Zpacksは、アメリカのウルトラライト系のメーカーで、ザックをはじめ、テントやウェアなど多くの商品を手作りで作っています。
ウルトラライトハイクなどを行っている人には、おなじみのメーカーですよね。
今回はそんな、ウルトラライトガレージメーカーのZpacksのザックについて紹介します。
まだZpacksを知らない、ウルトラライト系のザックを探しているという方は選ぶ時の参考にしてくださいね。
Zpacksのザックは日本では手に入れにくい印象ですが、アメリカの本社からネット通販で購入することができます。
ULザックを探している方は、今回の記事を参考に1度アメリカ本社のホームページをのぞいてみましょう。
・日帰り登山のザック
・富士登山/山小屋泊のザック
・テント泊のザック
・雪山テント泊のザック
メーカー別
グレゴリー / ミレー / パタゴニア / オスプレー / バーグハウス / マウンテントップ / ドイター / ノースフェイス / トレイルバム
zpacksのザック(リュック)の特徴
ここではZpacksの特徴についてまとめました。
Zpacksのザックの展開
Zpacksのザックは大きく6種類で展開されていますが、日本で特に人気が高いのはSub-NeroとNeroの2種になります。
それ以外のモデルは縦走やテント泊に便利とはいえ、国内の山と道やガレージブランドの軽量ザックと良い勝負なので人気度がやや落ちます。
この記事ではこのような事情を踏まえ、
読者の特に関心の高い「Sub-Nero」と「Nero」をメインに、
人気モデルを紹介します。
- Sub-Nero 275g
- Nero 298g
- Arc Air 582g
- Arc Blast 565g
- Arc Zip 699g
- Arc Haul 534~621g
Sub-NeroとNeroの展開モデル
・【275g】Sub-Nero Ultra 30L Backpack (ウルトラ200/100)
・【298g】Nero Ultra 38L Backpack (ウルトラ200)
・【618g】Arc Air ROBIC 50L Backpack (ロビック)
・【632g】Arc Air ROBIC 60L Backpack (ロビック)
・【582g】Arc Air DCF 50L Backpack (ダイニーマ)
・【565g】Arc Blast 55L Backpack (ダイニーマ)
使用されている素材の種類
Zpacksが使っている素材について解説します。
素材により特徴があるので、ザックを選ぶ時には、自分の目的に合った素材が使われたモデルを選びましょう。
高密度ナイロン「ロビック」
ロビックは高い引張強度がある素材で、とても丈夫な生地です。使う場所によって防水性の高いポリウレタンコーティングなどがされています。
ザック本体には、100デニールの太さの生地を使い、より耐久性が必要なザックの底部などには210デニールの生地など、使う場所によって生地厚も使い分けられています。
ダイニーマ
ダイニーマも引張強度が高い素材で、耐衝撃性も高く、さらに防水性があり軽い素材です。
ほとんど伸縮せず、素材自体に防水性があるので耐久性も高くなっています。
分子量を高めた凄いプラスチック素材「ウルトラ200」
ウルトラ200も防水性があり、高い引き裂き性と耐摩耗性を持った生地です。
Zpacksが使う中で最強の生地です。
zpacksのザックを選ぶメリット・デメリット
ここでは、Zpacksを選ぶメリットとデメリットについてまとめました。
zpacksのザックを選ぶデメリット
まずはデメリットからまとめました。
人気なので日本では品切れのことが多いのは仕方がないですね。しかし、アメリカのサイトでは在庫があるので、欲しい方は本国から直接買うと良いでしょう。
また、価格は高いですが品質などを考えれば仕方がないかもしれません。本国から購入すると送料や関税で1万円ほどかかるのもデメリットです。
ですが、本国サイトから購入するとベルトサイズなど自分の体に合ったサイズを注文することができます。
その他、一部の大型モデルを除けばブラックとシルバーの2色しかないのも注意が必要ですね。
品切れや価格など、人気があり品質が高いので仕方がないもしれませんね。
欲しい場合はアメリカの本国サイトから直接購入しましょう。本国サイトなら、ベルトサイズやオプションなども選ぶことができます。
zpacksのザックを選ぶメリット
次にメリットについてです。メリットは多いですが主なものについてまとめました。
やはり軽さは大きなメリットの1つです。30LのSub-Neroは275g、60LのArc Air ROBICでも632gしかありません。
