【初心者必見】富士登山料金の総額と内訳｜予算3万円からの計画術

この記事では、初めて富士登山に挑戦する方に向けて、気になる費用（料金）の総額や内訳、予算の立て方を詳しく解説します。

個人手配とツアーの費用比較から、交通費や山小屋代、装備レンタルなどの具体的な富士登山 料金 相場、さらに賢い費用 節約術までわかるため、安心して富士登山の計画を立てられるようになります。

ぼくの場合は、31800円でした。普通車５人で行って交通費は割ったので、一人当たり17900円です。

もし道具を持ってないなら、＋１万くらいのレンタル費用を見ておけば良い

• 富士登山の総費用（個人手配とツアーの目安）
• 富士登山 料金 内訳（交通費、山小屋 宿泊 料金、装備 レンタル 料金、食費など）
• 個人手配と登山 ツアーのメリット・デメリット比較
• 富士登山 予算を抑える節約術

富士登山の料金相場 個人手配とツアーの目安

• 個人手配の場合 費用の目安
• ツアーの場合 費用の目安
• 登山ルート別 料金の違い（吉田・富士宮・須走・御殿場）
• 日帰り登山の費用感
• 子供・家族連れの富士登山 費用

富士登山にかかる費用は、計画の仕方によって大きく変動するという点が最も重要です。

自分で一つひとつ手配する個人手配と、パッケージ化されたツアーでは、総額や手間が異なります。

さらに、選ぶ登山ルートや、日帰りか山小屋泊か、子供・家族連れかどうかによっても必要な予算は変わってきます。

ここでは、それぞれのケースにおける費用の目安を見ていきましょう。

ご自身の登山スタイルに合った方法を選ぶことが、納得のいく費用計画の第一歩となります。

個人手配の場合 費用の目安

個人手配とは、交通手段、山小屋、必要な装備などを自分で調べて予約・準備する方法です。

費用を抑えやすい反面、情報収集や手配の手間がかかるのが特徴と言えます。

主な内訳と費用の目安は以下の通りです。

項目	費用の目安	備考
交通費	6,000円～15,000円	出発地、交通手段（バス、電車、車）による
山小屋宿泊費	10,000円～13,000円	1泊2食付き、相部屋の場合
装備レンタル費	10,000円～20,000円	基本セット（靴、ザック、雨具など）
食費・飲料代	3,000円～5,000円	行動食、飲料水、山小屋での追加購入分
富士山保全協力金	1,000円	五合目にて
その他（雑費）	2,000円～4,000円	トイレ代、保険料、予備費など
合計（目安）	32,000円～58,000円	装備購入の場合はさらに費用増

これらを合計すると、個人手配の場合の富士登山 費用 総額は、おおよそ3万円台後半から6万円程度が一つの目安となります。

もちろん、装備をすでに持っているか、どこから出発するかで金額は変動します。

個人手配を選ぶ際は、余裕を持ったスケジュールで情報収集と予約を進めることが、費用を抑えつつ安全な登山を楽しむための鍵となります。

ツアーの場合 費用の目安

登山ツアーは、交通手段、山小屋宿泊、場合によってはガイドや装備レンタルまでセットになったパッケージプランです。

初心者でも安心して参加しやすく、手配の手間が省けるのが大きなメリットになります。

ツアーの料金相場は、内容によって幅がありますが、一般的に5万円から10万円程度です。

以下のような要素で料金が変わります。

• 出発地
• 日程（平日か週末か、シーズン）
• 山小屋のグレード
• ガイドの有無
• 食事の内容
• 装備レンタルの有無
• 下山後の温泉入浴などの付加サービス

サンシャインツアーやクラブツーリズムといった旅行会社が様々なプランを提供しています。

料金だけでなく、サポート体制やスケジュールもしっかり確認することが大切です。

登山ルート別 料金の違い（吉田・富士宮・須走・御殿場）

富士登山には主に4つの登山ルート（吉田ルート、富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルート）があり、それぞれアクセス方法や山小屋の数、マイカー規制の状況が異なります。

