クライミットのマットを一言でいうと「コスパが高い」です。
なぜなら他社に比べて、割安だからです。
しかし、安いだけでなく軽くてコンパクト、独自の形状で寝心地も良くなっています。
今回は、そんな特徴的なクライミットのマットについて解説していきますね!
この記事の結論
登山用
・夏・3シーズン用なら、スタティックV2
夏・3シーズン用で軽さ重視ならイナーシャオゾン
・冬用なら、インシュレーティッドV ウルトラライトSLとイナーシャオゾンの組み合わせ
キャンプ用
・夏用なら、スタテックV
・3シーズン用なら、インシュレーティッドV ウルトラライトSL
・冬キャンプなら、クライマロフト スリーピングパッド
特にイナーシャオゾンは私のお気に入り
枕付きで354gで超コンパクトです。
夏・3シーズン用として特におすすめ
一応-10度以下の厳冬期でも眠れはしましたが、寒すぎて不快だったので、
素直に冬用マットを買った方が無難です。
クライミットのマットの特徴
クライミットのマットは、
・価格が安い
・軽い
・コンパクト
・独自の形状で寝心地が良い
が特徴のマットです。
クライミットのマットは、軽くてコンパクト。
まさに登山向きです!
クライミットのマットを選ぶメリット・デメリット
クライミットのマットを選ぶメリットと、デメリットをまとめました。
クライミットのマットを選ぶデメリット
まずはデメリットについて解説していきます。
クローズドセルモデルが無い
クライミットにはクローズドセルのモデルが無いので、クローズドセルモデルを探している方にはあまり向いていません。
登山モデルは全長183cmまでしかない
登山に向いたエアマットモデルは、全長183cmまでのモデルしかありません。
180cm以上の背の高い方は、枕を使うなど使い方を少し工夫すると良いです。
R値(ASTM)1.3と低い
R値が1.3と低いので、3シーズン以外は単体で使うことにあまり向いていません。
ただ、軽いので他のマットなどと一緒に使うなど、組み合わせて使うと3シーズン以外も使うことができます。
クライミットのマットを選ぶメリット
ここではメリットについて解説します。
価格が安い
登山向けのエアマットシリーズは1万円台とリーズナブルです。
3シーズン単体で使うのはもちろん、冬など追加のマットとして使うのにも向いています。
軽くてコンパクト
クライミットのエアマットの重さは、176~500g前後とスマートフォンからペットボトル1本分程度の重さしかありません。
収納サイズも直径7.6cm、高さ20cmと350ml~600mlのペットボトルとほぼ同じか、一回り大きいだけのサイズです。
小屋泊やテント泊で使いやすいのはもちろん、やスピードハイクやライト志向の方にも向いています。
独自の形状で寝心地が良い
マットの形状がV字型になっていて、寝返りをうっても形状が変わりにくいので、寝心地が良くて地面からの影響も受けにくくなっています。
クライミットのマットの使用感・評判・クチコミ
ここではクチコミをまとめました。
実際に使っている人のクチコミなので、選ぶ時の参考になりますね。
悪い口コミ
まずは悪いクチコミからです。
思ったよりはボヨポヨするかな。
Amazonレビューより引用
届いた時はコンパクトでしたが、空気を入れたあと空気が完全に抜けませんでした
Amazonレビューより引用
寝て3時間ほどで半分ほど空気が抜けます。夜中目が覚めてしまいました。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2RAXM97AAHA3E/ref=cm_cr_srp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B00BZ3C900
悪いクチコミはほとんどありませんでしたが、エアマットなので穴あきやエア漏れの心配はやはり付きまとうようです。これについては、標準で付いているリペアパーツなどで対応するしかなさそうです。
良い口コミ
次は良いクチコミをまとめました。
キャンプ用で購入しました。
Amazonレビューより引用
セール価格だったので半額で購入できました。
まずコンパクトさに驚きました。重さはさほど気にならなかったです。
エアマット特有のボフボフしたような感覚はなく、快適です。
めちゃくちゃ快適でした。地熱を感じない。蒸れない。コンパクト、軽量!
