登山中に、ザックに収納しているスマホや地図、カメラなど使用頻度の高いものを取り出す際、いちいちザックをおろして取り出すの面倒と感じたことはありませんか?
僕はスマホ取り出すのが面倒で、絶好の撮影スポット
もついつい素通りしちゃったりします。
ザックをおろすくらいは簡単に思えますが、いざとなると結構面倒臭いアクションですよね。
そこで今回はザックとは別に、使用頻度の高いものを取り出しやすく収納できる登山用ウエストポーチについての解説。
この記事を読んでいただければ、ウエストポーチの付け方や、選び方も理解できます。ウエストポーチをうまく活用してもらえれば、ザックをいちいちおろす煩わしさからも解放されるでしょう。
是非最後までご覧ください。
登山やトレランで使うウエストポーチ・ウェストバッグってどんなもの?
登山やトレランで使用されるウエストポーチの特徴は、「頑丈であること」と「きちっと体にフィットする」ことです。
登山は山道という、障害物やアップダウンのある場所での活動ですから、木の枝に引っ掛けたり、転んでしまったりといったアクシデントも付き物
山での使用を想定していない普段用のものでは、そういったアクシデントに見舞われた場合、すぐ破れたり壊れたりするリスクがあります。
また、運動量も多いため、体にフィットするものでなければ「なんか動きの邪魔になるな〜」と感じることも。
したがって、山用のポーチは「頑丈」で「きちっと体にフィットする」というのが作りの特徴となります。
サコッシュとの違い
ウエストポーチと似た機能を持つアイテムで
サコッシュがあります。
どんな違いがあるのでしょうか?
■サコッシュとは
元々は自転車のロードレースで補給物を入れるために使われていた肩掛けバック。
競技の邪魔にならない様、薄く軽い作りになっているのが特徴。
その特徴が登山とも相性が良く、今では多くの登山者・ハイカーに山行のアイテムとして取り入れられています。
サコッシュとウエストポーチの違いは
大きく次の2点。
- サコッシュは肩掛け・ウエストポーチは基本ウエスト装着
- ウエストポーチの方がフィット感が高い
サコッシュは肩掛け・ウエストポーチは基本ウエスト装着
ウエストポーチはその名の通り、基本ウエストに装着する様になります。
ウエストに装着することによって、肩掛けのサコッシュに比べ、より自然な動線で持ち物を取り出すことが可能。
最近はウエストポーチもベルトが長くできるものがあり、肩に斜めがけするスタイルもありますが基本はウエスト装着です。
ウエストポーチの方がフィット感が高い
ウエストポーチはウエストにピタッと装着しますので、肩掛けのサコッシュに比べしっかりフィットして登山中揺れることが少ないです。
揺れが少ないことで、歩くことに専念できるので登山中の余計なストレスを軽減してくれます。
>>おしゃれに快適に! 登山のおすすめサコッシュ(マーモット・カリマー・グレゴリーなど)
ウエストポーチを利用するメリット・デメリット
デメリット
メリット
ウエストポーチの使用感・クチコミ
悪い口コミ
良い口コミ
総評
最近サコッシュに押され気味の感があったウエストポーチですが、こうしてみると登山という運動量の多いアクティビティにかなり有効なアイテムだと思います。
使用頻度の多いものをザックを下ろさず取り出せますし、頑丈で体にしっかりフィットして動きの邪魔にもなりにくいですしね。
また、最近のものはデザインも洗練されていて、ひと昔前の「なんとなくダサい」というイメージは完全に払拭されています。
むしろ積極的にコーディネートに取り入れたいデザインのものが多いです。
ウエストポーチ、積極的に山で使いたいアイテムですね。
登山用のウエストポーチの選び方
登山用ウエストポーチの特徴は
「頑丈さ」と「フィット感」でしたが
選ぶ際のポイントはどんなところでしょうか?
