厳冬期のテント泊というのは、極寒の地で過ごす予想もできない世界です。
今回はそんな極限状況で「ナンガ×ヤマケイ」の寝袋を検証してみます。
先に結論から言うと、
めちゃくちゃぬくぬくで大満足でした。
なぜこの結論になったかはぜひ記事をご覧ください
冬の寝袋を安く買うなら今週あたりが最後のチャンス。なぜなら安い代わりに受注生産で届くのに2か月とかかかることもある寝袋があるから。
— ヤマノ@アウトドア道具オタク (@yamaloglist) October 7, 2023
✅ただし2万円くらい安い… pic.twitter.com/qEexNNFklN
[ナンガ×山渓(ヤマケイ)]のオーロラライト900DXってどんな寝袋
ナンガの寝袋は永久保証をうたう高品質でサポートが優れた国産メーカーの寝袋です。
そんなナンガとヤマケイのコラボモデルは以下の特徴があります。
ナンガ×ヤマケイモデルを簡単に説明すると
ちょっと重いのと納品に時間がかかる欠点があるけど、
完全受注生産&ネット販売で価格が2万円近く安くすむ寝袋ということです。
これだけ安いなら多少の欠点は目をつぶれるかも
すぐに使いたい人だけはおすすめできないから、注意してね
商品名 | ナンガ×ヤマケイ オーロラライト900dx | ナンガ オーロラライト900dx |
価格 | 約5万円 | 約7万円 |
重さ | 1550g | 1,400g |
カラー | ブラックのみ | ブラック ブラウン レッド グレー |
納品日 | 1か月~3か月 | 即時 |
サイズ | 最大長 210×最大肩幅 80cm (身長178cmまで) | 最大長 210×最大肩幅 80cm (身長178cmまで) |
収納サイズ | 収納サイズ:φ22×34cm | 直径21×41cm |
快適使用温度 | -10度 | -10度 |
タイトル | 詳細を見る | 詳細を見る |
厳冬期用の寝袋は「ナンガ×ヤマケイ」のモデルでなくても大きすぎるサイズであることは、共通の悩みです。
「ナンガ×ヤマケイ」の寝袋も当然大きいのですが、3シーズン用のダウンハガー800#3と比べるとこの大きさです。
雪山の寒さをしのぎ切るにはこれだけのダウン量が必要なんです。
かさばる悩みを解消するには、
コンプレッションサックを使うと圧倒的に小さくなります。
左が圧縮前。右がコンプレッションバッグを使って圧縮した状態です。
関連記事:寝袋の圧縮 コンプレッションバッグの実力!!(イスカ・オクトスなど)
ナンガのオリジナル寝袋の比べたデメリット
ナンガ×山渓のコラボモデルは、オリジナルの商品とは別物ですのでデメリットもあります。
一番の欠点が受注生産性で商品到着までかなりかかるということ
ここが受け入れられないなら、ナンガオリジナルの寝袋にした方がいいよ
ちなみにヤマノは2回ほど山渓×ナンガの寝袋を購入していますが、どちらも1回目は1か月くらい、2回目は3か月くらいかかりました。
注文の状況でいつ届くかは変わってきますので、注意しましょう。
ちなみに注文から到着の間に引っ越ししてしまったときもあって、
転送届を郵便局に出しておいて助かりました。
それじゃ間に合わないという方はナンガオリジナルの寝袋を選ぶようにしましょう。
ナンガのオリジナル寝袋の比べたメリット
そんな「山渓×ナンガ」のコラボモデルですが、オリジナルを選ばないメリットは1点のみのシンプルな特徴です。
オーロラライト900dxと比べると2万円も安いのです。ここまで安いなら絶対に買いです。
お金が余って仕方がない人以外は他装備の予算を増やせるので、積極的に選ぶべきモデルだと思います。
メリットは低価格で手に入るというコスパの高さ一点です。
なので価格よりも性能を重視する人はオリジナルの寝袋がおすすめ
デメリットが気にならない人のみ選ぶようにしましょう。
サイズと重さがあるので、
コンプレッションバッグと合わせて使う方が良いかもね。
雪山テント泊の装備はただでさえ高価格だから、少しでも安くという人にはおすすめ
ナンガ×山渓 オーロラライト900DXの使用環境
-10度以下でも何度か使っていますが、上半身の寒さを感じたことはないです。
私はBMI18の貧弱ボディなので、女性より寒がりであることを自負しています。
私が大丈夫ならたいていの人は大丈夫なはず。
ただ足元はどうしても寒さを感じるので、ダウンシューズとハクキンカイロを併用しています。
・八ヶ岳(赤岳鉱泉) :-14度ツェルト泊 爆睡
・八ヶ岳(黒百合ヒュッテ):-10度ツェルト泊 爆睡
・上高地 :-10度テント泊 爆睡
合わせて使うべき防寒装備
・防寒着(必須) ないと死ぬ
・ダウンシューズ(必須) ないと-10度以下で目が覚めやすくなる
・ホッカイロ or ハクキンカイロ(必須) ないと天候等の不確定要素で温度調節ができない
・ナルゲンボトル&バーナー
非常時にゆたんぽにする(寝袋でこぼしてヤバかったため非推奨)
・バラクラバ 就寝時もしておいた方が良い
・テントマット R値が高いものを用意しておくこと
-4度以下となる状況化までは、3シーズン用寝袋の「ダウンハガー800 #3」で耐えられることを検証済です。
>>シュラフの限界温度に挑戦!モンベル ダウンハガー 800 #3(快適温度:4度)で残雪期北アルプスでテント泊してみた
山渓とナンガのコラボ寝袋
山渓×ナンガのコラボモデルは、Amazonの出品はないので、楽天かyahooショッピングで購入することになります。
とにかく安いのですが、安い理由は受注生産性となるからです。
到着するまでに何か月もかかるので、間に合わない場合は普通の「ナンガの寝袋」を検討した方が良いでしょう。
[ナンガ×山渓]オーロラライト900DX
雪山テント泊の寝袋はこちら
コメント