また、高性能な生地による耐水性の高さと耐久性の高さで、安心して荷物を運ぶことができます。また、長く使うことができるのもメリットの1つです。
その他にも、ボトルホルダーやポーチなどアクセサリーが豊富なので、自分好みにアレンジできるのもとても大きなメリットです。
Zpacksは、軽くて耐久性が高く、自分好みにアレンジできるのがとても大きなメリットですね。
zpacksのザックの使用感・評判・クチコミ
ここでは実際に購入した人のクチコミをまとめました。
実際に購入した人の意見なので、選ぶ時にとても参考になりますね。
悪い口コミ
まずは、悪いクチコミから。
悪いクチコミはほとんどありませんでしたが、価格が高いというものは少しありました。
また、入れるものによっては背面の工夫をする必要がありそうですね。
良い口コミ
次に良いクチコミです。
良いクチコミはとても多かったです。
やはり、軽いことと、防水性の高さによるものが多かったです。また、テント泊に使えるなど、収納力が高いというものもありました。
総評
悪いクチコミは少なく、ほとんどが良いクチコミでした。
軽いという口コミは本当に多く、NeroやSub-Neroの300gを切る軽さは、ウルトラライトにはとても良いというものです。
また、防水性の高さや収納力の高さに関するクチコミも多く、購入した方の満足度は高かったです。
値段が高いという口コミもありますが、アメリカ本国のサイトではブラックフライデーセールなど、かなりオトクに購入できるチャンスもあるみたいなので、こまめにサイトを確認しましょう。
Zpacksのザックの選び方
ここではZpacksの選び方について解説します。
Zpacksのザックは、サイズと素材によって分かれています。なので、まず自分に必要なサイズを選んで、次に自分に向いた素材のモデルを選びましょう。
日帰り登山メインなら30Lのモデルを、テント泊や小屋泊の場合は30L以上のモデルを選びましょう。
素材は価格優先の方はロビックモデルを、高性能のモデルが良い方はウルトラ200のモデルを選ぶと良いでしょう。
Zpacksのおすすめ登山ザック
ここからは、それぞれのモデルの特徴について記載していきますね。
【298g】Zpacks:Nero Ultra 38L Backpack (ウルトラ200)
Nero Ultra 38Lは、 38L という容量にもかかわらず、298gしかないとても軽いザックです。
フレームや背面パッドはありませんが、付属のマットなどを使うことで代用することができます。
ウエストベルトは、標準では装備されていませんが、アメリカのメーカーサイトでは、パッド付のベルトなどを選択することができます。
素材は、Zpacksの中でも最も強い生地であるウルトラ200が使われているので、耐久性だけでなく防水性も高くなっています。
フロントポケットやサイドポケットも有り、38L の容量もあるので、日帰りからウルトラライトのテント泊まで、幅広い使い方ができます。
重さ:298g
容量:38L(本体25L+サイドポケット2.5L+フロントポケット8L)
サイズ(奥行幅高さ):14cm×30cm×59cm
積載量:9kg
構成素材:ウルトラ200
ヒップベルト(腰のサポート力):選択可能
タイプ:日帰り登山、テント泊
【275g】Sub-Nero Ultra 30L Backpack (ウルトラ200)
Sub-Nero Ultra 30Lは、Nero Ultraよりもさらに軽い、275gのウルトラ200の生地を使ったモデルです。
Nero Ultra 38Lよりも小型にすることで軽くなっていて、その他の仕様はほとんど同じです。
違う点はウエストベルトで、標準で装備されていないのは同じですが、Sub-Nero Ultra 30Lは、オプションのベルトの種類が1種類しかありません。容量が少ないモデルなので問題無いですが注意しましょう。
小さい容量のモデルで十分な方はこちらを選びましょう。
重さ:275g
容量:30L(本体17L+サイドポケット2.5L+フロントポケット8L)
サイズ(奥行幅高さ):14cm×25cm×48cm
積載量:9kg
構成素材:ウルトラ200
ヒップベルト(腰のサポート力):選択可能
タイプ:日帰り登山、テント泊
【618g】Arc Air ROBIC 50L Backpack (ロビック)、【632g】60L (ロビック)
Arc Air ROBIC 50Lは、カーボンファイバーのフレームが使われた大型モデルです。
50Lで618gと軽いですが、ロビック生地を使い耐久性と防水性を持っています。
また、ウエストベルトがしっかりと装備されています。