これらの違いが、結果的に費用にも影響を与える可能性があります。

ルート名	特徴	アクセス（首都圏から）	山小屋	マイカー規制時の交通費（目安）
吉田ルート	最も人気、山小屋多い、初心者向き	バス・車（富士スバルライン）	多い	シャトルバス約2,500円+駐車料
富士宮ルート	標高最高地点から、山小屋あり、岩場多い	バス・車（富士山スカイライン）	比較的多い	シャトルバス約2,200円+駐車料
須走ルート	静か、森林帯歩き、途中から吉田ルートと合流	バス・車（ふじあざみライン）	やや少ない	シャトルバス約2,200円+駐車料
御殿場ルート	最長、標高差大、山小屋少ない、上級者向き	バス・車（御殿場口）	少ない	マイカー規制対象外

ルート選びは、費用だけでなく、体力レベルや経験、登山のスタイルに合わせて検討することが重要です。

特にマイカー利用の場合は、規制期間やシャトルバスの運行状況、駐車料金を事前にしっかり確認しておきましょう。

日帰り登山の費用感

日帰り登山（弾丸登山とも呼ばれます）は、山小屋に宿泊しないため、宿泊費（10,000円～13,000円程度）がかからないのが費用面での最大のメリットです。

しかし、費用が安くなるからといって安易に選択するのは注意が必要です。

日帰り登山は、十分な休息が取れず、高山病のリスクが非常に高くなります。

また、夜通し歩くことになるため、体力的な負担も相当なものです。

必要な費用としては、交通費、装備費（レンタルまたは購入）、食費・飲料代、富士山保全協力金、その他雑費（トイレ代、保険料など）は、宿泊する場合と基本的に変わりません。

安全で楽しい富士登山のためには、費用だけでなく、体力やリスクも考慮して計画を立てることが大切です。

子供・家族連れの富士登山 費用

子供や家族と一緒に富士登山に挑戦する場合、大人だけの登山とは別に考慮すべき費用や注意点があります。

費用面では、以下のような点が挙げられます。

• 交通費: 子供料金の設定があるか確認が必要です。
• 山小屋宿泊費: 子供料金がある山小屋もありますが、設定がない場合や、年齢制限がある場合もあります。事前に確認しましょう。
• 装備費: 子供用の登山靴やウェア、ザックなどが必要です。レンタルサービスによっては子供用サイズも扱っていますが、数に限りがある場合も考えられます。購入する場合、成長に合わせて買い替えが必要になる可能性もあります。
• 食費・飲料代: 子供は大人よりもエネルギー消費が激しい場合があるので、少し多めに準備すると安心です。
• その他: 万が一に備えた保険、予備の着替えやおやつなども考慮に入れます。

子供連れの富士登山では、費用以上に安全管理が最優先となります。

無理のないペース配分、こまめな休憩、子供の体調変化への注意が必要です。

体力的に不安な場合は、経験豊富なガイドが付く家族向けツアーを利用するのも良い選択肢です。

予算には余裕を持たせ、安全で楽しい思い出作りができるように計画しましょう。

富士登山 費用の内訳 完全ガイド

• 自宅から登山口までの交通費（バス・マイカー・電車）
• 山小屋の宿泊料金 相場と予約
• 登山装備の費用 レンタルと購入の比較
• 食費・飲料代の目安
• 富士山保全協力金（入山料）の案内
• 登山保険の必要性と費用
• その他（トイレ代・シャワー代など）

富士登山を計画する上で、どの項目にどれくらいの費用がかかるのかを把握することは、予算を立てる上で非常に重要です。

「交通費」「山小屋宿泊費」「装備費」「食費」「富士山保全協力金」「保険料」「その他」といった各費用の相場を知ることで、無理のない計画を立てられます。

それぞれの内訳を詳しく見ていきましょう。

自宅から登山口までの交通費（バス・マイカー・電車）

登山口までのアクセス方法は、出発地や利用する交通手段によって費用が大きく変動します。

多くの場合、高速バスが便利で比較的安価な選択肢です。

例えば、新宿から富士山五合目（吉田ルート）までの往復バス料金は、シーズンやバス会社によりますが6,000円から10,000円程度が目安となります。

電車を利用する場合は、最寄り駅（河口湖駅や御殿場駅など）から登山口までのバスに乗り換える必要があり、乗り換えの手間と時間がかかりますが、新幹線などを使えば遠方からのアクセスも可能です。

