登山店に登山靴を選びに行くと、スポルティバの登山靴はイタリア製でかっこいいので目を引きますよね。
でも、スポルティバの登山靴は種類が多く、
・ハイキングから登山に向いたトラバースシリーズやウルトララプターⅡ
・トレッキングなど登山に向いたエクイリビウムシリーズ
・岩場やテントを用いた縦走にも向いたトランゴシリーズ
・雪山に向いたネパールシリーズやハイマウンテンシリーズ
・トレイルランに向いたモデル
など、色々なモデルがあって迷ってしまいますよね。
今回はそんなスポルティバのシリーズ解説と、おすすめのモデルを紹介していきます!
岩場から水の中まで検証してます。
アクアステルス底の沢登り用の靴でなくても、苔がない川底なら意外と歩けることが分かった
— ヤマノ@アウトドア道具オタク (@yamaloglist) July 24, 2022
ただ渡渉に集中して歩いていると頭をぶつけて痛かったw
着用していたのはスポルティバのTX4https://t.co/HwORMu3IkG pic.twitter.com/lIL1xt38a9
劔岳はアスレチックみたいで楽しい!
— ヤマノ@アウトドア道具オタク (@yamaloglist) October 3, 2021
やっぱり混むので落石は多かった。
通過待ちで強風だと冷えるので、
防寒グローブ推奨
今回はスポルティバの人気アプローチシューズTX4を試してきました。 pic.twitter.com/5QSS5ZUese
この記事で比較したスポルティバの登山靴
大分類 | 中分類 | 商品名 |
---|---|---|
トレッキング | エクイリビウム | エクイリビウム LT GTX® |
トレッキング | エクイリビウム | エクイリビウム LT GTX® ウーマン |
トレッキング | エクイリビウム | エクイリビウム ST GTX® |
トレッキング | エクイリビウム | エクイリビウム ST GTX® ウーマン |
3シーズン | トランゴ | トランゴタワーGTX |
3シーズン | トランゴ | トランゴタワーGTX® ウーマン |
3シーズン | トランゴ | トランゴキューブGTX® |
3シーズン | トランゴ | トランゴキューブGTX® ウーマン |
3シーズン | トランゴ | トランゴ アルプ エボ GTX® |
3シーズン | トランゴ | トランゴ アルプ エボ GTX® ウーマン |
3シーズン | トランゴ | トランゴ テック レザー GTX® |
3シーズン | トランゴ | トランゴ テック レザー GTX® ウーマン |
3シーズン | トランゴ | トランゴ TRK GTX® |
3シーズン | トランゴ | トランゴ TRK GTX® ウーマン |
アプローチ | ウルトララプター | ウルトララプターⅡ GTX® |
アプローチ | ウルトララプター | ウルトララプターⅡ GTX®ワイド |
アプローチ | ウルトララプター | ウルトララプターⅡミッド GTX® ワイド |
アプローチ | ウルトララプター | ウルトララプターⅡミッド GTX® ウーマン ワイド |
アプローチ | ウルトララプター | カラコルム HC GTX® |
ウィンター | ハイマウンテン | オリンポスモンズキューブS |
ウィンター | ハイマウンテン | ガッシャブルム2 EVO |
ウィンター | ハイマウンテン | ガッシャブルム5 EVO |
ウィンター | ハイマウンテン | ガッシャブルム2 |
ウィンター | ハイマウンテン | ガッシャブルム5 |
ウィンター | ネパール | ネパールキューブ GTX |
ウィンター | ネパール | ネパールキューブ GTX ウーマン |