Amazonレビューより引用
山と道のミニマリストパッドと併用しています。握り拳大と、とても小さくまとまり荷物のコンパクト化に貢献しています。片付けの時の空気も抜けやすいです。
頭肩尻がちょうどボリュームゾーンに乗っかり、夏の南アルプスでは地面の冷えを感じる事なく休めました。壊れても買い直したい商品です。
Amazonレビューより引用
いつもテントで底冷えしてましたが、雪の残るGWの八ヶ岳で、クローズドセルとダブル使いでまったく冷えませんでした。(逆に上が寒かった)重さも気にならないし、夏はこれだけでいけそうです。
Amazonレビューより引用
良いクチコミはとても多く、軽くてコンパクトという口コミが多かったです。
総評
悪いクチコミの多くはクライミットのマットによるものよりも、エアマットとして避けられないエア漏れなどの物でした。
良い口コミは、エアマットとしての良さはもちろんですが、クライミットとしての良さである、軽くてコンパクト、独自の形状による寝心地や断熱性の高さなどが多かったです。
クライミットならではの特徴で、良い評価を沢山得ているクライミットマットはとても魅力的ですね。
おすすめのクライミットのマット
インフレータブルマット、エアマット、ともにおすすめを紹介します。
コスパ最強:クライミット:スタティックV、リーコン、スタティックV2
スタティックVシリーズは、コストパフォーマンスの高いクライミットの代表的なモデルです。
重さは530gで収納サイズはφ7.6×20.3cmと、500mlのペットボトルとほとんど同じ重さで、1~2cm径が大きい程度のサイズです。
V字型の形状の空気室で、寝心地の良さと断熱性の高さがあります。
R値(ASTM)1.3とやや低いですが、3シーズンで使えて寒い時期も他のマットと組み合わせて使えるなど、幅広い使い方ができます。
スタテックVは緑色ですが、ベージュのリーコンやカモフラージュデザインのモデル、表面に30デニールの生地を使った463gの軽量モデルのV2もあります。
軽くてコンパクト、独自の形状で寝心地も良いので初めて購入するエアマットとしてもおすすめ。
コストパフォーマンスが高いのは、装備にお金のかかるテント泊などではとても助かるわ。
- サイズ :全長183×幅58.4×厚さ6.4cm
- 収納サイズ :φ7.6×20.3cm
- 重 量 :530g、463g(V2)
- R 値(ASTM):1.3
- 素材 :75Dポリエステル、30D表/70D裏ポリエステル(V2)
- 付属品 :専用スタッフサック、リペアパーツ
コンパクトで軽量 クライミット:イナーシャオゾン
イナーシャオゾンは、穴の開いた独特の形状をしたシュラフに入れて使うマットです。
マットに穴は開いていますが、体を支える方や腰の部分はしっかりとしており、寝心地も確保されています。
また、枕が付いているのも地味に良いポイントです。
重さは354g、収納サイズもφ8.9cm×15.2cmと、スタテックシリーズと比べてもさらに軽くて、小さくなっています。
穴の開いたイナーシャシリーズは、寝袋の中に入れて使うモデルです。
-10度以下で夏用マットで寝れるかという奇抜な検証にも使いました。
眠れはしますがかなりスースーするので、人にはおすすめできません。夏に使いましょう。
- サイズ :全長183×幅55×厚さ4.4cm
- 収納サイズ :φ8.9×15.2cm
- 重 量 :354g
- R 値 :無し
- 素材 :表30D/裏75D ポリエステル
- 付属品 :専用スタッフサック、リペアパーツ
クライミット:イナーシャXフレーム
イナーシャXフレームは、肉抜き個所を増やすことで、オゾンよりもさらに軽くした258gのモデルです。
肉抜き部分は多いですが、頭、肩、腰、足首の部分はしっかりとしており、寝心地が犠牲にならないようにされています。
また、軽いだけでなく、イナーシャオゾンよりも一回りコンパクトに収納することができます。
イナーシャオゾンよりも、さらに軽いモデルを探している方におすすめです。
- サイズ :全長183×幅45×厚さ3.8cm
- 収納サイズ :φ7.6×15.2cm
- 重 量 :258g
- R 値 :無し
- 素材 :表30D/裏75D ポリエステル
- 付属品 :専用スタッフサック、リペアパーツ
クライミット:イナーシャX ライト
イナーシャXライトは、イナーシャXを腰までの長さに短くした、クライミットのマットの中で最も軽いモデルです。
長さは腰まであるので、軽いモデルを探している方には必要十分な長さです。
また、短い分どのようなシュラフにも入れて使いやすくなっています。
- サイズ :全長107×幅46×厚さ4cm
- 収納サイズ :φ6.4×14cm
- 重 量 :173g
- R 値 :無し
- 素材 :表30D/裏75D ポリエステル
- 付属品 :専用スタッフサック、リペアパーツ
クライミット:インシュレーティッドV ウルトラライトSL
インシュレーテッドV ウルトラライトSLは、スタティックシリーズと同じ形ですが、断熱素材を加えてR値(ASTM)を1.9に高めたモデルです。
R値を高めるために断熱材を加えていますが、生地を30Dに薄くして幅を7cm小さくすることで、V2よりも10g軽い454gになっています。
