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【寝袋の噂は本当!?】ナンガ>イスカ||超えられない壁|| モンベル

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

寝袋は小屋泊やテント泊には欠かせない道具の1つですよね。

そんなこともあり、寝袋を扱っているメーカーはたくさんあります。

今回はそんな寝袋の中でも人気

イスカ
ナンガ
モンベル

3社の寝袋の特徴や違いについて解説していきますので、購入する時の参考にしてくださいね!

ヤマノ
ヤマノ

夏用 3シーズン用 厳冬期用 でそれぞれ選び方をまとめました。

各メーカーの特徴を理解して失敗しない寝袋を選びましょう!

この記事を書いた人

ギアをこよなく愛する道具オタクです。

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この記事を書いた人:ヤマノ

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私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。

素人で失敗を重ねたからこそ、優秀な登山ガイドやプロ登山家に語れない体験を経て、皆さんには装備の失敗も危険な登山もしないで欲しいと強く思います。だからこそこのブログを作りました。

登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。

ナンガ>イスカ>超えられない壁 ||モンベルと言われる理由

この3社は登山用の寝袋を選ぶ上でまず名前があがる3社だと思います。

「ナンガ>イスカ>超えられない壁 ||モンベル」と言われる理由は保温性はナンガとイスカが特に優れているためと考えられます。

とは言ってもモンベルはストレッチ性が優れていたり、各メーカー選ぶべきポイントがあるのです。

ヤマノ
ヤマノ

大切なのはあなたの目的にあったものが何か考えること
必要な温度域によっては順番は逆転するのでそれぞれ見てみましょう

保温性     ⇒イスカ
メンテナンス性 ⇒ナンガ
快適性     ⇒モンベル

>>3シーズン用寝袋の総集編はこちら
>>冬用の寝袋の特集はこちら

各社の特徴(ナンガ・イスカ・モンベルの違い)

ブランドナンガイスカモンベル
どんなメーカー?ダウン品質にこだわったアウトドアメーカー高品質にこだわった寝袋専門メーカーアウトドア用品の総合メーカー
長所・ダウンの品質が高い
・アフターサービスの良さ
・おしゃれなデザイン
・独自の構造で保温性が高い
・ラインナップが豊富
・リーズナブルな価格
・ストレッチ性が高い
・ラインナップが豊富
・リーズナブルな価格
短所・価格が高い
・185cm以上の方には向いていない
・人気のモデルは品切れになる
・適応身長が182cmまで
・色味は好き嫌いが分かれる
・使っている人が多い
・派手な色の寝袋が多い
・人気のモデルは品切れになる
保温能力高い高い普通
ストレッチ性なしなしあり
アフターフォロー高い普通普通
撥水機能モデルによるモデルによるモデルによる
詳細ページ詳細を見る詳細を見る詳細を見る

ナンガは永久保証をうたうアフターフォローのプロ

ナンガは、寝袋の修理が基本無料となっています。

理由は、自社工場で寝袋を作っているため、ノウハウがあり修理に応じやすいからです。

そのため、安心して使うことができます。

ナンガの寝袋を選ぶ人はこんな人

1つの製品を愛着を持って長く使いたい人や、デザイン性が高いのでスタイルにこだわる方が選ぶ傾向があります。

>>【永久保証】ナンガのシーズン別おすすめ寝袋5選!

イスカは保温性を極めるメーカー

画像出展:イスカホームページ

イスカの寝袋は、ダウンをボックス構造で封入しているだけではなく、ジッパーからの冷気を防いだり、マフラーのような効果のあるショルダーウォーマーがあります。

様々な工夫により保温性が高いのが特徴です。

イスカの寝袋を選ぶ人はこんな人

イスカの寝袋は、保温性の他に縫製などにもこだわった高い品質を持っています。その割には上位モデルでも7万円前後とリーズナブルです。

保温力とコストパフォーマンスを求める方が多く使っていることが多いです。

【保温性最強】イスカのシーズン別おすすめ寝袋11選

モンベルは快適性を際めるメーカー

モンベルの寝袋は、ストレッチ性が高くて寝袋内での窮屈感が少ないので、快適性が高い特徴があります。

モンベルの寝袋を選ぶ人はこんな人

モンベルの寝袋は価格がリーズナブルなので、快適性と合わせてこれからテント泊などを行う初心者の方や、ベテランの方の2個目、3個目の寝袋として選ぶ方が多くなっています。