ウィンター | ネパール | ネパールエボ GTX |
ウィンター | トランゴ | トランゴタワーエクストリームGTX |
ウィンター | トランゴ | トランゴタワーエクストリームGTX® ウーマン |
スポルティバの登山靴の特徴
スポルティバの登山靴は、用途によって細かくシリーズ展開しているので、自分の登山目的に合った靴を選ぶことができるのが特徴です。
スポルティバの登山靴のシリーズ展開
スポルティバの登山靴のサイズ感
スポルティバの登山靴のサイズ感について、以下に記載するので参考にしてくださいね。
参考:普段靴は25cmのヤマノのサイズ感
スポルティバ トランゴGTX UK7 EU40 他の靴とサイズ感が異なる
スポルティバ TX4 UK7 1/2,USA 8 1/2,EUR 41
スポルティバ アカシャ UK7 1/2,USA 8 1/2,EUR 41
他メーカーとの比較
KEEN ネクシスエヴォミッドウォータープルーフ JPN25.5(US7.5,UK6.5,EU40)
モンベル ツオロミーブーツ ワイド JPN25.5(US7.5)
ホカオネオネ クリフトンエッジ JP25(US7) 薄手靴下と併用
ノースフェイス ヴェルトs6k EU40
ワークマン アクティブハイク JPN25.5
スポルティバの登山靴の靴底(ソール)
スポルティバの登山靴のソールには、同じイタリアのビブラム社のソールがほとんどのモデルに使われています。
また、トレイルランニングや一部のモデルには、コンパウンド、パターン、クッション性など、目的によって様々に組み合わせられている自社開発のソールを使っています。
スポルティバの登山靴を選ぶメリット・デメリット
スポルティバの登山靴を選ぶメリットとデメリットについて記載します。
スポルティバの登山靴を選ぶデメリット
デメリットは少ないですが、特に雪山登山向けは価格が高いことと、種類が多いので選ぶ時に迷ってしまうところです。
スポルティバの登山靴を選ぶメリット
メリットは多いので代表的なものを記載しますね。
スポルティバの登山靴は、全体的にフィット感が良くて疲れにくいので、初心者の方から登山のベテランまで、すべての方におすすめです。
スポルティバの登山靴の使用感・評判・クチコミ
いくつかの口コミについてまとめました。
登山靴はローバのタホとこちらを持っています。フォールド感や軽さは抜群にフィットしているですが、何しろよく滑ります。滑りそうなところでは変なところに力が入ってしまって、逆に疲れてしまいます。良い靴だと思うのですが、ソールのグリップ性を向上してくれるとありがたいです。
amazonより引用
アプローチシューズなので、厳密には登山靴ではありませんが、体重62kg、ザック10kg強であれば北アルプスも問題なく歩けています。一般的な登山靴よりも軽く、シャンクもあるので基本的には問題ないのですが、雨が降った際に靴紐の下の布の部分?が、少し水が染み込みやすいようです。(ビショビショになるわけではありません)こんなもんかなという気もしますが、気になる人は気になるかもしれません。
amazonより引用
ただ、登山に使う靴としてはかなり見た目が良い部類だと思いますので、その点では非常に気に入ってます。
機能性 星4(上記の水の染み込みがあるので)
ルックス 星5
という感じでしょうか。
初めてスポルティバを購入しましたが、今まで履いたすべての靴の中でも最高にフィットしました。まったくストレス無く大変気に入りました。長く履けるようメンテナンスもしっかりやりたいと思います。
amazonより引用
スニーカーサイズ26.5 スポルティバサイズ43
面で適度に締めてくる感覚が心地よく、軽さも相まって歩くのが楽しくなる感じのシューズです。
amazonより引用
質感も革とゴアテックスが相まってGood!