ウエストベルトはXSからXLまで5種類あり、背面長もSからLの3種類から選ぶことができます。
機能はほぼ同じで60Lのモデルもあります。またどちらも5色展開となっています。
テント泊での縦走など何泊かする方におすすめのモデルです。
重さ:618g、632g(60L)
容量:50L(本体37L+サイドポケット2.5L+フロントポケット8L)
60L(本体47L+サイドポケット2.5L+フロントポケット8L)
サイズ(奥行幅高さ):15cm×31.8cm×74cm
20cm×31.8cm×74cm(60L)
積載量:16kg
構成素材:100Dロビック、210Dロビック
ヒップベルト(腰のサポート力):5サイズ展開
背面長:3サイズ展開
タイプ:縦走、テント泊
【582g】Zpacks:Arc Air DCF 50L Backpack (ダイニーマ)
Arc Air DCF 50Lは、上記Arc Air ROBICの生地をダイニーマに変えたモデルです。
生地をダイニーマに変更することで、582gとザックがさらに軽く作られています。
背面長の種類や、ウエストベルトのサイズ展開などもROBICモデルと同じになります。
違うのはカラー展開でこちらは4色になります。
ROBICよりもさらに軽いモデルを探している方におすすめです。
重さ:582g
容量:50L(本体37L+サイドポケット2.5L+フロントポケット8L)
サイズ(奥行幅高さ):15cm×31.8cm×74cm
積載量:16kg
構成素材:ダイニーマ(DCF)
ヒップベルト(腰のサポート力):5サイズ展開
背面長:3サイズ展開
タイプ:縦走、テント泊
【565g】Arc Blast 55L Backpack (ダイニーマ)
Arc Blast 55Lは、565gとZpacksの大型モデルの中で最も軽く作られています。
軽いですがフレームを使っていて、ザックを腰のウエストベルトでしっかりと担ぐことができます。
他の大型モデルと同じように、ウエストベルトや背面長のサイズを選ぶことができます。
50Lのモデルより荷物を多く入れることができ、50Lモデルよりも軽く作られているので、1gでも軽い大型モデルを探している方におすすめです。
重さ:565g
容量:55L(本体42L+サイドポケット2.5L+フロントポケット8L)
サイズ(奥行幅高さ):18cm×31.8cm×76cm
積載量:16kg
構成素材:ダイニーマ(DCF)
ヒップベルト(腰のサポート力):5サイズ展開
背面長:3サイズ展開
タイプ:縦走、テント泊
【534g~621g】Arc Haul Ultra Backpack 40~70L(ウルトラ200/100)
Arc Haul Ultraシリーズは、ウルトラ200/100生地を使った最も耐久性の高い、Zpacksの大型モデルのフラッグシップシリーズです。
ラインナップは40Lから70Lまで10L刻みで、60Lは女性向けモデルもあります。また、フロントポケットがメッシュでなく、ウルトラ生地で作られた62Lモデルもあります。
生地にはウルトラ200/100を使い耐久性、耐水性共に大型モデルの中で最も高くなっています。
使い勝手はフロントポケット、サイドポケットともに他のモデルと同じように作られています。
価格は399ドルと他モデルと比べてもやや高いですが、カーボンフレームにウルトラ生地も使われているので、Zpacksのファンなら使ってみたいモデルですよね。
重さ:606g(60L)
容量:60L(本体47L+サイドポケット2.5L+フロントポケット8L)
サイズ(奥行幅高さ):20cm×31.8cm×74cm
積載量:18kg
構成素材:ウルトラ200/100
ヒップベルト(腰のサポート力):5サイズ展開
背面長:3サイズ展開
タイプ:縦走、テント泊
まとめ
Zpacksのザックはアメリカで手作りで作られている、とても品質の高いウルトラライトバックパックです。
サイズ展開も多く、目的に応じて色々な生地が使われていて、自分の使い方に合ったモデルが見つけやすくなっています。
センターポケットや、サイドポケットに加え豊富な後付けアクセサリーや、選べる背面長やウエストベルトなど、やや高い価格も納得の機能性です。
特に、人気のSub-Nero、NeroやフラッグシップのArc Haul Ultraシリーズは、ウルトラ200/100生地を使っていて、ウルトラライト志向の方なら1度は使ってみたい魅力的なモデルです。
日本では手に入れにくい印象ですが、アメリカの本社から通販をすることが可能です。
Zpacksに少しでも興味がある方は、1度ホームページをのぞいてみましょう!
コメント