わかりにくい寝袋を解説!モンベルのダウンハガーシリーズの選び方

寝袋選びの前提知識

ここでは、寝袋を選ぶ時の知識について紹介しますね。

下限温度と快適温度

下限温度はめちゃくちゃ寒いけど死なずに済む温度です。

筋肉量や体格、着込んでいるかどうかなど、各社の基準が異なるのであくまで参考にとどめるべきです。

使用したい温度域よりも快適温度が高いものを選んだ方が無難です。

夏用の寝袋を選ぶならどう決めたら良いか

多くの方はテント泊を行う場合、夏に行うことが多いと思います。

ここでは、3メーカーの夏の高山(2,000~3,000m)で使えるおすすめのモデルを紹介しますね。

メーカー商品名価格目安重さ収納サイズ保温能力快適温度限界温度リンク
ナンガオーロラライト350DX\38,500730gφ13×25cm760FP5℃0℃詳細を見る
イスカエアプラス 280¥40,700550gφ14×24cm800FP5℃2℃詳細を見る
、モンベルシームレスダウンハガー
800 #3
¥34,100555gφ13×26cm800FP4℃-1℃詳細を見る
いずれもレギュラーサイズ

ナンガ:オーロラライト350DX

オーロラライト350DXは、ナンガの3シーズン用の寝袋で登山向けの標準モデルです。

生地に防水透湿素材を使って、ダウンの弱点である濡れにも強くなっています。

この温度帯のモデルは使い方によっては春、秋だけでなく冬の低山まで使えるので、初めて購入するナンガの寝袋としてもおすすめです。

良い点
悪い点
  • コンパクトに収納できる
  • 防水透湿素材で濡れにも強い
  • 買いやすい価格
  • 730gとやや重たい
  • 色によっては品切れ

・重さ:750g
・サイズ:210×80cm
・収納サイズ:φ13×25cm
・ダウン量:350g
・快適温度:5℃
・限界温度:0℃
・使用シーン:夏の登山やキャンプなど

イスカ:エアプラス 280

エアプラスはイスカの上位シリーズで、280はその中の3シーズン用モデルです。

やや価格は高いですが、上位モデルなので保温力の高い800FPのグースダウンが使われ、ダウンの品質も高くなっています。

3つの中では価格は高いですが、イスカの上位モデルで軽いので、軽量なモデルを探している方におすすめです。

良い点
悪い点
  • 550gと軽い
  • 品質の高い800FPグースダウンを使用
  • イスカの上位シリーズ
  • 3種の中では最も価格が高い
  • 収納サイズがやや大きい

・重さ:550g
・サイズ:78×210cm
・収納サイズ:21×37cm
・ダウン量:290g
・最低使用温度:2℃
・使用シーン:夏の3,000mの登山やキャンプなど

モンベル:シームレス ダウンハガー800 #3

シームレスダウンハガーはモンベルのダウン寝袋の標準的なシリーズで、ストレッチ性の高さと、ダウンを仕切る隔壁の無い保温性の高いモデルです。

ダウンは800FPの保温力の高いダウンを使い、価格も3つの中で最もリーズナブルです。

収納サイズや重さも標準的なので、初めて購入する寝袋としておすすめです。

良い点
悪い点
  • ストレッチ性が高く快適
  • 保温性が高い
  • 価格がリーズナブル
  • デザインがシンプル
  • ネックウォーマーなどの機能が無い

・重さ:555g
・サイズ:不明(適応身長183cmまで)
・収納サイズ:φ13×26cm
・ダウン量:不明
・最低使用温度:-25℃
・使用シーン:厳冬期の3,000mクラスの登山や極地遠征時など

晩秋・残雪期用の寝袋を選ぶならどう決めたら良いか

ここでは、春や秋残雪期などに使う寝袋について解説していきますね。

メーカー商品名価格目安重さ収納サイズ保温能力快適温度限界温度リンク
ナンガオーロラライト450DX\45,100865gφ14×30cm760FP0℃-5℃詳細を見る
イスカイスカエアプラス450\51,700840gφ16×32cm800FP0℃-6℃詳細を見る
、モンベルシームレス ダウンハガー800 #2¥42,900703gφ15×30cm800FP0℃-5℃詳細を見る
いずれもレギュラーサイズ