サイズは足長25.0-Eで41で登山靴下履いてぴったりでした。
総評
スポルティバの登山靴は見た目が良く、フィット感が高くて歩きやすいという方が多くて、かなり評価が高いようですね。
スポルティバの登山靴の選び方
スポルティバの登山靴は、種類が多いので用途に合わせて選ぶのがおすすめです。以下に用途に合わせて選べるようにまとめたので、選ぶ際の参考にしてくださいね。
用途に合わせて選ぶ
スポルティバの登山靴は用途によって、
・日帰り登山から富士登山までこなすことのできる、エクイリビウムシリーズ
・小屋泊やテント泊や縦走も楽しめる3シーズンモデルの、トランゴシリーズ
・ハイキングや軽い登山におすすめできるアプローチシューズの、トラバースシリーズとウルトララプターⅡ
・トレイルランニングのモデル
・雪山用にネパールシリーズ、ハイマウンテンシリーズ
があります。
スポルティバのおすすめ登山靴
日帰り登山~富士登山まで
日帰り登山や富士登山までこなせるエクイリビウムLTとSTについて紹介します。どちらもデザインの違う女性モデルがラインナップされています。
スポルティバ:エクイリビウム LT GTX
エクイリビウムLTは歩きやすくて疲れにくい、歩行に向いた登山靴です。その理由は二つあります。
1つ目は、ソールの素材にビブラムMONTと呼ばれる、アイゼンにも適している岩場や気温の低い時期のグリップが良いコンパウンドが使われていることです。どのような登山道でもグリップしやすいコンパウンドが使われているので安心して歩くことができます。
二つ目は、ソール全体に大きめのブロックと溝の大きなソールが使われているからです。かかとのダブルヒールと呼ばれる大きな4つのブロックは、動物のひづめのように地面にグリップし、さらに前に進みやすい形状になっています。またつま先部分を含めたソール全体が大きめのブロックで溝も大きいので、土やぬかるんだ場所でもしっかりグリップして歩きやすくなっています。
エクイリビウムLT GTXはゴアテックスを使ったレザーモデルで、価格は52,800円(税込)になります。
女性モデルもあり、男性モデルと色が違いますが、足型は同じなので重なった部分のサイズはどちらの色も選ぶことができます。
重さ:640g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:ハイキング・山小屋泊まで
アッパー :ヌバックレザー
ライニング:ゴアテックス パフォーマンスコンフォート
ソール :ビブラムmontコンパウンド PUフォームインナーライニング
フレックス:柔らか目
インソール:カーボンナイロン
スポルティバ:エクイリビウム ST GTX(ウーマン)
エクイリビウムSTはLTと同じ機能ですが、アッパー素材がレザーではなくナイロンになっていて10gほど軽くなっています。価格は47,300円(税込)です。
ナイロンモデルは軽量で手入れもさほど必要ないので、レザーモデルへのこだわりが無ければこちらもおすすめです。
重さ:630g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:ハイキング・山小屋泊まで
アッパー :防水60.6ナイロン+ハニカムガード
ライニング:ゴアテックス パフォーマンスコンフォート
ソール :ブラムmontコンパウンド PUフォームインナーライニング
フレックス:柔らか目
インソール:カーボンナイロン
3シーズン用の登山靴
スポルティバの代表的な登山靴のトランゴシリーズを紹介します。
スポルティバ:トランゴタワーGTX
トランゴタワーGTXはスポルティバの3シーズン登山靴の中心的なモデルです。近場の里山から3000m級の高山、日帰りからテント泊、岩場や残雪期など色々なシーンでバランスよく使うことができるので、冬山以外は一足で済ませたい、という方におすすめです。
オールマイティに使える理由は適度な硬さを持ったソールです。硬めのソールは、きつい登りの岩場でつま先だけで立ちこむ場合や、テント泊など重い荷物を担いで歩行する時に、硬めのソールが重さを支えてくれるので、足への負担が軽くなります。それだけでなく、硬めのソールは地面の凹凸の影響を受けにくいので、安定して歩くことができます。
ソール形状はビブラムと共同開発したビブラム・ラ スポルティバキューブを使っていて、立ちこんだ岩場からぬかるみまで、どのような路面でも滑りにくくなっています。
