりホールドしながら、自由度を大幅に高めるテクノロジーを採用している点が大きな特徴です。
登り、下り、トラバース時など、様々な地形で安全な走行を可能にしています。
山小屋泊しかしない人にはちょっと過剰性能かもね。
テント泊までする人には自信をもっておすすめできます!
とくに足首をしっかりホールドするテクノロジーや、グリップ性の高いソールを採用しているため、ハードな縦走登山をする人、様々な地形に対応した一足が欲しい人におすすめします。
ローバー:メリーナⅡ GT WXL
重さ:720g
ロングセラーで日本人向けの型で多くの人に合いやすいのがローバーのメリーナⅡです。
ターゲットは低山の日帰りから小屋泊になりますので、前述の「トランゴアルプエボGTX」と比べるとやや性能は落ちることになります。
テント泊までは興味ないけど小屋迫はしたいという方には特におすすめです。
スポルティバ: ウルトララプターⅡ ミッドGTX
重さ:470g
スカルパ: ZGトレックGTXですら重いと感じる欲張りな方は、トレランシューズのミッドカット版である「ウルトララプターⅡ」がおすすめです。
他の靴と比べて明らかに軽く、百名山で有名な岩稜帯の劔山ではこの靴と同社のトランゴタワー着用者がかなり多く見られます。
軽い分、他の靴に比べて堅牢性は劣るので、岩場の足運びに慣れていない方にはおすすめできません。
買い替えで軽量化を図る経験者の方なら満足いく選択となるでしょう。
足先(中足骨あたり)が少しきつめです なので普段履きや長時間履くには絶妙に向かない気がします
amazonレビューより
サイズは厚い靴下でないなら普段履くサイズで自分は問題なかったです
履き方(脱ぎ方)が悪いのか踵のゴム底が弱い印象にありますが、こんなもんかなという感じです
デザインや色が好みなので即決しました
写真通りの色で届いたのでその点は不満ナシですただ、やはり足全体的にも靴がキツめですワンランク上のサイズでも良かったかな?というのが拭えないところです
(廃版)スカルパ: SCARPA(スカルパ) ミラージュGTX
重さ:760g (#42、1/2ペア)
スカルパの人気定番モデルです。少し幅は広め。小屋泊縦走からテント泊縦走にも対応できます。 セミワンタッチクランポン も着用できるので、残雪期くらいならこの靴で行けます!
キネシスプロを長年使っていますが、もう少し底が固いものが欲しくて購入しました。テント泊に丁度良いと思います。幅はシリオほどではありませがやや広めです。
amazonレビューより
スカルパ:シャルモプロGTX
思さ:780g(#42、1/2ペア)
縦走歩きから岩場歩きに適した登山靴です。
こちらも セミワンタッチクランポン 対応です。
スポルティバ LA トランゴタワーGTX
上級者まで幅広く人気な登山靴はトランゴタワーです。どんな登山靴か見て見ましょう。
マムート:ケントハイGTX
足幅がゆったり目とのコメントを信じて購入したところ、自分の足形にはジャストフィットでした。
3万円前後でしたので、かなりシッカリとした造りかと思いきや、足首や甲の部分が柔らかい布でできており、見た目では想像できないほど、前後の動きがスムースです。
言い方を変えれば、見た目や値段からすると本格的な登山靴ですが、15000円前後のトレッキングシューズ感覚の靴です。
自分にとっては十分な性能で、見た目も気に入っているので、性能のわりに値段が高かったこと以外は満足です。
amazonレビューより
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