パタゴニアのR1と言えば、パタゴニアファンでなくとも知っている方の多い、機能性とデザイン性を合わせ持った人気のミドルレイヤーですよね。
フリース素材で、発汗性の高い無印のR1、なめらかで着心地の良いR1デイリー、軽くて通気性と速乾性の高いR1エアと機能により作り分けられているだけでなく、トップス、ボトム、手袋、ビーニーなど種類が多いのも特徴の1つです。
今回はそんなパタゴニアの万能ミッドレイヤーR1シリーズについて解説していきますね。
機能も種類も豊富。自分の使い方に合ったR1シリーズを選ぼう
この記事を書いた人：ヤマノ ギアをこよなく愛する道具オタクです。
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私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。
素人で失敗を重ねたからこそ、優秀な登山ガイドやプロ登山家に語れない体験を経て、皆さんには装備の失敗も危険な登山もしないで欲しいと強く思います。だからこそこのブログを作りました。
登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。
定番ミドルレイヤーとして人気を集めるパタゴニアの「R1」シリーズ
ここではR1シリーズの人気の理由の1つである、保温力について記載しますね。
どのくらい暖かいの？
R1シリーズは、ちょうど良い保温力を持ったミドルレイヤーで、かなり幅広い使い方ができます。例えば、
・秋や春など、肌寒い季節の行動着として
・夏の高山での小屋泊やテント泊での保温着として
・雪山や残雪期など、寒いけど汗をかきやすいシーン
など全ての季節で幅広く登山で使うことができます。また、暖かいだけでなく、軽くてストレッチ性も良いので、街中で防寒着として着るのもおすすめです。
雪山メインで使う場合など、より保温力の高いR2シリーズもあります。
まさに多用途！テクニカルフリース「R1」の3つの特徴
ここではR1シリーズの3つの特徴について記載していきますね。
行動着として、登山中の使用に最適
パタゴニアのR1は、適度な保温力とちょうど良い通気発汗性があり、着たまま登山しても暑くなりすぎることが少ない、行動着に最適なウェアです。
適度な保温力は、風に吹かれやすい稜線歩きや休憩中にも体を冷やしにくくなっています。
また、ちょうど良い通気性は、風の影響を受けにくい樹林帯でのハイクアップ時などでも、汗を効率よく処理して、体が熱くなりすぎることを防ぎます。
脱いだり着たりする回数が減るので、ストレスの軽減にもなります。
暖かすぎないのでオールシーズン使える
R1シリーズは薄手のフリースです。
適度な保温力で暖かすぎないので、夏の高山から春や秋はもちろん、気温は低くても汗をかきやすい冬の登山でも使うことができます。
パタゴニアR1シリーズは、オールシーズン使える、まさに万能フリースです。
暖かすぎないので街中でも使いやすくなっています。
軽くて動きやすい
薄手のフリース素材のR1は、軽くて動きやすいのも特徴の1つです。
フードの付いたプルオーバータイプでも、312gしかありません。
また、軽いだけでなく、伸縮性がありストレッチするのも、動きやすい理由の1つです。
パタゴニアのR1シリーズのサイズ感
R1シリーズは、スリムフィットになっています。
そのため、ミドルレイヤーとして使いやすくなっています。
ゆったりと着たい場合や、アウターとして使いたい場合は、ワンサイズ大きめを選ぶのがおすすめです。
スリムフィットなので、風が吹いてもバタつきにくく、バタつきによる保温力の低下も起きにくくなっています。
パタゴニアR1シリーズの評判・口コミ
悪い口コミ
悪いクチコミはほとんどなく、使う場面によっては暑いと感じるというクチコミがある程度でした。
良い口コミ
良いクチコミは沢山ありました。その中の一部を紹介しますね。
デザイン性の良さはもちろん、汗処理や着心地など機能性に関する良いクチコミが多かったです。
購入したほとんどの方がR1に満足していました。
パタゴニアR1シリーズの耐久性・劣化スピード
R1シリーズの耐久性と劣化スピードについてのクチコミなどは少なかったですが、使用年数については、長く使っている方が多かったです。
修理に出して使い続けている方や、20年着続けているという方もいて、耐久性は問題がなさそうですね。
修理しながら使えるので、耐久性は高いという考え方もできます
R1シリーズの種類とおすすめモデル
 プルオーバーフーディ |  R1サーマルジャケット |  R1エアジップネック |  R1エアフルジップ フーディ |  R1テックフェイスジャケット(フーディ) | |
| サイズ展開 | XS~XL | XS~XL | XS~XL | XS~XL | XS~XL |
| 素材 | R1 | R1サーマル | R1エア | R1エア | R1テック フェイス |
| フィット | スリム フィット | スリム フィット | スリム フィット | スリム フィット | スリム フィット |
| ポケット | 胸に１つ | 胸に1つ ハンドポケット2つ | 胸に1つ | 胸に1つ ハンドポケット2つ | ハンドポケット2つ |
| サムホール | 有り | 無し | 無し | 無し | 無し |
| 重さ | 312g | 411g | 289g | 366g | 337g |
| 女性モデル | 有り | 有り | 有り | 有り | 無し |