ナンガ:オーロラライト450DX

オーロラライト450DXは、春や秋の高山から残雪期でも使える寝袋です。

オーロラライト350DXとの違いは、ダウン量と寝袋上面はボックス構造で、保温力を高めています。他社との違いは収納サイズで、最もコンパクトにしまうことができます。

コンパクトさは残雪期や初冬は荷物が多くなりがちなのでとても大切です。

価格も手ごろで4色展開、ショート、レギュラー、ロングと豊富なサイズ展開なので、ナンガの中でもおすすめのモデルです。

良い点
悪い点
  • コンパクトに収納できる
  • 上面がボックス構造で保温力が高い
  • カラーやサイズ展開が豊富
  • 865gと重たい
  • 人気で売り切れのことがある

・重さ:865g
・サイズ:84×208cm
・収納サイズ:φ14×30cm
・ダウン量:450g
・最低使用温度:-5℃
・使用シーン:春や秋の高山、初冬や残雪期

イスカ:イスカエアプラス450

イスカのエアプラス450は、800FPのグースダウンを450gとたっぷりと使った、保温力の高いモデルです。

ボックス構造にジッパーから熱が逃げるのを防ぐドラフトチューブ、ショルダーウォーマーなど保温力を高めるための機能も満載です。

収納サイズはやや大きいですが、寒さが苦手な方におすすめです。

良い点
悪い点
  • グースダウンを使った保温力の高さ
  • ショルダーウォーマーなど機能の高さ
  • 撥水生地
  • 収納サイズがやや大きい
  • 価格が高め
  • 1色展開

・重さ:840g
・サイズ:78×213cm
・収納サイズ:φ16×32cm
・ダウン量:450g
・最低使用温度:-6℃
・使用シーン:春や秋の高山、初冬や残雪期

モンベル:シームレス ダウンハガー800 #2

シームレスダウンハガー800 #2は、厳冬期以外ならほぼすべてのシーズンで使うことができる、リーズナブルな寝袋です。

他のモンベルの寝袋と同じく、スーパースパイラルストレッチシステムで、快適な寝心地なのはもちろん、800FPのダウンに隔壁の無い作りで保温力も高くなっています。

価格もリーズナブルで、軽くて比較的コンパクトになるバランスの良いモデルなので、多くの方におすすめです。

良い点
悪い点
  • ストレッチが利くので寝心地が良い
  • 800FPダウンと隔壁の無い作りによる高い保温性
  • 価格がリーズナブル
  • バランスが良いが特徴が無いともいえる
  • 1色展開

・重さ:703g
・サイズ:身長183cmまで対応
・収納サイズ:φ15×30cm
・ダウン量:不明
・最低使用温度:-5℃
・使用シーン:春や秋の高山、初冬や残雪期

冬用の寝袋を選ぶならどう決めたら良いか

メーカー 商品 価格 重さ FP 快適温度 限界温度 ホームページ記載
ナンガ オーロラライト900DX 66000 約1400g 760 -10℃ -19℃ 厳冬期から海外高所登山まで可能な本格派モデル
イスカ エアドライト 860 60500 1330g 750 記載なし -25℃ 厳冬期の国内山岳、ヒマラヤや極地遠征にも。
モンベル ダウンハガー800 EXP 72600 1,460g 800 -13℃ -21℃ 遠征隊などが使う極寒地向けのモデル

比較結果からわかるのは、各社公表している数値で限界温度をどのくらいのダウン量で実現しているかを考えてみると、イスカ エアドライト860が最も軽量で暖かいことがわかります。

ナンガ オーロラライト900DX:1400/19 = 73.68g
イスカ エアドライト860   :1330/25 = 53.02g
モンベル ダウンハガー800 EXP:1460/21 = 69.52g