マイカーを利用する場合、高速道路料金やガソリン代がかかります。

加えて、夏季の一定期間は環境保護と交通渋滞緩和のため、富士スバルライン（吉田ルート）、ふじあざみライン（須走ルート）、富士山スカイライン（富士宮ルート）でマイカー規制が実施されます。

規制期間中は麓の指定駐車場に車を停め、そこから五合目まで有料のシャトルバス（往復2,000円前後）と駐車場代（1,000円程度）が別途必要になる点に注意が必要です。

出発地例	交通手段	往復料金目安	メリット	デメリット
東京（新宿）	高速バス	6,000円～10,000円	直行で楽、比較的安価	渋滞の可能性、時間選択肢が限定
東京	電車＋バス	8,000円～15,000円	遠方からでもアクセスしやすい	乗り換えが多い、時間がかかる
東京近郊	マイカー	実費＋諸経費	荷物が多くても楽、自由度高	マイカー規制、駐車場・シャトル代

ご自身の状況に合わせて、最適な交通手段を選びましょう。

交通費は富士登山の総額を左右する大きな要素の一つです。

山小屋の宿泊料金 相場と予約

富士登山でご来光を見るためには、山小屋での宿泊が一般的です。

山小屋の宿泊料金も、富士登山の費用の中で大きな割合を占めます。

山小屋の宿泊形態は、相部屋が基本です。

1泊2食付き（夕食・朝食またはお弁当）の場合、10,000円から13,000円程度が相場です。

最近では個室を用意している山小屋もありますが、料金は割高になり、数も限られます。

シーズン中の週末や連休は特に混雑し、料金が高めに設定されている場合もあるので注意してください。

富士山の山小屋は完全予約制がほとんどです。

特に週末や繁忙期（7月下旬〜8月中旬）は非常に混雑するため、計画が決まったら早めに予約を入れることを強くおすすめします。

山小屋名（例）	ルート	1泊2食付き相場（目安）	特徴
御来光館	吉田	約13,000円〜	山頂に最も近い山小屋
白雲荘	吉田	約11,000円〜	本八合目に位置し眺望が良い
元祖室	富士宮	約10,000円〜	富士宮ルート最高所の山小屋
わらじ館	須走	約10,000円〜	アットホームな雰囲気
砂走館	御殿場	約10,000円〜	御殿場ルート唯一の山小屋（七合目）

山小屋は休憩や仮眠をとるための重要な施設です。

しっかり休んで、安全な登山を続けましょう。

登山装備の費用 レンタルと購入の比較

安全で快適な富士登山には、適切な登山装備が不可欠です。

装備を揃える方法は「レンタル」と「購入」の2つがあり、どちらを選ぶかによって費用が大きく変わります。

レンタルの最大のメリットは、初期費用を抑えられることです。

登山靴、ザック、レインウェア、ヘッドライトといった基本装備一式をセットで借りると、10,000円から20,000円程度が相場です。

「やまどうぐレンタル屋」や「そらのした」といった専門のレンタルサービスを利用すれば、ネットで予約して自宅や登山口で受け取ることも可能で便利です。

特に登山初心者の方や、今後継続して登山をするかわからない方におすすめです。

一方、購入する場合は、選ぶブランドや機能性によって価格はピンキリですが、初心者向けの基本的な装備を一式揃えると最低でも5万円以上は見ておく必要があります。

しかし、自分の体に合ったものを選べ、愛着を持って長く使えるというメリットがあります。

頻繁に登山をする方や、他の山にも挑戦したいと考えている方は、購入を検討するのも良いでしょう。

比較項目	レンタル	購入
メリット	初期費用が安い、保管場所不要、手軽	自分に合うものを選べる、長く使える、愛着が湧く
デメリット	毎回費用がかかる、自分に合わない可能性	初期費用が高い、保管場所が必要、手入れが必要
費用目安	基本セット: 10,000円～20,000円	基本一式: 50,000円～
おすすめ	初心者、年1回程度の登山	頻繁に登山する方、こだわりたい方

