毎年開通した週は、何人も転落事故が起きています。年齢に関わらず発生していますので、訪れる際には特に注意してください。
今回はそんな危険はあってもそれでもなお多くの登山者が訪れる「下ノ廊下」の注意点と魅力を調べました。
最新の状況については、阿曽原温泉小屋のホームページをご覧ください。
登山道の様子は、以下の動画がわかりやすいです。過去情報ですが、道の状況も把握できます。
危険エリアになりますので、ヘルメットは必ず着用するようにしましょう。
調べたい道具をクリック
2024年の情報は秋頃より更新します
2021年は9月末には開通できましたが、
2022年は10月中旬以降、
2023年は9月末となりました
2024年は10月初旬となる見込みです
(当初は9月末見込みでしたが雨の影響が大きいよう)
今シーズンは基本的に「黒部ダム~阿曽原間」の往復の登山者を対象に ・素泊まり宿泊 ・キャンプ場利用 ・温泉利用 の運営・管理をいたします。(裏劔方面の雲切新道は、丸太橋が修復不能なので今シーズンは利用をお勧めできません)
期間は黒部ダムからの「下の廊下」が歩ける様になってから ・小屋の素泊まりは10月末日 ・キャンプ場と温泉の管理は11月3日 までといたします。
※下の廊下整備状況
S字峡前後を上流に向けて整備中のはずですが、今週は秋雨前線の影響で雨模様の日が続きましたし、週末は作業を休みますのでそれほど進んでいないのではないかと想像しています。
詳細は随時お知らせしますが、9月中は通行不能だと考えてもらっても良いかと!
阿曽原温泉小屋より
基本情報
オススメコース:黒部ダム~阿曽原温泉~欅平
レベル:上級者向け
歩行時間(休憩なし時):12時間40分
歩行距離:24km 車でのアクセス:名古屋から3時間
下ノ廊下ってどんな山?
下ノ廊下は非常に訪れるのが難しいルートです。
まず第一に雪解けがかなり遅く、 例年9月中旬から10月のみ通行可能となるので、かなり短い期間しか通ることができません。
しかも、年によっては、一度も開通することがないこともあるのです。
道の難易度抜きにしても歩くチャンスが非常に少ないことが分かると思います。
それに加え、登山道は狭く、落石も多いので、ヘルメット推奨の上級者ルートと言えます。
そんな下ノ廊下は紅葉がすばらしく、10月中旬~長い登山道が一面の紅葉に染まり、目が麻痺してくるほど鮮やかな景色に包まれます。また、道中には温泉もあり、秘境の紅葉を楽しむことができます。
地図は必ず持って行きましょう。
黒部 下ノ廊下の未来
下ノ廊下は、観光開発が計画されています。⇒詳細
現在の約5倍の人が訪れる見込みとのことなので、空いている下ノ廊下を見ることができるのは、あとわずかとも言えるかもしれません。
県が長年、観光振興に欠かせないとして全面開放を求めてきたことを受け、18年10月、関電との間で協定が結ばれ、開放に合意。24年度から、現行の公募見学会の約5倍となる年間最大1万人を受け入れることになっている。
北陸・信越観光ナビより
黒部宇奈月キャニオンルートが2025年秋にオープン予定。⇒詳細
電力会社が手掛ける安全な新ルートだよ。下ノ廊下とは真逆の思想だけど気になってます
開通にかなり時間がかかっているから、ツアー料金がいくらになるのかも注目ですね。こちらも随時状況を更新しています。
下ノ廊下の開通時期
年によって開通時期が変わります。こまめにチェックしましょう。
近年はコロナウイルスの状況にも注意する必要があります。
最新の状況については、阿曽原温泉小屋のホームページをご覧ください。
登山ルート
①黒部ダム~阿曽原温泉~欅平
スケジュール 1日目 8:00 黒部ダム 10:40 別山谷出合 12:20 十字峡 14:35 仙人谷ダム 15:25 阿曽原温泉 2日目 6:00 阿曽原温泉 8:00 折尾谷 9:20 トンネル 11:10 欅平駅
スターとが4つ下の地図「黒部ダム」で、このすぐ下の画像、
「欅平」まで長い道を歩くルートです。
【 黒部ダムが登山口】
以下のマップは、橋の中央ですが、この橋に向うトンネル出口付近には、トイレ、水道があります。
トロリーバス乗り場から、バスの進行方向に進み、「登山者出口」という矢印の出口からトンネル外に出て登山口に向うことができます。
注意点
「黒部に怪我はなし」と言われています。これは怪我するような危険な場所ではないというような意味ではなく、落ちたら死ぬから怪我ではすまないといった意味だそうです。
下ノ廊下の魅力を知ると同時に注意点も抑えて起きましょう。
・狭い崖道
一番注意すべきはこの狭い崖道です。特にグループ登山の方は、不用意に振り向いたりして、ザックで後ろの方にぶつかったりしないようにしましょう。
バランスを崩したら谷底にまっさかさまです。
・ 草木で隠れた断崖
紅葉で上ばかり見ていて足を踏み外したりしないように、注意が必要です。
・ 落ち葉に埋もれた 崩落しかけた道
落ち葉に埋もれると、道が良く見えないことがあります。注意深く観察しましょう。
・滝で濡れた滑りやすい木道+断崖絶壁
湿った木道は非常に滑りやすくなります。転ばないように注意しましょう。滝がある場所は濡れずに通るのは困難です。靴が濡れると滑りやすくなることもあるので、気をつけましょう。
宿泊情報
阿曽原温泉
営業期間:7月中旬-10月28日の宿泊まで (例年)
1泊2食 10,000円
素泊 7,000円
阿曽原キャンプ場
阿曽原キャンプ場について、10月末まで営業予定です。(例年)
混雑を避けて利用しましょう。
テント:30張
混雑予測
阿曽原温泉前のテント場は、下の廊下開通時期の土日は常に満員という状況のようです。
平日なら多少は余裕があるとのことですので、可能な方は時期をずらして訪れると良いでしょう。
最近もそんなに変わらないよ
2020年10月31日
阿曽原温泉テント場ヤバ pic.twitter.com/2JlMMEMplW
— ふぁてちゃ提督@10/30-11/1九州 (@fatechan) October 31, 2020
2018年10月05日の様子
下の廊下④関電宿舎〜阿曽原温泉
— テント豚 (@yasuleena) October 15, 2018
真新しい関電宿舎の前は広い平坦地。勿論テントは禁止です^^;
ここからの急登と急下降は疲れた体にかなり効いた💦
阿曽原温泉のテン場はこの日は目一杯。通路まで張られている状況でした。当然のことながら温泉もイモ洗いで順番待ちでした。 pic.twitter.com/YImguLUuo2
2017年10月08日の様子
流行に乗って混雑テント場画像を貼る。一昨年の10月8日、阿曽原温泉。このあとまだまだ混んだ… pic.twitter.com/70jtX3CjId
— 鉄チンホイール (@hiro_tetsu) September 19, 2019
2016年10月25日の様子を見ると、14時前には到着したいです。
阿曽原温泉のテント場。
— ajitarou (@ajixtuko0316) October 24, 2016
私達が着いたのは15時くらいでトイレの前しか平地が空いてなかったです。
周りの人に聞くと14時から15時の間にどっと埋まったようです。その少しの時間が巻けなかったんだよな〜(´._.`)
朝は6時過ぎに出てきたけどみんな早いのね。ほとんど撤収してました。 pic.twitter.com/0e8isQMLgX
関連記事
イッテQの特集で紹介されていたアミアミのウェアはこちら
コメント