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【実機レビュー】Greeshow GS-2811電動携帯浄水器|検証した泥水浄化の実力

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

近年の自然災害の頻発により、家庭での防災対策への関心が高まっています。

特に、断水時の飲用水確保は重要で、我が家では毎年防災の日に見直しをしています。

今回は、災害時や緊急時に威力を発揮する電動携帯浄水器「Greeshow GS-2811」を使って、泥水を使った本格的な浄水テストを実施しました。

5段階ろ過システムと3つの電源オプションを備えたこの製品の実力を、写真を交えて詳しくレポートします。

ヤマノ
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登山してると虫入りの川の水を飲むこともあるので、
普段使いでも登る山によっては便利と感じました

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ギアをこよなく愛する道具オタクです。

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この記事を書いた人:ヤマノ

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私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。

素人で失敗を重ねたからこそ、優秀な登山ガイドやプロ登山家に語れない体験を経て、皆さんには装備の失敗も危険な登山もしないで欲しいと強く思います。だからこそこのブログを作りました。

登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。

GS-2811の基本スペックと製品概要

製品の外観と同梱品

GS-2811は黒とブルーを基調としたコンパクトな筐体で、持ち運びを重視した設計となっています。同梱品は以下の通りです:

  • 本体(ポンプ・フィルターユニット一体型)
  • 吸水チューブ(2m、プレフィルター付き)
  • 排水チューブ(1.5m)
  • USB-C充電ケーブル
  • 手回しハンドル
  • ソーラーパネル(6W)
  • 収納ケース
  • 交換用フィルターカートリッジ(1個)
  • 日本語取扱説明書

基本仕様

項目仕様
本体重量本体のみ約480g
本体サイズサイズ 7.11 x 16.51 x 9.4 cm
浄水能力350~700ml/分(0.35~0.7L/分)
フィルター寿命約1,000L(使用条件により変動)
バッテリー容量3,000mAh リチウムイオン電池
動作電圧DC 5V-12V
除去対象物質細菌、ウイルス、重金属、塩素、濁り、異臭

5段階ろ過システムの仕組み

画像出展:公式サイト

GS-2811の核となる5段階ろ過システムは、以下の構成で汚染物質を段階的に除去します:

異臭や大腸菌やコレラ菌などの細菌が除去できるので、安全度が格段に上がります。

電源システム(USB、手回し、ソーラー)

災害時の電源不安を解消する3つの充電方式を備えています:

  • USB-C充電:家庭用ACアダプターやモバイルバッテリーから約2時間でフル充電
  • 手回し充電:「3~5分間回すと1日分(1~2L)の飲み水を浄化可能」
  • ソーラー充電:付属の6Wソーラーパネルで晴天時約8時間でフル充電
    (気温や天候によって充電効率が変わるので目安です)

USB-C充電はtype-cケーブルで簡単に充電できます。

手回し充電のハンドルは普段は収納されていて邪魔にならない仕組み。

回すのは3歳の子供でもできるくらいの軽さでした。

ソーラー充電はソーラーパネルを上に向いて置いておけば少しずつ充電できます

実際の浄水性能を徹底検証

準備から浄水完了までの詳細プロセス

今回の検証では、雨上がりの水たまりから採取した泥水を使用しました。

前提として我が家では2L×9の水を2箱、500ml×24の飲料を4箱、常に保管しています。

合計で66L。家族3人で1日9Lとすると、一週間持つ量と言う計算です。

ヤマノ
ヤマノ

我が家で被災して水道が止まったら、子供のビニールプールを庭に出し、
雨水をためてちょっと濁った水を貯めるか、近くの山の濁った水を汲んでくることを想定しています

浄水プロセスは以下の手順で実施:

  1. 初期運転:最初の500mlは捨て水として処理(フィルター内残留水の除去)
  2. 本格浄水開始:自動モードで連続浄水を開始

今回は雨水貯まりからの採取を想定して浄水してみます。

浄水前後の水質変化

処理前の水が写真の左側、黄色いバケツで茶色く濁っています。

右の緑のバケツは中身が空の状態でスタートしています。

プレフィルター付き吸水チューブを泥水容器に設置。清潔な容器に排水チューブを配置して動作してみます。

排水チューブにはクリップがついているので、排水の反動でチューブが外れないように固定することができます。

測定結果

処理前の泥茶色の水が、処理後は無色透明に変化。異臭も完全に除去され、味も自然な飲用水レベルまで改善されました。

驚くほどクリアな水になりました。これを煮沸したらよほど大丈夫と言えそうです。

逆洗機能の効果とメンテナンス

逆洗によるフィルター清掃効果

GS-2811の特徴的な機能である逆洗システムを検証しました。

浄水を続けているとフィルターが目詰まりし、処理速度が低下することがあります。

その場合にフィルター清掃がどのように行えるのか確認しました。

チューブを逆につけて動かすだけなので想像以上に簡単で、開始直後は泥水が出てきて、しばらく動かすと透明な水が出てくるようになりました。

防災用途での実用性評価

停電時でも使える電源オプション

災害時を想定した各電源方式の実用性を検証:

  • 手回し充電:体力に不安がある高齢者でも3~5分間回すと約500ml~2Lの浄水が可能
  • ソーラー充電:曇天でも約12時間で実用レベルまで充電
    (気温や雲の量によっても変わるので参考程度にしてね)
  • USB充電:車のシガーソケットや大容量モバイルバッテリーから効率的に充電可能

持ち運び性と設営の簡単さ

本体480g + 付属品(チューブ、ソーラーパネル、ハンドル等)。女性でも片手で持ち運び可能な重量です。設営は説明書を見ながらでも約5分で完了し、緊急時でも迷わず使用できる設計です。

パーティ登山で水が少ない山域に登るなら、登山でも十分持っていける範囲です。

長期保管時の注意点

  • フィルター内の完全乾燥が必要(約24時間の自然乾燥)
  • バッテリーは3ヶ月ごとに充放電サイクルを実施
  • ゴム部品の劣化防止のため、直射日光と高温を避けて保管
  • 年1回の動作確認と清掃を推奨

家庭での防災備蓄としての位置づけ

必要な備蓄水量との関係

一般的に1人あたり1日3Lの飲用水が必要とされています。GS-2811があることで:

  • 備蓄水量軽減効果:4人家族の場合、通常7日分で84Lの備蓄が必要だが、本機があれば最小限(2-3日分)まで削減可能
  • 保管スペース削減:ペットボトル水84本分のスペースが不要に
  • 期限管理不要:備蓄水のローテーション管理から解放

他の防災グッズとの組み合わせ

効果的な防災セットの一例:

  • GS-2811浄水器 + 20Lポリタンク(給水車対応)
  • 大容量モバイルバッテリー(20,000mAh以上推奨)
  • 給水袋(10L×2個、軽量で折りたたみ可能)
  • 簡易水質測定キット(処理水の安全確認用)

登山で山の奥地へ行く人は買った方が良い商品

登山において、水の重量は大きな負担となります。GS-2811を活用することで、劇的な軽量化が可能です。

例えば、水場が少なく、浄水が前提となってくる「南アルプス深部の登山」だとどうなるでしょうか?