どちらを選ぶにしても、富士登山では天候が急変しやすく、夏でも気温が低いことを考慮し、防寒着（フリースなど）やレインウェアは必須です。

安全に関わる重要な装備なので、費用だけでなく機能性もしっかり確認して選びましょう。

食費・飲料代の目安

登山中のエネルギー補給と水分補給は非常に重要で、食費・飲料代も予算に含めておく必要があります。

行動中に食べる行動食（チョコレート、飴、ナッツ、エナジーバー、ドライフルーツなど）や、山小屋以外での食事（お弁当など）、そして飲料水が主な費用となります。

これらは事前にスーパーやコンビニで購入して持参するのが最も経済的です。

麓で購入する場合、1人あたり2,000円から3,000円程度を見積もっておくと良いでしょう。

富士山の五合目や山小屋でも食料や飲み物を購入できますが、標高が上がるにつれて価格は高くなります。

例えば、500mlのペットボトルの水が500円程度、カップラーメンが800円程度することも珍しくありません。

荷物の重量とのバランスを考えながら、持参するものと現地で購入するものを計画的に決めましょう。

山小屋で温かい食事（うどん、カレーなど）をとる場合は、1食あたり1,000円〜1,500円程度の追加費用を見ておくと安心です。

項目	費用の目安（1人あたり）	備考
行動食・飲料水	2,000円～3,000円	事前購入の場合。チョコレート、飴、エナジーバー、水など
山小屋での食事	1,000円～1,500円（1食）	昼食や追加の軽食など
山小屋での飲料	500円～（500mlペット）	標高が高いほど高価になる傾向

特に水分補給は重要ですが、一度に大量に運ぶのは大変です。

最低限必要な量（1〜1.5リットル程度）を持参し、不足分は山小屋で購入するなどの計画も有効です。

富士山保全協力金（入山料）の案内

富士山の環境保全や登山者の安全対策を目的として、富士山保全協力金への協力が呼びかけられています。

これは一般的に「入山料」とも呼ばれています。

金額は1人1,000円（小学生以下は任意）で、支払いは任意ですが、世界文化遺産である富士山を未来へ引き継ぐために、多くの登山者が協力しています。

支払いは、各登山口（五合目）にある受付窓口で行えます。

支払うと、記念の木札（年度によってデザインが変わる）を受け取ることができます。

集められた協力金は、トイレの維持管理、安全誘導員の配置、救護所の運営、登山道の整備などに活用されています。

快適で安全な登山の環境を守るためにも、ぜひ協力しましょう。

登山保険の必要性と費用

富士登山では、転倒による怪我、高山病、天候の急変による道迷いなど、予期せぬアクシデントが発生する可能性があります。

万が一の事態に備えて、登山保険への加入を強くおすすめします。

登山保険は、通常の旅行保険ではカバーされないことが多い遭難時の捜索・救助費用や、救援者の交通費・宿泊費なども補償の対象となる場合があります。

治療費用はもちろん、他人を負傷させてしまった場合の賠償責任をカバーするプランもあります。

保険料は、補償内容や期間によって異なりますが、日帰りや1泊2日の富士登山であれば、1人あたり500円から1,000円程度の手頃な掛け金で加入できるものが多くあります。

コンビニの端末、保険会社のウェブサイト、スマートフォンのアプリなどから手軽に申し込めるため、出発前に必ず加入しておきましょう。

加入方法（例）	特徴
コンビニ（マルチコピー機）	手軽に手続き可能
保険会社ウェブサイト	多様なプランから比較検討可能
スマートフォンアプリ	いつでもどこでも申し込み可能、キャッシュレス対応も
登山口での加入（一部）	直前でも加入できる場合があるが、事前の準備が確実

「備えあれば憂いなし」です。

安心・安全な登山のために、保険加入は必須と考えましょう。

その他（トイレ代・シャワー代など）

主要な費用の他に、見落としがちな細かい費用もいくつかあります。

まず、トイレの使用料です。

富士山のトイレは、環境保全のため維持管理に費用がかかることから、ほとんどが有料（チップ制）です。

料金は1回あたり100円から300円程度が相場です。

登山中は何度か利用することになるため、100円玉を多めに用意しておきましょう。

次に、シャワー代ですが、富士山の山小屋では水が非常に貴重なため、シャワー設備がないところがほとんどです。

一部、有料（1回1,000円程度）で利用できる山小屋もありますが、期待しない方が良いでしょう。

汗拭きシートなどで体を拭いて対応するのが一般的です。

その他、下山後に温泉に立ち寄る場合の入浴料（1,000円前後）やお土産代なども考慮しておくと、より正確な予算を立てられます。

項目	費用目安	備考
トイレ代	100円～300円/回	小銭（特に100円玉）を準備
シャワー代	約1,000円/回	設置されている山小屋はごく一部
温泉入浴料	1,000円前後	下山後のリフレッシュに
お土産代	実費	五合目や麓の売店で購入可能