男性用と女性用があり価格は49,280円(税込)です。
重さ:745g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:ハイキングから高山、テント泊まで
アッパー :高強度防水6.6+ハニカムガード+フレック・ステック3
ライニング:ゴアテックス パフォーマンスコンフォート
ソール :ブラム社製CUBE用ソール
フレックス:硬め
インソール:5mm高密度ナイロン
>>登山靴にスポルティバ トランゴタワーGTXを選ぶメリット
スポルティバ:トランゴキューブGTX
トランゴキューブGTXはトランゴタワーの上級モデルで、履き心地と耐久性を高めたモデルです。
耐久性を高めるために耐摩耗性の繊維と、補強材のサーモプラスチックを使い、それをシューレースと一体化することで縫い目を少なくしています。一体化させて繊維同士の重なりや凹凸が少ないので、靴内で足のあたりが良く履き心地も良くなっています。また、トランゴタワーGTXより12g軽いのも特徴の1つです。
こちらも男女モデルがあり、価格は53,900円(税込)となっています。
重さ:733g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:ハイキングから高山、テント泊まで
アッパー :耐摩耗ファブリック+サーモプラスチック加工
ライニング:ゴアテックス パフォーマンスコンフォート
ソール :ブラム社製CUBEソール
フレックス:硬め
インソール:5mm高密度ナイロン
スポルティバ:トランゴ アルプ エボ GTX
トランゴ アルプ エボ GTXは、アッパー素材にレザーを使い堅牢性を高めた登山靴で、岩場の高山や数日間のテント泊をするような方におすすめのモデルです。
耐久性を高めるために、アッパー素材には2.2mm厚のベルワンガー社製の防水レザーを使っています。また、トランゴタワーGTXのように不要な縫い目を使わないように作られているので、履き心地も良くなっています。
男性用と女性用モデルがあり、価格は54,540円(税込)となっています。
重さ:790g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:テント泊、高山
アッパー :ベルワンガー社製防水レザー2.2mm+サブスキン・インジェクション
ライニング:ゴアテックス パフォーマンスコンフォート
ソール :ブラム社製CUBEソール
フレックス:硬め
インソール:5mm高密度ナイロン
>>初めての雪山登山靴にスポルティバ:トランゴ アルプ エボ GTXを選ぶメリット・デメリット
スポルティバ:トランゴ テック レザー GTX
トランゴ テック レザー GTXはトランゴシリーズ中では軽く、歩行に向いたハイキングなど日帰り登山から小屋泊まで使える登山靴です。
特徴の一つはトランゴシリーズで最も軽い重量で、トランゴシリーズの中心的モデルのトランゴタワーGTXよりも100g軽い640gです。ですが機能に妥協は無く、他のトランゴモデルと同様にビブラムキューブソールや、アッパー素材には耐久性の高いヌバックレザーとマイクロファイバーのコンビを使っています。
ソールの硬さはトランゴシリーズ中で最も柔らかいので、よじ登るような岩場よりも、歩行メインに使うのに向いています。
こちらも男女モデルどちらもあり、価格は45,100円(税込)です。
重さ:640g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:ハイキング、日帰り登山から小屋泊
アッパー :ヌバックレザー+マイクロファイバー
ライニング:ゴアテックス パフォーマンスコンフォート
ソール :ブラム社製CUBEソール
フレックス:柔らかめ
インソール:4mmPPE+グラスファイバー補強
スポルティバ:トランゴ TRK GTX
トランゴTRX GTXは、トランゴシリーズ中で最も軽い600gで、ハイキングや日帰り登山に向いた靴です。
しかし機能には妥協は無く、ソールにはビブラム社のソールを使っており、エクイリビウムシリーズと同じmontコンパウンドを使っています。パターンは立ちこんだ場所でもグリップしやすいクライミングゾーン付きのパターンを使っていて、はしごや鎖のあるような整備された岩場でも使えるようになっています。