ヤマノ
ヤマノ

登山ガチ勢でマイナーな山を攻める人には心強い商品と言えるでしょう。
(小型の浄水器では浄水が追い付かないケース)

従来の方法(すべて水を持参)

– 1人あたり4L × 2人 = 8L – 重量:約8kg(水のみ) – ザック総重量:18kg(装備10kg + 水8kg)

GS-2811活用(水場で浄水)

– 初日分の水1L × 2人 = 2L – GS-2811本体:480g – 付属品(チューブ・ソーラーパネル等):約1.5kg – 重量:約4kg(水2kg + 浄水器2kg) – ザック総重量:14kg(装備10kg + 水・浄水器4kg)

軽量化効果として、1人あたり約2kgの軽量化:(8kg → 6kg) 。2人合計で約4kgの軽量化ができると考えらえれます。

標高差1,500mの登りで、4kgの軽量化は約600kcalの消費カロリー削減に相当します。

これは、約2時間分の登山活動に相当するエネルギー で 重量軽減により、休憩時間を含めた行動時間が約30分~1時間短縮可能です。

早めの到着により、テント設営や調理に余裕が生まれ、軽量化により体力に余裕ができ、判断力の維持につながります。

フィルター取り付けはしっかりはめ込むこと

課題点として、本体に直接接続するフィルターは、かなりしっかりはめ込まないと、浄水中に水漏れします。

透明なチューブ、黒いチューブの取り付けは目視で接続できていれば十分ですが、本体に接続するフィルターは気持ちしっかり目に接続するように注意してください。

正しく取り付けができていれば水漏れは起きません。

まとめ:GS-2811は防災用携帯浄水器として推奨できるか

GS-2811は、高い浄水性能と優れた携帯性を両立した電動携帯浄水器です。

細菌除去率99.9999%の5段階ろ過システムにより、泥水や河川水も安全な飲用水に変換できます。

ヤマノ
ヤマノ

特に注目すべきは、USB-C充電、手回し充電、ソーラー充電の3つの電源方式を搭載している点です

災害時に電源が確保できない状況でも、手回しやソーラーパネルで浄水が可能なため、 長期的な断水にも対応できる安心感があります。

ヨメノ
ヨメノ

災害時の不安が減るのは素直に嬉しい点だったよ

初期投資は20,980円と決して安くはありませんが、フィルター寿命は1,000Lと長く、 備蓄水の保管スペースやローテーション管理の手間を考えると、長期的なコストパフォーマンスは優れています。

以下に、この製品のメリットとデメリット、おすすめできる人・できない人を整理しました。 購入を検討される際の参考にしてください。

メリット
デメリット
  • 高い浄水性能
  • 3つの電源方式で災害時も安心
    逆洗機能でメンテナンス性良好
  • コンパクトで持ち運び容易
  • 長期的なコストパフォーマンス良好
  • 日本語サポート完備
  • 初期投資が高額(20,980円)
  • 日常的に使うと、フィルター交換コストが継続的に発生
  • 高濁度水では処理速度が大幅低下
  • 寒冷地での使用に制約あり
  • 定期的なメンテナンスが必要

おすすめできる人・できない人

GS-2811は高性能な製品ですが、すべての方に適しているわけではありません。

使用頻度や目的、予算によって評価が大きく変わります。

防災対策を本格的に考えている家庭アウトドア活動を頻繁に行う方には、 初期投資に見合う価値がある製品です。

特に、既存の備蓄水を補完する役割として、 水源が近くにある環境では大きな安心材料となります。

一方、年に数回程度しか使用予定がない方メンテナンスが面倒な方には、 コストパフォーマンスの観点から他の選択肢も検討する価値があります。

以下の比較表で、ご自身の状況に当てはまるかチェックしてみてください。

おすすめできる人
慎重に検討すべき人
  • 防災対策を本格的に考えている家庭
  • アウトドア活動を頻繁に行う方
  • 井戸水や湧き水を利用している方
  • 海外駐在や途上国での生活予定がある方
  • 初期投資を抑えたい方
  • メンテナンスが面倒な方
  • 年に数回程度しか使用予定がない方

GS-2811は、高い浄水性能と優れた携帯性を両立した優秀な電動浄水器です。

初期投資は高額ですが、長期的な安心と利便性を考慮すれば、防災対策として十分に投資価値があります。

特に、既存の防災備蓄を補完する役割として、4人以上の家庭には強く推奨できる製品です。

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