これらの細かい費用も積み重なると意外な出費になることがあります。

事前にリストアップして予算に入れておくと安心です。

個人手配 vs ツアー 料金とメリット・デメリット比較

• 個人手配のメリット・デメリットと費用総額
• 登山ツアーのメリット・デメリットと費用総額
• ガイド付きツアーの料金相場
• おすすめの登山ツアー会社（サンシャインツアー、クラブツーリズムなど）
• 初心者におすすめの選択

富士登山を実現する方法は大きく分けて「個人手配」と「登山ツアー」の2つがあり、どちらを選ぶかで費用や準備の手間、登山の体験が大きく変わってきます。

それぞれのメリット・デメリットや費用総額の目安を知り、ガイド付きツアーの料金や具体的なツアー会社についても理解を深めましょう。

最終的に初心者の方がどちらを選ぶべきかについても解説しますので、ご自身の登山スタイルや予算に合った方法を見つける参考にしてください。

自分に合ったスタイルを選ぶことが、安全で満足度の高い富士登山への第一歩です。

項目	個人手配	登山ツアー
メリット	自由度が高い、費用を抑えやすい	手軽、安心感がある、知識が得られる
デメリット	手間がかかる、全て自己責任	費用が高い傾向、自由度が低い
費用目安	約3万円～7万円	約5万円～10万円
おすすめな人	登山経験者、計画好き、費用重視	初心者、準備が面倒、安心重視

個人手配のメリット・デメリットと費用総額

個人手配とは、交通手段や山小屋、必要であれば登山装備のレンタルなどをすべて自分で計画し、予約・手配する方法を指します。

最大のメリットは、自分のペースで自由な計画を立てられる点と、工夫次第で費用を抑えられる可能性があることです。

例えば、混雑する週末を避けて平日に登ったり、交通手段を工夫したりすることで節約が可能です。

しかし、デメリットとしては、情報収集から予約・手配まで、すべて自分で行う手間がかかる点が挙げられます。

特に山小屋の予約はシーズンになるとすぐに埋まってしまうため、早めの行動が必須です。

また、登山中のトラブル対応なども含め、すべて自己責任となる点も理解しておく必要があります。

費用総額の目安としては、約3万円から7万円程度を見込むと良いでしょう。

これは、利用する交通手段、山小屋のグレード、装備をレンタルするかどうかなどで変動します。

しっかりと計画を立て、必要な情報を集めることが、個人手配を成功させるカギとなります。

登山ツアーのメリット・デメリットと費用総額

登山ツアーは、旅行会社が企画・実施するパッケージプランを利用する方法です。

交通手段、山小屋の予約、場合によっては登山ガイドや装備レンタルまでセットになっていることが多く、準備の手間が大幅に省けるのが最大のメリットといえるでしょう。

特に初心者の方にとっては、経験豊富なガイドが同行するプランもあり、安心して登山に臨める点が魅力です。

一方で、デメリットとしては、個人手配に比べて費用が高くなる傾向があること、そして決められたスケジュールに沿って行動する必要があり、自由度が低いことが挙げられます。