登山用ウエストポーチを選ぶ際のポイントは次の2点。
- 容量
- ショルダーとしても使用するか
容量
容量については、どんなものをどれくらい入れたいかによって必要容量が変わってきます。
スマホと鍵、ティッシュや小型の地図くらいなら、1L程度の小ぶりなもので十分でしょう。
しかし、本格的なカメラや、行動食、薄手のウインドシェルなども収納したいのであれば、3L以上の容量が必要になります。
まずは自分がどの様な使い方をしたいかを決めて容量を選ぶ様にしましょう。
ショルダーとしても使用するか
ウエストに装着するだけでなく、ショルダーとしても使用したいかも選ぶ際のポイントです。
最近のポーチは両方の用途を満たす作りのものも多いですが、当然ショルダーとしては使えないものもあります。
ショルダーとしての使用を想定したほうがいいのは、比較的ポーチに多くのものを収納したいタイプの人。
収納物が多くなると、ポーチも当然重くなります。
その場合ウエストに装着した場合バランスが悪くなりがち。
荷物が多い場合はショルダーとして使用した方がバランスが良くなるので、多くのものを収納したいタイプの人はショルダーとして使用できるタイプを選ぶのがおすすめですね。
登山のおすすめウエストポーチ
パタゴニア ウルトラライト・ブラック・ホール・ミニ・ヒップ・パック
軽く、頑丈なリサイクルナイロン製のウエストバッグ。
1Lの容量はスマホや財布などよく使うアイテムを、ザックとは別に収納するのに過不足ない大きさ。
また気軽なジョギングにも最適な容量です。
防水ではありませんが、耐水性を高めるため生地表面にシリコンコートを施してあるので、多少の雨には耐えてくれます。
また、ポーチ本体をポケットにコンパクトに収納してしまえますので、使用しない時はザックなどにしまっておけば邪魔になりません。
臨機応変にポーチを使いたい人におすすめ。
サイズ:一種類
容量 :1L
重さ :100g
パタゴニア公式サイト ウルトラライト・ブラックホール・ミニ・ヒップ・パック 1L
ロウロウマウンテンワークス:ナッツパック
UL(ウルトラライト)定評のあるインビスタ社製CODURA silnylon 30Dを生地に使用し、3.5Lの容量でわずか80gの軽さを実現したポーチ。
デスクトップ用のマウスが役100gですからかなりの軽さですが、引き裂き強度の強い素材で頑丈さも兼ね備えています。
使用しない場合はポケット内に本体をコンパクトに収納可能。
フロントのドローコードはグローブや軽めのウインドシェルを留めておけます。
コンビニなどでちょっとグローブを外す際などに便利。
デザインもスタイリッシュで普段使いにも良。
クライミングなどハードな山行と普段使いを両立したい人にもおすすめ。
またカメラなど比較的大きなものを使いやすく持ち運びたい方にも。
サイズ:一種類
容量 :3.5L
重さ :80g
エフシーイー: XPAC ウエストバッグ
3層構造の特殊素材とポリエステルの接着層を特殊な方法で張り合わせた生地は、高い防水性と頑丈さ、軽さも併せ持つポーチを実現。
その機能からハードな山行にも使用可能でありながら、カジュアルなデザインは旅行や普段使いにも連れて歩きたいポーチです。
ロングトレイルを歩く様な「山旅」によく映えるポーチです。
サイズ:一種類
容量 :3L
重さ :150g
ミステリーランチ:フォーリッジャーヒップサック
コンパクトで使い勝手の良いポーチ。
本体サイドからボトムへの生地のパネルワークによりヒップ部分に密着するので、行動時の揺れやズレが少なく、軽いランニングにも最適です。
体に当たる裏地部分は柔らかいメッシュ素材になっているので、長時間の装着でも不快感や痛みがありません。
メイド・インUSAはもちろんストリートにも映えること間違いなし。
街場でも山でも気負わずカジュアルに使いたいポーチ。
サイズ:一種類
容量 :1.5L
重さ :150g
アークテリクス:マカ1 ウエストバック
ポーチとしてもショルダーバックとしても使用可能なウエストバック。
アークテリクスらしい洗練されたデザインに、頑丈さや使い勝手を兼ね備えています。
内側ポケットは非常に整理整頓がしやすい作りになっていて、ジッパー式のフロントポケットにはキークリップをつけるなど貴重品への配慮も良。
何よりアークテリクスの魅力は、「持っていてカッコいい」というところ。
美しいデザインはいつでもどこでも一緒に出かけたい気持ちにさせてくれます。
サイズ:一種類
容量 :1.5L
重さ :167g
まとめ
あらためて見てみると、魅力だらけのアイテム登山用ウエストポーチ。
頑丈で動きやすく、使いたい時に使いたいものをすぐ取り出せる。デザインも魅力的なものが多数揃っています。
あなたの山行にも取り入れてみませんか?便利でオシャレなポーチは、きっと山行の楽しさをもっと増やしてくれますよ。
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