断熱材が入っている分、収納サイズはφ11cm×18cmと体積は約1.8倍になっています。
少しでも断熱性の高いモデルを探している方におすすめです。
- サイズ :全長183×幅51×厚さ6cm
- 収納サイズ :φ11×18cm
- 重 量 :454g
- R 値 :4.4、ASTM 1.9
- 素材 :断熱材、30D ポリエステル
- 付属品 :専用スタッフサック、リペアパーツ
クライミット:インシュレーティッド スタティックV Luxe SL
スタティックV Luxe SLは、断熱材を使い厚みを1.5倍にすることで、R値を6.5と高めたモデルです。
他のスタティックシリーズは6.4cmの厚みですが、Luxe SLは9cmとなっています。
また、マットの幅が69cmと広くて全長が198cmなので、寝返りなどもしやすく体の大きい方にも使いやすくなっています。
重さは887gとやや重たく、収納サイズも大きいので、キャンプで使う方に向いています。
- サイズ :全長198×幅69×厚さ9cm
- 収納サイズ :φ18×23cm
- 重 量 :887g
- R 値 :6.5
- 素材 :断熱材、30D ポリエステル
- 付属品 :専用スタッフサック、リペアパーツ
クライミット:クライマロフトスリーピングパッド
クライマロフトスリーピングパッドは、キャンプに向いた低反発素材を使ったインフレータブルマットです。
低反発素材は腰より上に使い、できるだけ軽くなるように作られています。
軽くなるように作られてはいますが、1.1kgあり収納サイズも大きいので登山よりもキャンプで使うのに向いています。
全長が15cm、幅が16cm、暑さが4cm厚いXLモデルもラインナップされています。
登山に使うには重たく大きいので、キャンプで使うのに向いたモデルです。
R値(ASTM)2.3なので、3シーズンだけでなく冬のキャンプでのベースマットとしても使うことができます。
- サイズ :全長183×幅58×厚さ9cm、全長198×幅74×厚さ13cm(XL)
- 収納サイズ :φ20×29cm、φ19×38cm(XL)
- 重 量 :1.1kg、1.45kg(XL)
- R 値(ASTM) :2.3
- 素材 :断熱材、75D ポリエステル
- 付属品 :専用スタッフサック、リペアパーツ
クライミット:ドリフトカーキャンプピロー
ドリフトキャンプピローは、キャンプで使いやすい枕です。
中身はコットンで使い心地が良くなっていますが、540gで収納サイズも大きいので、登山よりもキャンプ向きです。
一回り大きいLサイズもラインナップされています。
- サイズ :幅46×奥行30×高さ14cm、幅58×奥行41×高さ17cm(L)
- 収納サイズ :28×13×13cm、34×13×18cm(L)
- 重 量 :540g、785g(L)
- 素材 :本体 ポリウレタン形状記憶フォーム、
- アウター 75Dリップストップポリエステル、インナー 綿
- 付属品 :収納ベルト
よくある質問
クライミット マットの 膨らませ方
専用のポンプもありますが、ここでは口で膨らます方法について記載します。
膨らませ方はとても簡単で、バルブを開けて10回から15回息を吹くだけです。
とても簡単ですね。
断熱材や低反発素材を使っているモデルは、口で膨らますと湿気でカビてしまうことがあるので、できれば専用のラピッドエアーフリップバルブポンプで膨らませましょう。
クライミット マットの畳み方
エアマットは畳み方が難しいですよね。うまくしないと空気が残ってしまい、うまく収納できません。
ここでは、代表としてスタティックVの畳み方について、メーカーの推奨方法を記載しますね。
まず、バルブを開けてバルブの反対側から丸めていきます。丸めたら再度広げます。この時点で完全に空気が抜けている必要ありません。
次に縦に4つ折りにします。そしてバルブの反対側からバルブに向かって丸めていきます。ここではしっかりと空気を抜くため、少し強めに抑えながら丸めましょう。
丸めたら収納袋に入れて終わりです。
簡単ですよね。
コツは、1度丸めて大方の空気を出してから、再度広げてしっかりと空気を抜きながら丸めることです。
まとめ
クライミットのマットはコストパフォーマンスが高く、軽くて収納がコンパクトと登山にとても向いています。
また、独自の形状で寝心地が良く、他のマットと組み合わせることで、冬を含めた幅広いシーズンで使うことができます。
現在マットを探している方や、冬山でキャンプやテント泊登山を行おうと考えている方には、コストパフォーマンスが高くて他のマットと組み合わせやすいので、とてもおすすめです。
クライミットのマットはコストパフォーマンスが高く、軽くて小さく寝心地も良いので、エアマットを探している方は1度検討してみることをおすすめします。
この記事の結論
登山用
・夏・3シーズン用なら、スタティックV2
夏・3シーズン用で軽さ重視ならイナーシャオゾン
・冬用なら、インシュレーティッドV ウルトラライトSLとイナーシャオゾンの組み合わせ
キャンプ用
・夏用なら、スタテックV
・3シーズン用なら、インシュレーティッドV ウルトラライトSL
・冬キャンプなら、クライマロフト スリーピングパッド
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