休憩時間やペース配分などもツアーの行程に合わせる必要があります。

費用総額の目安は、約5万円から10万円程度が一般的です。

料金にはバス代、山小屋宿泊費、ガイド料などが含まれていることが多いですが、プランによって内容は様々です。

装備レンタルや保険が別途オプションになっている場合もあるため、申し込み前にツアー内容と含まれる費用をしっかり確認することが大切です。

ガイド付きツアーの料金相場

ガイド付きツアーとは、登山ツアーの中でも専門の登山ガイドが同行し、安全管理やペース配分、高山病対策などのアドバイスをしてくれるプランです。

特に富士登山が初めての方や体力に自信のない方、知識面で不安がある方にとっては、非常に心強い存在となります。

ガイドから富士山の自然や歴史について話を聞けるのも魅力の一つです。

料金相場としては、ガイドが付かない一般的なツアー料金に加えて、1万円から3万円程度高くなるのが一般的です。

グループの人数やガイドの経験によっても料金は変動します。

決して安い金額ではありませんが、安全確保や知識習得という付加価値を考えると、特に初心者にとっては検討する価値のある選択肢です。

費用対効果を考えて、自分にとってガイドが必要かどうか判断しましょう。

おすすめの登山ツアー会社（サンシャインツアー、クラブツーリズムなど）

富士登山のツアーは多くの旅行会社が扱っていますが、ここでは代表的な2社を紹介します。

サンシャインツアーとクラブツーリズムは、どちらも富士登山ツアーの実績が豊富で、初心者向けのプランを多数用意しています。

ツアー会社	特徴	プラン例
サンシャインツアー	バスツアーが豊富、首都圏発着が多い、レンタル付きプランも充実	新宿発着バス・山小屋泊・ガイド付きプラン、女性限定プラン、レンタルフルセット付きプラン
クラブツーリズム	プランの多様性が魅力、体力レベル別コース設定あり、温泉付きプランも	関西・東海など地方発着プラン、専門ガイド同行プラン、下山後の温泉入浴付きプラン

上記の他にも、さまざまな旅行会社が富士登山ツアーを企画しています。

各社のウェブサイトでプラン内容や料金、出発地などを比較検討し、自分の希望に合ったツアーを見つけることをおすすめします。

口コミや評判も参考にすると良いでしょう。

初心者におすすめの選択

富士登山が初めてという初心者の方にとって、個人手配とツアーのどちらが良いかは、何を最も重視するかによって変わってきます。

もし、体力に自信がなく、登山の知識もほとんどない、準備の手間をできるだけ省きたい、何よりも安全・安心を優先したいと考えるなら、登山ツアー（特にガイド付き）を選択するのがおすすめです。

費用は高めになりますが、経験豊富なプロのサポートを受けられる安心感は大きいです。

一方で、費用を少しでも抑えたい、自分のペースで登りたい、事前の情報収集や計画立てが好きという方であれば、個人手配に挑戦するのも良いでしょう。

ただし、その場合は装備の準備、ルートや山小屋の情報収集、体力づくりなどを入念に行う必要があります。

最終的には、ご自身の性格や体力レベル、予算などを総合的に考えて判断することが重要です。

費用面での比較だけでなく、それぞれのメリット・デメリットをよく理解した上で、後悔のない選択をしてください。

富士登山 費用を抑える節約術と準備のポイント

富士登山には様々な費用がかかりますが、工夫次第で総額を抑えることは十分可能です。

ここでは、交通費、山小屋宿泊費、装備費用、食費といった主要な費用の節約術から、格安ツアー選びのポイント、必須の持ち物とその費用感、さらには事前の準備まで、具体的な方法をご紹介します。

ポイントを押さえて賢く準備を進めれば、予算内で安全かつ快適な富士登山が実現できますよ。

交通費を安くするコツ

登山口までの交通費は、出発地やアクセス方法によって大きく変動する項目です。

例えば、高速バスは比較的安価な選択肢で、特に早期割引やウェブ予約割引などを活用すると、往復で数千円節約できる場合があります。

アクセス方法	節約のポイント	備考
高速バス	早期予約割引、WEB割引、キャンペーン利用	新宿発着など便数が多い、楽
マイカー	乗り合いで行く、深夜割引の活用	マイカー規制期間中はシャトルバス代と駐車場代が別途必要（例: 富士スバルライン）
電車＋路線バス	金券ショップでJR回数券を購入、路線バスとのセット券	乗り換えが多い場合がある
ツアーバス	ツアー料金に含まれる場合が多い	個別手配より割高な場合もある