※数値が小さいほど、少ない重量で暖かさを実現していることになります。

これには価格の考慮が入っていませんが、上記3点の中ではイスカの寝袋が最も安いので、価格面を入れてもイスカの寝袋が優れています。

保温力を重視するならイスカの寝袋を個人的におすすめします。

ヤマノ
ヤマノ

選ぶ基準は厳冬期の登山(-10度以下)でも使用できるスぺックがあるかどうかです

暖房ありなら冬キャンプ(-5度まで)は晩秋・残雪期用の寝袋で十分です。

イスカ:エアドライト860

イスカのエアドライト860は撥水加工された750FPのダウンを使った、保温力の高い厳冬期対応の寝袋です。

ダウンに撥水加工がしてあるので濡れにも強く、羽毛量も860gと多いので厳冬期の高山まで対応した保温力があります。

その他にもフードチューブ、ドラフトチューブ、ショルダーウォーマーなど機能も豊富です。

1,330gと重量も軽いので、本格的に厳冬期登山を行う方など高い保温性を求める方におすすめです。

良い点
悪い点
  • 750FPの撥水ダウンによる高い保温力
  • 保温力をより高める様々な機能性
  • リーズナブルな価格
  • 使う山によってはオーバースペック
  • 1色展開

・重さ:1,330g
・サイズ:84×208cm
・収納サイズ:φ21×37cm
・ダウン量:860g
・最低使用温度:-25℃
・使用シーン:厳冬期の3,000mクラスの登山や極地遠征時など

ナンガ:ナンガ×山渓 オーロラライト900DX

ヤマノ
ヤマノ

ナンガ×ヤマケイモデルを簡単に説明すると
ちょっと重いのと納品に時間がかかる欠点があるけど、
完全受注生産&ネット販売で価格が2万円近く安くすむ寝袋ということです。

ヨメノ
ヨメノ

これだけ安いなら多少の欠点は目をつぶれるかも

すぐに使いたい人だけはおすすめできないから、注意してね

商品名ナンガ×ヤマケイ
オーロラライト900dx
ナンガ
オーロラライト900dx
価格約5万円約7万円
重さ1550g1,400g
カラーブラックのみブラック
ブラウン
レッド
グレー
納品日1か月~3か月即時
サイズ最大長 210×最大肩幅 80cm
(身長178cmまで)
最大長 210×最大肩幅 80cm
(身長178cmまで)
収納サイズ収納サイズ:φ22×34cm直径21×41cm
快適使用温度-10度-10度
タイトル詳細を見る詳細を見る

>>【使用感レビュー】[ナンガ×山渓(ヤマケイ)]評判のオーロラライト900DX 寝袋で-14度の厳冬期で検証

モンベル:シームレスダウンハガー800 EXP

シームレスダウンハガー800 EXPはモンベルの中で最も保温力の高い寝袋の1つです。

モンベルの寝袋ではおなじみの、ストレッチの利いた寝袋でとても快適なのはもちろん、頭の部分を保温するトンネルフードや、ネックバッフル、ドラフトチューブなど保温力を高める機能も充実しています。

収納サイズも比較的コンパクトで、重量も1,364gと軽いので保温力と寝心地の良さのバランスを重視する方におすすめです。

良い点
悪い点
  • スーパースパイラルストレッチによる快適性の高さ
  • 保温力をより高める様々な機能性
  • 価格、コンパクトさ、保温力のバランスに優れている
  • 価格が高い
  • 1色展開

・重さ:1,364g
・サイズ:身長183cmまで対応
・収納サイズ:φ20×40cm
・ダウン量:不明
・最低使用温度:-20℃
・使用シーン:厳冬期の3,000mクラスの登山や極地遠征時など

当然ながらマットも適切に選ばないと快適な睡眠は得られない

ここまで寝袋を紹介してきましたが、寝袋だけでは寒さをしのぎ、快適に睡眠をとることは難しいです。

なぜなら、適切なマットを使わないと地面から熱を奪われ寝袋の保温性を活かすことができないからです。

特にダウンの寝袋は体重のかかる場所はつぶれやすいので、化繊の寝袋よりも地面からの熱伝導には気を付ける必要があるので、エアマットなどR値の高いマットを選ぶことをおすすめします。

まとめ

イスカ、ナンガ、モンベルは寝袋の3大メーカーとも言えますよね。

それぞれメーカーにより特徴があることがわかっていただけたと思います。

みなさんも自分の山行に合ったメーカーや温度域の寝袋を選び、快適な宿泊登山を楽しみましょう!

登山用の寝袋(シュラフ) の選び方やおすすめ製品 これでテント泊もバッチリ

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