| 原産国 | コロンビア | スリランカ | スリランカ | スリランカ | ベトナム |
R1プルオーバー・フーディ
プルオーバーフーディーは、被って着るタイプでフード付きです。
素材は無印のR1で、保温性、吸湿発汗性のバランスが良い、まさに万能モデルです。
また、登山はもちろん普段使いでも使いやすい万能モデル。サムホールが付いているので腕を上げても袖が繰り上がったりしないので、岩場や鎖場など手を動かす場面の多いシチュエーションでも使いやすくなっています。
幅広い使い方ができるので、R1シリーズ最初の1枚におすすめです。
フードの無いモデル、パンツもラインナップされています
サイズ展開：XS~XL
素材 ：R1無印
フィット ：スリムフィット
ポケット ：胸に1つ
サムホール：有り(フーディのみ)
重さ ：312g
女性モデル：有り
原産国 ：コロンビア
R1 サーマル・ジャケット
R1サーマルジャケットは、R1シリーズの中でも保温力が高く、表面に丈夫で滑らかな素材を使ったモデルです。
保温力が高いので、春や秋だけでなく、残雪期など雪の多いシーンで特に使いやすくなっています。
また、表面が滑らかなので、アウターとして使うと雨や雪をはじきやすく、ミドルレイヤーとして着るとアウターとの擦れが少ないのでごわつかず、快適に使うことができます。
吸湿発散性も高いので、汗をかきやすい寒い時期の登山に最も向いたR1シリーズの1枚です。
フード付きのモデルやえりが無いモデル、ボトムもラインナップされています
サイズ展開：XS~XL
素材 ：R1サーマル
フィット ：スリムフィット
ポケット ：胸に1つ、ハンドポケット2つ
サムホール：無し
重さ ：411g
女性モデル：有り
原産国 ：スリランカ
＞＞メンズ サーマルフリースジャケット
＞＞メンズ サーマルフリースフルジップフーディ
＞＞レディース サーマルフリースジャケット
>>レディース サーマルフリースプルオーバー
R1エア・ジップネック
R1エア・ジップネックは、R1シリーズの中でも、軽くて通気性と速乾性が高いモデルです。
軽くて通気性と速乾性が高いので、スピードハイクや雪山登山など汗のかきやすいシチュエーションで使いやすくなっています。
また、軽いと持ち運びが苦にならないのも地味に大きなメリットです。
軽いので街中でも使いやすいです
サイズ展開：XS~XL
素材 ：R1エア
フィット ：スリムフィット
ポケット ：胸に1つ、ハンドポケット2つ
サムホール：無し
重さ ：289g
女性モデル：有り
原産国 ：スリランカ
＞＞パタゴニア公式サイトでメンズを見る
＞＞パタゴニア公式サイトでレディースを見る
R1エア・フルジップ・フーディ
R1エア・フルジップ・フーディは、ジップモデルの基本的な性能はそのままに、フードが装備されたモデルです。
フードが付いているので、フード無しのモデルと比べると366gとやや重たいですが、それでも十分軽い部類です。
フードが付いているので、アウターとしても使いやすくなっています。
トレランなど、汗のかきやすい場面のアウターとして使う機会が多い方におすすめのモデルです。
サイズ展開：XS~XL
素材 ：R1エア
フィット ：スリムフィット
ポケット ：胸に1つ、ハンドポケット2つ
サムホール：無し
重さ ：366g
女性モデル：有り
原産国 ：スリランカ
＞＞パタゴニア公式サイトでメンズを見る
＞＞パタゴニア公式サイトでレディースを見る
R1テックフェイス・ジャケット(R1テックフェイス・フーディ)
R1テックフェイス・ジャケットは、表面に滑らかな摩擦に強い素材を使ったモデルです。
機能は他のR1シリーズと同様に保温力と通気性、ストレッチ性を備えています。
クライミングや、岩場の多い場所に良くいく方はもちろん、表面が滑らかなので中間着として使う方にもおすすめです。
フード付きのモデルもあります
同じ素材を使った女性向けモデルはありませんが、似た機能のR1クロスストラタモデルがあります。
サイズ展開：XS~XL
素材 ：R1テックフェイス
フィット ：スリムフィット
ポケット ：ハンドポケット2つ
サムホール：無し
重さ ：337g、403g(フーディ)
女性モデル：無し（女性向けはR1クロスストラタモデルあり）
原産国 ：ベトナム
冬用で探しているなら「R2」の方が使いやすい
これまでR1シリーズについて解説して保温力の高さについても記載してきました。
ですが、冬山メインで使うことを考えているなら、R1よりも厚手のR2シリーズの方が使いやすいのでおすすめです。
R1シリーズと同様にフードモデルなど幅広いラインナップです
＞＞パタゴニア公式 R2テックフェイスジャケット
＞＞パタゴニア公式 R2テックフェイスフーディ
＞＞パタゴニア公式 R2テックフェイスプルオーバー
＞＞パタゴニア公式 R2グローブ
まとめ
パタゴニアのR1シリーズは、多くの人が知っている人気のシリーズです。
人気の理由は、デザイン性の高さはもちろん、保温力や通気速乾性、ストレッチ性など、機能性の高さがあるからです。
機能別にR1シリーズをまとめると、
・バランスの良いR1無印
・通気・速乾性が高いR1エア
・暖かさ重視のR1サーマル
・摩耗に強いR1テックフェイス
となっています。
それぞれ特徴があり、フード付きのモデルなどもラインナップされているので、自分が使うシーンに向いたR1シリーズを見つけて、快適な登山を楽しみましょう！
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