自分の出発地からのアクセス方法を比較検討し、最もコストパフォーマンスの良い手段を選びましょう。

山小屋宿泊費を抑える方法

富士登山でご来光を目指す場合、山小屋での宿泊が一般的ですが、この費用も工夫次第で抑えることができます。

最も効果的なのは、比較的料金が安く設定されている平日を狙って登山することです。

週末や祝前日は2,000円〜3,000円程度高くなる山小屋もあります。

節約ポイント	詳細
平日の利用	週末料金より安価な場合が多い
早期予約	早割プランがある山小屋も存在する
相部屋の選択	個室よりも料金が安い
食事なしプラン（素泊まり）の検討	食事は持参する必要あり
山小屋のグレード確認	施設内容によって料金に差がある

山小屋は予約が必須ですので、早めに各山小屋の公式サイトなどで「山小屋 予約 料金」を確認し、自分の予算とスケジュールに合ったところを選びましょう。

装備費用を節約するアイデア（レンタル・中古）

登山靴、レインウェア、ザックなどの登山装備は安全に登るために必須ですが、一式揃えると高額になりがちです。

特に初心者の方は、まず登山用品のレンタルサービスを活用するのがおすすめです。

「やまどうぐレンタル屋」や「そらのした」のような専門業者では、登山靴・ザック・レインウェアの基本3点セットが10,000円前後からレンタル可能です。

節約方法	メリット	デメリット	費用目安 (例)
レンタル	初期費用を大幅に抑えられる、保管場所不要	何度も借りると購入より割高になる場合がある	基本セット 10,000円〜20,000円
中古品購入	新品より安価に購入できる（メルカリ、ヤフオクなど）	品質の見極めが必要、サイズが合わないリスク	アイテムによる (新品の半額程度〜)
代用品の活用	手持ちの物で済ませられる	登山専用品に比べ機能性が劣る場合がある	0円
セール品購入	新品を割引価格で購入できる	セール時期が限られる、欲しい物がない場合も	定価の20%〜50% OFF程度

食費を節約するための工夫

登山中の食費も、事前の準備で節約できるポイントです。

五合目や山小屋でも食料や飲料は購入できますが、麓のスーパーやコンビニエンスストアで購入しておく方が2〜3割程度安く済むことが多いです。

特にペットボトルの飲料は500mlで500円程度と高価なので、持参できる分は用意しましょう。

節約の工夫	具体例
行動食の持参	おにぎり、パン、菓子パン、チョコレート、ナッツ、ドライフルーツなど
飲料水の持参	最低1〜1.5リットル程度、スポーツドリンクも有効
魔法瓶の活用	温かい飲み物やスープを持参可能
山小屋での食事確認	宿泊プランに含まれるか確認、追加注文は割高になる

荷物の重量とのバランスも考えながら、持参するものと現地調達するものを計画的に選ぶことが、「富士登山 食費」を抑えるコツです。

格安ツアーを選ぶ際の注意点

登山初心者にとって登山ツアーは魅力的ですが、格安を謳うツアーには注意が必要です。

料金だけでなく、含まれるサービスの内容をしっかり確認することが重要です。

例えば、山小屋のグレード（相部屋か個室か、設備はどうか）、食事の内容、ガイドの有無と質、保険の加入状況などを比較検討しましょう。

確認ポイント	注意点	例 (確認事項)
料金に含まれるもの	交通費、宿泊費、ガイド料、レンタル代、保険料などがどこまで含まれるか	「レンタル別途」「保険各自加入」などの記載がないか
山小屋のグレード	どの山小屋に泊まるか、相部屋か、設備（トイレ・乾燥室など）はどうか	口コミや山小屋の公式サイトも参照
ガイドの質と人数	経験豊富なガイドか、参加者に対するガイドの人数は十分か	ガイドレシオ（ガイド1人あたりの参加者数）の確認
スケジュール	無理のない行程か、休憩時間は十分に確保されているか	弾丸登山（0泊2日）は高山病リスクが高い
キャンセル規定	キャンセル料が発生する条件と時期	天候不良による中止の場合の対応
運営会社の信頼性	旅行業登録があるか、過去の実績や評判はどうか	サンシャインツアー、クラブツーリズムなどの大手は比較的安心