ハイキングが多く、たまに整備された高山に行く方におすすめです。
男女モデルともあり、価格は33,000円(税込)です。
インソールに使われているオルソライト社は、ナイキやアディダス、VANSなど幅広いシューズメーカーにインソールを納めている、アメリカのインソール専門メーカーです。
重さ:600g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:ハイキング
アッパー :耐摩耗性ファブリック
ライニング:ゴアテックス パフォーマンスコンフォート
ソール :ブラム社製Mulazソール
フレックス:柔らかめ
インソール:オルソライト社製ハイブリッドマウンテン
スポルティバのアプローチシューズ
スポルティバ:トラバース TXシリーズ
トラバースシリーズはアプローチシューズが人気を集めだしてから特に注目が大きいシリーズです。
これらの魅力はソールに使用されている「メガグリップ」です。
すり減りの速さとソールの張替えができない点は難点ですが、抜群のグリップ力と岩場でも歩きやすい使い易さから欠品が相次ぐほどの人気があります。
・トラバースTX4
・トラバースTX5
・トラバースTX Guide
実際に劔岳の岩場で使用検証したレポートも合わせて御覧ください。
>>【使用感評価レビュー】スポルティバ トラバースTX4 を劔岳の岩場で検証
スポルティバ:ウルトララプターⅡ GTX(ワイド・ミッド)
ウルトララプターⅡ GTXは、初心者から登山のベテランの方にもおすすめできる、トレイルランニングシューズに近い登山靴です。
ソールは柔らかく、スポルティバオリジナルのパターンとフリクションホワイトというトレイルランニング向きのコンパウンドを使っています。重量はローカットモデルが400gでミッドカットモデルでも470gしかありません。しかし、トレイルランニングシューズのように軽量化を追求だけではなく、アッパー部分は樹脂などで補強されていて、登山靴としての機能も盛り込んでいます。
ウルトララプターⅡ GTXは、日頃のウォーキングから、霧ヶ峰や尾瀬の木道など観光地での散策、高尾山などの軽い登山の他、ウルトラライト、スピードハイクを行う方にもおすすめです。
また、ウルトララプターⅡ GTXは、テント泊や長い間登山を行ってきたベテランの方にもおすすめです。ベテランの方の中には、このような柔らかい靴で登山を行うことに違和感のある方も少なくないと思いますが、登山技術や筋力も十分にあると思いますので、里山登山や日帰り低山に一度使ってみることをおすすめします。
男女モデルの他、ローカットモデル、ミッドカットモデルの他にワイドモデルもあります。価格は20,900円(税込)~22,000円(税込)です。
・ウルトララプターⅡ GTX
・ウルトララプターⅡ GTX®ワイド
・ウルトララプターⅡミッド GTX® ワイド
・ウルトララプターⅡミッド GTX® ウーマン ワイド
重さ:ローカット400g、ミドルカット470g
カット:ローカット、ミドルカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:ハイキング等
アッパー :高耐久メッシュ+マイクロファイバー
ライニング:ゴアテックス エクステンドコンフォート
ソール :フリクションホワイト
フレックス:柔らかい
インソール:オルソライト社製ハイブリッドハイキング
スポルティバ:カラコルム HC GTX
カラコルム HC GTXは、ペルワンガー社製レザーを使った登山靴で、3シーズン登山はもちろん、冬期の低山にも対応した丈夫な登山靴です。
アッパーにはペルワンガー社製の防水加工された2.8mm厚のスエードレザーを使っています。1枚ものなので縫い目が少なく、とても丈夫に作られています。
865gと少し重いですが、数泊のテント行など重い荷物に対応できる登山靴です。価格は60,500円(税込)です。
重さ:865g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:日帰り登山、小屋泊、テント泊
アッパー :ペルワンガー社製2.8mm防水レザー
ライニング:ゴアテックス パフォーマンスコンフォート
ソール :ビブラム社製
フレックス:硬め
