登山好きなら誰もが憧れる北アルプス。その美しい景色や挑戦しがいのあるコースは、多くの登山者を魅了してやみません。
しかし、変わりやすい天候や多様な地形が行程を厳しくすることもあり、経験を積んだ登山者でさえ装備選びには慎重になります。
その中でも「靴」は、山行の快適さや安全性を大きく左右する重要なアイテム。
登山歴10年の筆者がこれまで数々の山を歩き、自分ならこれを選ぶという登山靴を厳選してピックアップしました。
それぞれの靴の特徴やおすすめポイントを、初心者から経験者まで役立つ視点でお届けします。
あなたの次の冒険を支える最高の一足とは?ぜひ最後まで読んでみてください。

読み飛ばしガイド
商品 | 用途 | 重さ (1/2ペア)g | アッパー素材 | ソール | 防水性 | 保温性 | 硬さ | 価格帯 | リンク |
スポルティバトランゴアルプエボGTX | 中級~冬山登山用 | 725g | レザー+合成素材 | ビブラム | ゴアテックス | 中程度 | 硬め | 約45,000円~ | 詳細を見る |
ローバー タホープロ ⅡGT | ハイキング~中級用 | 870g(UK5) | フルグレインレザー | ビブラム | ゴアテックス | 高い | 中程度 | 約40,000円~ | 詳細を見る |
キャラバン GK85 | 中級~上級登山用 | 705g(26.0㎝) | 合成素材+メッシュ | キャラバンオリジナル | ゴアテックス | 中程度 | 中程度 | 約35,000円~ | 詳細を見る |
マムート ケントハイGTX | トレッキング~軽登山用 | 620(UK8.5) | 合成素材+テキスタイル | マムートオリジナル | ゴアテックス | 低い | 柔らかめ | 約28,000円~ | 詳細を見る |
スポルティバトランゴテックレザーGTX | 中級登山用 | 640 | レザー+合成素材 | ビブラム | ゴアテックス | 中程度 | 硬め | 約50,000円~ | 詳細を見る |
スポルティバトランゴタワーGTX | アルパイン用 | 739(UK9) | 合成素材+テキスタイル | ビブラム | ゴアテックス | 中程度 | 柔らかめ | 約50,000円~ | 詳細を見る |
総集編はこちら
北アルプスの特徴は『岩場』と『豊富な水源』
北アルプスは特に岩場と水源が豊富な山域と言えます。特に水が豊富で様々な場所で水場があり、登山道に沢があることも少なくありません。
また、岩場も多く、ソールが比較的固い登山靴でないと疲労しやすいこともあります。

濡れて滑りやすい+滑ったら滑落する地形があるので、
登山靴には『グリップ力』も必要になります
基本的には整備された地形が多い。ただ木の階段は濡れると下山時に滑ることもある。(北アルプス雪倉岳)

ゴロゴロとした岩が露出した地形が多い(北アルプス 立山)

北アルプスおすすめの登山靴
商品 | 用途 | 重さ (1/2ペア)g | アッパー素材 | ソール | 防水性 | 保温性 | 硬さ | 価格帯 | リンク |
スポルティバトランゴアルプエボGTX | 中級~冬山登山用 | 725g | レザー+合成素材 | ビブラム | ゴアテックス | 中程度 | 硬め | 約45,000円~ | 詳細を見る |
ローバー タホープロ ⅡGT | ハイキング~中級用 | 870g(UK5) | フルグレインレザー | ビブラム | ゴアテックス | 高い | 中程度 | 約40,000円~ | 詳細を見る |
キャラバン GK85 | 中級~上級登山用 | 705g(26.0㎝) | 合成素材+メッシュ | キャラバンオリジナル | ゴアテックス | 中程度 | 中程度 | 約35,000円~ | 詳細を見る |
マムート ケントハイGTX | トレッキング~軽登山用 | 620(UK8.5) | 合成素材+テキスタイル | マムートオリジナル | ゴアテックス | 低い | 柔らかめ | 約28,000円~ | 詳細を見る |
スポルティバトランゴテックレザーGTX | 中級登山用 | 640 | レザー+合成素材 | ビブラム | ゴアテックス | 中程度 | 硬め | 約50,000円~ | 詳細を見る |
スポルティバトランゴタワーGTX | アルパイン用 | 739(UK9) | 合成素材+テキスタイル | ビブラム | ゴアテックス | 中程度 | 柔らかめ | 約50,000円~ | 詳細を見る |
スカルパ: ZGトレックGTX
重さ:625g(EU42)
ソフトなフィット感が最大のメリットで縦走用の重い登山靴に慣れていない人でも比較的抵抗感なく履けるのが特徴です。
700g以上が多い縦走用の登山靴に対して625gと軽いので、初めてで縦走用の靴を使ってみたいという方の入門用におすすめです。