「富士登山 料金 ツアー 比較」などで調べ、複数のツアーを比較し、安さだけでなく安全性や快適性も考慮して、納得できるツアーを選びましょう。

必須の持ち物リストと費用目安

安全で快適な富士登山のためには、適切な装備を揃えることが不可欠です。

全て新品で購入すると初心者向けのものでも5万円以上かかることがありますが、レンタルや中古品を活用すれば費用を抑えられます。

以下に主な必須アイテムと、レンタルした場合のおおよまかな費用目安をまとめます。

持ち物	用途・重要性	レンタル費用目安	購入費用目安 (参考)	備考
登山靴 (ミドル/ハイカット)	足首保護、防水性、滑りにくいソールは必須	3,000円〜5,000円	15,000円〜	事前に履き慣らしが必要
ザック (30L程度)	荷物を収納、体にフィットするもの	2,000円〜4,000円	10,000円〜	ザックカバーも必要
レインウェア (上下セパレート)	防水透湿素材 (ゴアテックスなど) が推奨	3,000円〜5,000円	15,000円〜	防寒着としても使用
ヘッドライト	夜間登山やご来光待ちの必需品	1,000円〜2,000円	3,000円〜	予備電池も忘れずに
防寒着 (フリース・ダウン)	山頂や夜間は夏でも冷え込む	–	5,000円〜	レイヤリング（重ね着）で調整
帽子	日差し・紫外線対策、防寒	–	2,000円〜	ニット帽やキャップ、ハットなど
手袋・軍手	防寒、岩場での手の保護	–	1,000円〜	スマホ対応だと便利
タオル・手ぬぐい	汗拭き、日よけ、防寒	–	500円〜	速乾性のものがおすすめ
水筒・飲料水	最低1〜1.5L、スポーツドリンクも有効	–	1,000円〜	ハイドレーションシステムも便利
行動食・非常食	エネルギー補給、万が一の備え	–	2,000円〜	チョコレート、飴、エナジーバーなど
富士山保全協力金	1人1,000円	–	1,000円	五合目などで支払い
小銭	トイレ代 (100円〜300円/回)	–	–	100円玉を多めに用意
健康保険証 (コピー可)	万が一の際の提示用	–	–	–
登山計画書 (提出用)	安全登山のため	–	–	事前に作成・提出 (郵送・WEB・現地BOX)

不足なく、しかし無駄なく準備することが大切です。

事前の体力づくりと情報収集

費用面の準備と並行して、安全に登頂するための体力づくりと最新情報の収集も非常に重要です。

富士登山は標高差が大きく、5〜8時間程度の歩行に耐えられる体力が必要です。

普段運動習慣がない方は、最低でも1ヶ月前から階段の上り下りやウォーキング、軽いジョギングなどを始めましょう。

週末に近郊の山で練習登山をするのも効果的です。

準備項目	内容
体力トレーニング	階段昇降、ウォーキング、ジョギング、スクワット、ハイキング
高山病対策	前日は十分な睡眠、水分補給、五合目で1時間以上体を慣らす、ゆっくり登る
情報収集	天気予報、登山道の状況、山小屋の予約状況・ルール、バス時刻表、マイカー規制情報

富士山の公式サイトや関連情報サイト、登山経験者のブログなどを参考に、必要な準備を怠らないようにしてください。

万全の準備が、安全で楽しい富士登山につながります。

• 交通費を安くするコツ
• 山小屋宿泊費を抑える方法
• 装備費用を節約するアイデア（レンタル・中古）
• 食費を節約するための工夫
• 格安ツアーを選ぶ際の注意点
• 必須の持ち物リストと費用目安
• 事前の体力づくりと情報収集

よくある質問（FAQ）

まとめ

この記事では、初めて富士登山に挑戦する方向けに、富士登山の費用について詳しく解説しました。

個人手配の場合の総額は約3万円台から、ツアーの場合は約5万円からが富士登山 料金 相場の一つの目安です。

• 富士登山に必要な費用総額の目安（個人手配・ツアー別）
• 交通費、山小屋 宿泊 料金、装備 レンタル 料金、食費などの主な費用 内訳
• 費用を抑えるための節約術（平日登山、装備レンタル活用など）
• 初心者向けの個人手配とツアーのメリット・デメリット比較

この記事でご紹介した富士登山 予算の目安や料金 内訳、費用 節約のポイントを参考に、ご自身のスタイルに合った計画を立てて、安全で思い出に残る富士登山を実現してください。