インソール:5mm高密度ナイロン
スポルティバ:アキラ
アキラはアカシャと同じくロングトレイル向けのランニングシューズです。
ソールのかかと部分の厚みもあり、衝撃吸収性が高くなっています。アカシャよりも重量は少し重たくなりますが、これからトレイルランニングを始めようという方におすすめです。
重さ:380g
カット:ローカット
防水性:無し
タイプ:ロングトレイル向け
アッパー :エアメッシュ+TPUマイクロライトスケルトン+フレックスガード
ライニング:ノンスリップメッシュ
ソール :フリクションレッド
ドロップ:9mm(つま先からかかとの高低差)
インソール:オルソライトマウンテンランニング エルゴノミック 4mm
スポルティバのトレランシューズ
いくつかあるスポルティバのトレイルランニングシューズの中で、長距離向けのアカシャとアキラの紹介をしますね。
スポルティバ:アカシャ
アカシャはトレランシューズの中でもクッション性が高く、初心者でも比較的扱いやすいシューズです。
グリップ力が優れているというほどではありませんが、軽量で走りやすく、鮮やかなカラーがカッコイイことが特徴です。
重さ:310g
カット:ローカット
防水性:無し
タイプ:ロングトレイル向け
アッパー :エアメッシュ+PUレザー+ダイナミックプロテクション
ライニング:ノンスリップメッシュ
ソール :フリクションレッド+トレイルロッカーシステム
ドロップ:6mm(つま先からかかとの高低差)
インソール:オルソライトマウンテンランニング 5mm
>>【使用感レビュー】トレランシューズ スポルティバ (アカシャ)
スポルティバの冬山登山靴
スポルティバには3種類の冬山用の登山靴があります、それぞれのモデルの特徴について解説するので選ぶ時の参考にしてくださいね。
スポルティバ:トランゴタワーエクストリームGTX(ウーマン)
トランゴタワーエクストリームGTXは、トランゴタワー GTXに保温材を入れたモデルです。
スポルティバ雪山登山靴の中では最も軽い745gです。ワンタッチアイゼンにも対応し、雪山の日帰り登山におすすめです。
価格は63,800円(税込)になります。
重さ:745g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:日帰り登山、小屋泊
アッパー :高防水6.6ナイロン+ハニカムガード+フレックステック3
ライニング:ゴアテックス インシュレーテッド コンフォート
ソール :ビブラム社製CUBE用ソール
フレックス:硬い
インソール:9mm lbi‐サーモ
スポルティバ:ネパールエボ GTX
これだけは聞いたことがあるという人もいるほどに長期間人気を集めている定番モデルです。
近年軽量化がすすめられる中では自体遅れ感が若干ありますが、長く親しまれるだけの性能の高さと安心があります。
重さ:1,040g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:日帰り登山、小屋泊
アッパー :ペルワンガー社製3mm防水レザー
ライニング:ゴアテックス インシュレーテッド コンフォート
ソール :ビブラム社製
フレックス:硬い
インソール:9mm lbi-サーモ
>>安定感のある雪山登山靴なら、スポルティバ:ネパールエボGTX
スポルティバ:ネパールキューブ GTX(ウーマン)
ネパールキューブは従来の人気ロングセラーモデルであるネパールエボを軽量化してアップデートした最新モデルです。
重さが軽くなった分価格も高くなっていますが、雪山ではアイゼンも着用するため、足元の軽量化は侮れません。
特に重さに慣れていない方でも扱いやすいので初心者からベテランまでおすすめできる一足です。
重さ:950g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:ゴアテックス)
タイプ:日帰り登山、小屋泊
アッパー :ペルワンガー社製3mm防水レザー
ライニング:ゴアテックス デュラサーモ
ソール :ビブラム社製
フレックス:硬い
インソール:不明
スポルティバ:ガッシャブルムシリーズ
ガッシャブルムシリーズは最高級の雪山登山をターゲットとした登山靴です。
国内だけでなく海外登山でも安心できる高性能を誇るので、値段よりも性能を重視するなら特におすすめです。