北アルプスの多様な地形に対応しやすい登山靴です
靴のサイズ普段25〜25.5センチです。
amazonレビューより
厚めの靴下で丁度いい感じです。
スポーツ店で41と42を履き比べて41チョイスしました。
冬用の靴下だと42が良いと思いました。
スポルティバ: トランゴアルプエボGTX
重さ:760g (#42、1/2ペア)
トランゴ アルプ エボ gtxはスポルティバ社「トランゴ」シリーズ上、最もタフなモデルで、軽さと防水性に優れています。
高い防水性のレザーアッパーに加え、GORE-TEXパフォーマンスコンフォートを採用することで、防水耐久性と最適な透湿性を兼ね備えています。
透湿性があるということは蒸れにくいということです。
さらには「3Dフレックスシステム」という、足首をきっちりホールドしながら、自由度を大幅に高めるテクノロジーを採用している点が大きな特徴です。
登り、下り、トラバース時など、様々な地形で安全な走行を可能にしています。

山小屋泊しかしない人にはちょっと過剰性能かもね。
テント泊までする人には自信をもっておすすめできます!
とくに足首をしっかりホールドするテクノロジーや、グリップ性の高いソールを採用しているため、ハードな縦走登山をする人、様々な地形に対応した一足が欲しい人におすすめします。
ローバー:メリーナⅡ GT WXL
重さ:720g
ロングセラーで日本人向けの型で多くの人に合いやすいのがローバーのメリーナⅡです。
ターゲットは低山の日帰りから小屋泊になりますので、前述の「トランゴアルプエボGTX」と比べるとやや性能は落ちることになります。
テント泊までは興味ないけど小屋泊はしたいという方には特におすすめです。

北アルプスには素敵な山小屋がたくさんあるから、
ぜひ行ってみてね
スポルティバ: ウルトララプターⅡ ミッドGTX
重さ:470g
スカルパ: ZGトレックGTXですら重いと感じる欲張りな方は、トレランシューズのミッドカット版である「ウルトララプターⅡ」がおすすめです。
他の靴と比べて明らかに軽く、百名山で有名な岩稜帯の劔山ではこの靴と同社のトランゴタワー着用者がかなり多く見られます。

劔岳や槍ヶ岳で見かけることが多いです。
岩場の多い山に行くならおすすめです
軽い分、他の靴に比べて堅牢性は劣るので、岩場の足運びに慣れていない方にはおすすめできません。
買い替えで軽量化を図る経験者の方なら満足いく選択となるでしょう。
足先(中足骨あたり)が少しきつめです なので普段履きや長時間履くには絶妙に向かない気がします
amazonレビューより
サイズは厚い靴下でないなら普段履くサイズで自分は問題なかったです
履き方(脱ぎ方)が悪いのか踵のゴム底が弱い印象にありますが、こんなもんかなという感じです
デザインや色が好みなので即決しました
写真通りの色で届いたのでその点は不満ナシですただ、やはり足全体的にも靴がキツめですワンランク上のサイズでも良かったかな?というのが拭えないところです
まとめ
北アルプスの登山は、変化に富んだ絶景や地形を楽しめる一方で、過酷な環境に挑む場面も多い挑戦となります。
足元を守る登山靴は、その経験を快適かつ安全に進める上で極めて重要な要素です。
選ぶ際には、フィット感や防水性、安定性、通気性などの機能がバランスよく備わったものを検討するのがポイントと言えます。また、季節やルートに応じて靴の特性を変えることが必要な場合もあります。
選択を失敗しないためには、実際に試し履きを行い、足にしっかり馴染むか確認することが大切です。さらに、購入後は十分な手入れを行い耐久性を高めるよう心がけましょう。
一足一足の性能差が、登山体験を大きく左右することを理解し、自分にぴったりの登山靴を見つけてください。

見つけた登山靴はあなたと一緒に旅をする最高の相棒になります。
どんな山に登ったか、ぜひ教えてくださいね
コメント