近年では雪山登山を始める際に安心のために選ぶ初心者の方も増えてきました。
・ガッシャブルム2
・ガッシャブルム5
・ガッシャブルム2 EVO
・ガッシャブルム5 EVO
重さ:850g~1,050g
カット:ハイカット
防水性:あり(防水構造:防水ゲイター)
タイプ:日帰り登山、小屋泊、テント泊
ゲイター :防水ストレッチコーデュラなど
ソール :ビブラム社製
フレックス:硬い
インナー:ガッシャブルム2、2EVOはインナーブーツ取り外し可能
>>【厳冬期】登山ブログが伝える最強の冬山登山靴は、スポルティバG5・G2(ガッシャブルム)
まとめ
スポルティバの登山靴について解説してきましたので、以下に簡単ですが、目的別などで簡単にまとめてみました。
まずはこれから登山を始めたい方や、初心者の方へのおすすめです。
登山を行いたいが、まずはウォーキングなど体力作りから | あまりお金をかけたくない | しっかりしたものを選びたい1 | しっかりしたものを選びたい2 | |
向け | ウォーキング~ハイキング | ハイキング~日帰り登山 | ハイキング~日帰り登山(小屋泊) | 日帰り登山~小屋泊、富士登山等 |
商品名 | ウルトララプターⅡ GTX | TX4 MID GTX | トランゴテックレザーGTX | エクイリビウムST GTX |
理由 | ソールが柔らかく運動靴に近いので歩きやすい | 一般的な登山道から岩場までオールマイティに使える | TX4より固めのソールで残雪期も使いやすい | トランゴテックレザーより軽量で、ダブルヒールが新しい |
価格 | 20,900円(税込) | 29,700円(税込) | 45,100円(税込) | 47,300円(税込) |
何度か登山を行いレベルアップしたい方や、買い替えを検討している方向けのおすすめです。
少し難度の高い山やテント泊まで楽しみたい | 別の靴に履き替えたい | スピードハイクや、ベテランの方の2足目 | |
商品名 | トランゴタワー GTX | エクイリビウムST GTX | ウルトララプターⅡ GTX |
理由 | 高い歩行性能と硬めのソールが岩場や残雪期のアイゼン使用でも安定感がある | ダブルヒールのソール形状で歩きやすく疲れにくい。 縦走やアイゼンにも対応。 | 軽くて歩きやすく、登山に慣れている方なら、それなりの山にも使える。 |
価格 | 49,280円(税込) | 47,300円(税込) | LOW 20,900円(税込) MID 22,000円(税込) |
雪山用の靴のおすすめです。
日帰り~小屋泊 | 日帰り高山~小屋泊 | テント泊 | |
商品名 | トランゴタワーエクストリーム | ガッシャブルム5 EVO | ガッシャブルム2 EVO |
理由 | 保温材入りで、2000m前後までなら十分な保温力 | 2500m以上の高山や厳冬期ならゲイター付きで保温力が高い。 | インナーを取り外してテント内履きとして使ったり、インナーのみ乾かすことができる。 |
価格 | 63,800円(税込) | 104,500円(税込) | 126,500円(税込) |
トレイルランニングシューズのおすすめです。
これからトレランを始めたい方 | トレランレベルを高めたい方 | |
商品名 | アキラ | アカシャ |
理由 | ソールのかかと部分が厚く衝撃吸収性が高い | アキラよりも軽量でソールが薄いので走りやすい |
価格 | 18,150円(税込) | 18,480円(税込) |
おすすめはざっくりこんな感じ!
・軽いハイキングやウォーキング用なら「ウルトララプターⅡ 」
・富士登山を目指すなら「エクイリビウムシリーズ」
・テント泊用なら「トランゴシリーズ」
・雪山登山用なら「ハイマウンテンシリーズ」
自分に合ったスポルティバの登山靴を見つけて、楽しい登山を行いましょう!
他の切り口で探したい方はこちらもチェック
>>登山靴の総集編
【メーカ別】
・キャラバン / マムート / ノースフェイス / コロンビア / マインドル
【アクティビティ別】
・トレラン向け /沢登り向け
【目的/選び方別】
・ハイキング~富士登山
・縦走/岩場用の登山靴
・ローカット登山靴のおすすめ
・雪山登山靴の選び方
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